ジルとうなぎの 風に吹かれて気ままにキャンプ

キャンピングカーと趣味について気ままな生活のブログです。

コントロールリレーにスパークキラーを入れたぞ

2020-04-02 |  サブバッテリー

今日はあまり一般的ではない小難しい話。

ボクが使っているLiFePO4を使うときに必要なくらいなので、読み飛ばしてもらうほうがいいかも知れない。

これはジルの電圧コントローラーのリレー。

前回、接点が溶着して流れる電流で発熱焼損した

リン酸鉄リチウムバッテリーをソーラーパネルで充電するときに、LiFePO4が所定の電圧になったときに電圧コントローラーが感知してソーラーパネルをカットする。

そのカットの役目をするのにLY4というパワーリレーを使っている。

ソーラーパネルが最も発電するときは電圧が約100Vで7A程度の電流が流れる。

その時にリレーをON OFFするときが最もHOTな状態となる。

 

 

ソーラーパネルは710Wの容量。

 

 

LiFePO4 400Ah × 2セットを充電する。

 

 

リレーが溶着した原因は、直流で電圧が100Vあって電流値も高いだけでなく、パワーリレーの接点がチャタリング(可動接点などが接触状態になる際に、微細な非常に速い機械的振動を起こす現象のこと。)を起こすことだと推測される。

今回その挙動を見るのに使うのが、このオシロスコープ。

古いヤツだが、使いなれたもの。

デジタルオシロくらい使えよと言われそうな気がするね。

これでリレーのチャタリングを見るが、つなげば見えるものではないので少し細工をする。

エレキー(無線で使う道具)で短点を発生してリレーを高速で連続的にON OFFさせる。

オシロスコープと同期をとればチャッタリングの様子を電気的に見ることが出来る。

 

 

高速でリレーを動かす。

一目盛りが8msecくらいだから、リレーが閉じている時間は16msecくらい。

これではチャタリングの様子がよく分からない。

 

 

時間軸を拡大して一目盛りを2msecにすると、チャタリングしているのが分かる。

リレー接点がつながるときに6~7回振動しているようだ。

交流の場合はこの短い間に位相が変わるので問題ないが、直流はもろに電圧と電流が流れる。

 

 

リレーが切れるときはチャタリングは無い。(波形の右端にギザギザが無い。)

でもNC接点を使う場合はチャタリングが発生すると思う。

 

 

リレー接点に負担を掛けないようにするのは、高速でチャタリングしているときにソーラーからの電圧が急激にかからないようにすればいい。

ネットで調べて スパークキラーのCR-50500を購入。

これはコンデンサーと抵抗を直列につないだものなので作ってもいい。

他にも方法は考えられるが、一般的なものからテストしてみよう。

 

 

早々にジルのリレーに取付けて、何度も開閉テストしたが問題は無さそう。

 

 

実際にDC 100V 7A程度の電流を流してテストするのが一番いいが、手元にそんな電源も無いのでそのまま取付けた。

実機での耐久テストだ。しばらくこれを使ってみよう。 

 

快適化やトラブル事例はこちらに沢山あります。

 

   お願い。
ランキングに参加していますのでこのアイコンをクリックして応援、お願いします。

  にほんブログ村
 人気ブログランキング

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする