英会話のNOVA、赤字に転落へ 教室増加急ぎすぎ (朝日新聞) - goo ニュース
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根本的に、方針に無理があるんじゃないですかねぇ。市場が大きくなって飽和状態になると、それ以上成長するのは難しいわけで。あんまりあわてて大きくすると、それ以降の経営が、成績上げるのが難しくなると思うんですけどね。たとえば、今年がっつり教室増やして前年比110%となったとしても、そこで打ち止めとなるとその次の年は絶対に110%以上の成績は残しにくいわけで。
携帯市場のときも思ったんですが、拡大路線で急成長しても、市場が飽和した後の展望もきちんと考えておかないと、どこかで行き詰ってしまうんですよね。ダイエーなんか多分、それの最たる例だと思いますが。英会話教室などの業界も、頭打ちとなった後、どのようにして萎縮を防ぐか…あるいは緩やかな成長をどのように続けていくか、そろそろ視野にいれておいたほうがいいんじゃないですかね。
全国の約1000カ所で英会話教室を展開する「NOVA」(大阪市)は12日、教室を増やすペースが早すぎ、隣り合う教室で生徒の奪い合いが起きてしまったことなどが原因で、赤字に転落する見通しになったと発表した。「駅前留学」をうたい文句に進めてきた多店舗化を見直し、当面は教室の統廃合に専念する。
06年3月期の連結当期損益はこれまで、2億円の黒字を予想していたが、30億円の赤字に転落する見込み。出店を急ぎすぎたため、近隣の教室間で生徒の取り合いになったほか、教室をしきるマネジャーの質も低下した。このため、05年は教室が増えたのに、12カ月連続で売上高が前年同月の実績を割り込んでしまったという。
同社は方針を転換し、23カ所の教室の統廃合を検討。2億円を特別損失として計上した。
同社は81年に1号教室を大阪・心斎橋に出店。全国1000カ所突破を目標に掲げ、04年10月から1年余りで約300店増やすなど急ピッチで教室の新規開設を続けた。 →情報源
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根本的に、方針に無理があるんじゃないですかねぇ。市場が大きくなって飽和状態になると、それ以上成長するのは難しいわけで。あんまりあわてて大きくすると、それ以降の経営が、成績上げるのが難しくなると思うんですけどね。たとえば、今年がっつり教室増やして前年比110%となったとしても、そこで打ち止めとなるとその次の年は絶対に110%以上の成績は残しにくいわけで。
携帯市場のときも思ったんですが、拡大路線で急成長しても、市場が飽和した後の展望もきちんと考えておかないと、どこかで行き詰ってしまうんですよね。ダイエーなんか多分、それの最たる例だと思いますが。英会話教室などの業界も、頭打ちとなった後、どのようにして萎縮を防ぐか…あるいは緩やかな成長をどのように続けていくか、そろそろ視野にいれておいたほうがいいんじゃないですかね。