インヴィクタス－INVICTUS

インヴィクタスが今日、金曜日(映画の封切りはいつも金曜。金曜が祭日の場合は木曜の時もある)封切された。これは、1995年のラグビーワールドカップ優勝のドラマを描いたもので、監督クリント・イーストウッド、モーガン・フリーマンがネルソン・マンデラ、マット・デイモンがチームのキャプテン、ピエナを演じる。



アパルトヘイト時は世界から疎外されラグビー、クリケットなどの国際舞台に参加させてもらえなかった。そして、アパルトヘイト崩壊後、民主化されネルソンマンデラ氏が大統領となり、翌年、南アフリカのラグビーがワールドカップ出場しいきなり優勝。

ヨハネスブルグのエリスパークで南アフリカのジャージを着たマンデラ氏とピエナ氏がトロフィーを高々に掲げるシーンは南アフリカの歴史となっている。国が本当にひとつになった時である。

前評判はかなりいい。マットデイモンは南アフリカ英語のアクセントをかなりよくだしている。アクセントの指導をしたのは、ブラックダイアモンドでレオナード・ディアプリオを指導した人と同じ。それ以上に、モーガンフリーマンのマンデラ役が見事にはまってダブって見えるほどと好評である。

このラグビー優勝のとき、当然僕はまだケープタウンにいなかったが、本当に劇的だったらしい。それもそうだろう。アパルトヘイトで批難轟々でやっと不屈のネルソンマンデラが大統領となり、世界の舞台に出るやいきなり優勝。

世界的にヒットするようなポップコーン的映画ではないが南アフリカ人の思い入れは並みじゃなく、映画はその期待を裏切らないようである。クリント・イーストウッド監督でいい映画ができないはずはない。モーガンフリーマンもこの映画が現実化するのを待ち望んでいたという。

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