ひとりぼっちの美術館(笑える美術館)

手作りアートやドイツ通信など載せてます。

ドイツ通信No.107

2010年03月05日 | ドイツ通信
ドイツ通信No.107

2010年 3月 5日

 

本当にこの冬は何回も雪が降り積もり 風がきつく ウンザリのドイツも 

   やや明るく暖かくなって  そろそろイースターは・・・の話題がのぼる頃 

   明日はまた雪予報でトホホ!

  でもこうして少しずつ 本物の春が来るのですね。

 
  本日は そうした早春を飾るにふさわしい 当美術館が独断と偏見に満ち満ちた

  イベントを おおくりしたいと思います。

  私はヨガ講師として 思う存分働き 合間に薬剤師もと、十二分に充実していた

  若い日々。それでもなお やっぱりこれもやってみたい!とインテリア・コーディネーター

  養成所に通った時期がありました。

  「お前はよっぽど エネルギー余っとるんだねぇ・・」・・その頃の父の言葉。

   時代は時の通産省が インテリア・コーディネーターを国家資格とすると

  発表し 町田ひろこインテリアスクールがその先鋒を切っていました。

  もともと家の中の物すべてに興味があり これもやってみるべ!と

  全然考えることなく 京都の工務店直轄の養成所へ。

  平面図 鳥瞰図 コラージュボードによるプレゼンテーション・・・。

  勉強が進んでいくうちに うすうす・・・・・でもある時 社長に言われました。

  「君は コーディネーターにむいとらん。デザイナーの方がええ!」

   やっぱりぃ!

   「君のじゃなく 客の想いを実現させるのが コーディネーター。だいたい、君の

   描く図面は 線がまっすぐやない。どっか漫画チックや。作品としては面白いけど

   ボードを売るのが目的じゃないからな」

   当たってるかも。

   でもちゃんとT-定規使って 慎重に書いてる線のどこが歪んでるって言うの?

   隣の生徒の図面見ても 同じ線に見えるけど・・・。

   まあ 色々面食らう事にも出くわし それぞれに個性的な友人も出来 やっぱり

   行って良かった!と思えるスクールでした。
 
   と言うわけで コーディネーター落ちこぼれの私が 絶対の自信を持ってお届けする

    題して

「ミラノ・インテリア・イケテナイ編」と 「ミラノ・インテリア・憧れ編」

 をどうぞ!

  まずは 「イケテナイ編」から 張り切って、 ど~ぞ!

 

 このダイニングには 味噌汁&おしんこは 似合わないよねぇ。
 魚の干物なんか 浮きまくり。
 第一 大理石のテーブル・・・・日本じゃ床が抜けるよ
 華麗なる一族の 寂しい食卓?
 

 

 電気代どんだけぇ?その割に暗いわぁ!



 
 絶対 手抜いたでしょ?!
これじゃあ クリスタルが すたるわ。




 どちらも まぁ趣味の問題だけどさ・・・・。落ちこぼれに言われたくないって聞こえてきそう。




 なんだって?これがシャワーかい?



おお!寝室
ここでの夢は つかの間の逢瀬をむさぼる男と女 もしくは 男と男が見るもの。
 女と女はあり得ない。



古き良き時代の女優の寝室
ブランデー 睡眠薬 シルクのガウン 華奢なスリッパ 吸いかけのタバコ うつろな瞳の女が 朝まで うつうつと・・・。



こちらは その女優の付き人の寝室
いつか私も!って夢見る




このスーツケースはいいかも。
でも しっかと抱き合った男女が どっかと足の上に落っこちてくる・・・・の予感。



なんで この二つのどこがイケテナイかって?
完璧過ぎ!
これじゃあダメ!もっとスキがなきゃ!
自分流にコーディネート出来る余地がないじゃん!
遊べなくて つまんないよ!



  憧れ編は次回に!

                          butterrice
コメント (2)
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