ひとりぼっちの美術館(笑える美術館)

手作りアートやドイツ通信など載せてます。

今回の呼び物は???

2020年12月15日 | 美術館

                      2020年 12月 15日

   「KA・KE・RU SEVEN」と言う意味は 展覧会出展者が7人と言う事です。

その中で なんと言っても話題集中したのは 黒一点の私の弟でした。

 そもそも 弟が絵を描いていた?全然知りませんでした。

まして 想像力逞しいコラージュだの・・・・思いもよらない事で。

 ただ ある時 弟が院長を務めるクリニックを訪ねた時 待合室の壁に立て掛けて

あったのがこれ!

 

ついで これ!

 

 これはコラージュですが なんと!座薬の入っていたカプセルを使っているのです。

外科医だった父が 晩年は大腸・肛門科の専門医になった様に 弟も今はそうなっています。

連日 何人もの患者さんに使用する座薬のカラ容器が 余りに多いので 捨てるには

忍びない!何かに利用することは出来ないか?が始まり。

まさか M・モンローになるとは!?

やり始めると面白くて 絵も ペンキだの ニスだの使って 好き勝手に描いて

いった・・・そうです。

 私も弟も 正式に絵を学んだ事はありませんが、弟が高校生 私が大学生の頃

経験した事がルーツなのかな?と思います。

そのころは 父の病院は40床の小さな外科の病院でした。

外科の患者さんは 手術直後は大変ですが 痛みが取れころになると 松葉杖を付い

たりして 院内を ウロウロ。

そんな時 私たち兄弟は 空き室になった部屋で 当時は木製ベッドだったので

剥げたり 痛んだりした箇所を 黙々と 何度もペンキを塗っていました。

それを じっと見ていた患者さんたちが 「やっぱ、プロは違うなぁ!」って。

思わずニヤ〜とした私達は 次の一瞬には ペンキ屋の顔をして 黙々と作業を続けました。

集中してる時の心地良さと 徐々に 綺麗になっていくベッドが誇らしく 心が満た

されて行く時間でした。

 きっと弟は 今は 激務の合間に 黙々と作品を作って 様々なストレスを解消

しているのでは?と思います。

 

 

 

 

 今回 偶然通りかかって ギャラリーに来られた方が 「え?これが座薬が入って

いた容器? こんなにたくさん 何回も 入れられて お辛かったでしょう?!」っ

いたく同情された時は 「参った!」って。

 

                      butterrice

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« KA・KE・RU SEVEN | トップ | とんだ、忘れ物 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

美術館」カテゴリの最新記事