普通の日々

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変遷する説明をどう受け止めた?

2010-08-08 23:08:23 | ニュース関連
【衝撃事件の核心】真夏の怪談“111歳”ミイラ男性放置…「パワーと年金」にすがった家族の異様 (産経新聞)
【民生委員の女性(73)は平成5年に初めて加藤さん方を訪問して以来、一度も会えないことから1月、区に相談を寄せた。
 区などが面会を求めた際に家族から返ってきたのは次のような言葉だった。
 「生きているが、他人には会いたくないと言っている」(平成20、21年)
 「祖父は5年ほど前から面倒を見切れなくなり、岐阜の施設に預けている」(今年2月4日)
 「田舎の住所は長くてすぐに教えられない」(同)
 「家の中で寝ている」(2月中旬)
 「岐阜県の寺で説法をしている。弟の所に身を寄せている」(6月)
 家族は次々と説明を変遷させて、面会を拒否し続けた。区は立ち入り調査も検討したが、家族が生きていると説明する以上、「現状では困難」と結論付け、5月には千住署に協力を要請した】

 上記抜粋文はこの記事の2ページ目に載っているんですが、男性の状況に関する説明がこれだけ変遷しているという事を区はどう受け止めていたんでしょう?
 だって、今年の2月には5年程前に施設に預けたと説明しているが、1・2年前には『他人には会いたくない』という説明をしている。5年程前に預けたのが本当なら、1・2年前の調査にもそう答えれば良いじゃないですか?でも、そうはしていない。それどころか同じ2月中旬には『家の中で寝ている』と説明している。
 こんなに説明が変遷する連中が『生きていると説明』しても信用なんか出来ないし、その説明の変遷を立ち入り調査の理由に出来たという気もするんですけどね。というか、立ち入り調査を検討した事が本当にあるのだろうか?

【渋谷区の担当者は「人も金も限られている中では、区民を信じて性善説に立つしかない」と嘆く。高齢者全員に会いに行き安否を確かめるのは「机上の空論だ」と手厳しい】
 で、この抜粋文は記事の5ページ目に載っているんですが、残念ながら現代は『区民を信じて』というのが難しい時代でしょ?それを感じさせる事例は日本中にゴロゴロ転がっている。となればその『机上の空論』に挑戦するしかないでしょう。
 勿論、区だけで対応出来るものではない。政府の協力も相当必要になってくる訳ですが、今後の為にも出来るだけ急いで安否情報を得ておいた方が良いと思いますがね。

【大阪2児遺棄】「なぜ防げぬ」母たちの怒りの声相次ぐ (産経新聞)
【また、《元夫や親、親族は、正社員の職もない23歳の母親が一番手のかかる幼児2人を1人で育てられるはずもない、とどうして手を差し伸べなかったのか》(2歳児を持つシンガポール在住の女性)《今回のママの状況で、身近な人たちは子供がまともに育つと考えたのでしょうか。どうして母子3人の生活を認めたのか。事件は、家族や親類などの関係の希薄さが引き金になったのでは》(2歳7カ月の娘と1歳半の息子がいる39歳主婦)と、若い母親に対する周囲のケアを問題視する声も多い】
 この抜粋文を見て思い出したのが下の記事。
2児遺棄、幸せママ離婚で激変…奔放な「女」に(読売新聞) - goo ニュース
【順調に見えた生活は、わずか2年半で終わった。育児を夫や義父母に任せて飲み歩くこともあり、自身の交友関係が原因で昨年5月に離婚。2人を引き取り、名古屋市内のキャバクラ店で働き始めた。この頃すでに大阪市のホストクラブにたびたび姿を見せるようになった。店では安い酒を注文し、大騒ぎしていたという】
 この『育児を夫や義父母に任せて飲み歩くこともあり』という部分に、今回の育児放棄の兆候と思えるものを感じる訳です。離婚に至る一連の過程を知っている連中、特に元夫は容疑者の育児に不安は無かったのだろうか?この記事を読む限りでは定期的に子供達の状況を確認する必要がありそうなんですが・・・・。


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