普通の日々

ごく普通の日々の事

「ヤミ専従」問題

2005-05-10 20:56:49 | ニュース関連
労組幹部、ヤミ専従6年 大阪市、給与の大半支給 (朝日新聞)
【大阪市の労働組合幹部が、市役所内で勤務しているように装って自治労大阪府本部に「出勤」していたことが27日、明らかになった。約6年前から続けており、この間の給与の大半は市が負担していた。大阪市では以前から、市に届けを出さずに市から給与を得ながら労働組合活動をする「ヤミ専従」が数百人規模でいると指摘されてきたが、市は十分な調査をしてこなかった。市は労組幹部の勤務実態について全庁調査を実施する方針を決めた】2005年04月27日
「遊んでたわけじゃない」幹部弁明--助役は「当局が黙認」 (毎日新聞)
【しかし弁明も。「社会通念上通用するのかと言われれば、反論できない。しかし『ヤミ専従』と言うが、決して遊んでいたわけではない」。また、「自分の給料だけ考えれば、本来の職場の方が高い。市民や組合員のために活動してきた」と話した。
 ある市労連幹部は「規定通りにやっていたら組合活動なんて、とてもやれない。組合活動のため数カ月間休みがとれない時もある」という】2005年4月28日大阪朝刊

労組幹部を便宜配置 日常業務ない「待機」に (毎日新聞)
【大阪市環境事業局のごみ収集場「東北環境事業センター」(大阪市東淀川区)が、職場の労働組合班長を6年以上にわたって本来の収集車の運転手業務から外し、日常の仕事がほとんどない「待機業務」に就かせていたことが6日、分かった。事故など緊急時だけ応援出動する車両の担当で、勤務時間内に組合活動にも携わっていた。センターは「慣例でやっていた」と組合活動のための便宜配置を認めている。環境事業局は「好ましくない」と調査を始めた】
【センターの萩原宏明所長は「日常業務がないのは事実だが、職場に出ておりヤミ専従ではない。事故時の人繰りなど労使協議が急に必要になる事態に備え配置してきた」と釈明、班長は「組合活動とセンター業務との区別は、現場では難しい面がある」と話している】2005年5月7日大阪朝刊

 日曜日に放送されたTBS・報道特集を見た方がブログで大阪市職員を羨んでいた。私は番組を見ていないので何とも言えないが、放送された「ヤミ専従」というのはかなり楽して儲かる立場らしい。毎日新聞の抜粋に書いてある「ヤミ専従」とやっている事の内容が違うのだがこちらは誰かのコメント、向こうは追跡取材した放送ではその説得力に大きな差があるだろう。
 でも彼らはそれを認めない。取材した事実をつきつけても職場ぐるみでのらりくらりと追及をかわそうとするらしい。もうねぇ、どうしようもない。大阪市職員厚遇問題が大きくなったので改善する所は改善したようだが、根本的な所では市も市労連も何も見直すつもりは無いのだろう。たぶん市民からの批判が強くなってきたので、ここまでは改善するけどここから先は手をつけないという形で市と市労連が手打ちをしたんじゃないのかな。

 マスコミよ、JR西日本バッシングもそろそろ飽きてきた頃だろう。どうかな、すぐ近くに大阪市役所・市労連という新たな獲物がいるんだが相手にしてみないか?「ヤミ専従」をはっきりと白日の下に晒せば好きなだけバッシングが出来るぞ。

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