ドイツ通信No.72
(エーカーゲー(EKG)な日々)
2007年9月27日
関西は まだ 30℃以上の日々?
エスリンゲンは もはや 冬の日々。
そして私は エーカーゲーな日々。
EKG(ドイツ語でエーカーゲーと発音する)
Elektrokardiogramm つまり 心電図
9月に なって しばらくして なんだか 胸躍る日々。
恋して 胸高鳴るんじゃなく パックン!って・・・脈飛んだかぁ?
これって 不整脈?
私の先祖 親戚 大方 心臓が原因で 亡くなってる。
もち、他にも ガン 自殺・・・・選り取りみどりだい!
高3の1月 受験開始の頃 父が ゴルフ場で 心筋梗塞で 倒れた。
(今思えば 厳寒のそんな時 ゴルフなんかするな!)
「次 発作が起きれば 命の保障は 出来ません」
「一番年長の貴女にだけ 言っておきます。
お母さんを 支えてあげてくださいね」
(なら 私は ダレが支えてくれるん?)チラ~っと かすめながら
薄暗い部屋で 主治医の話を 聞いていた。
その後 父は 養生に努め 一病息災の見本に。
87歳の今も 現役の医師。 怪物君!
若かった主治医は とっくに 逝ってしまったけれど。
所詮 人間は 死亡率100%の生き物。
で、心臓病で 死ぬのは 悪くないって思うけど 娘が 結婚して
ひとりめの子供生む時までは 生きていてやりたいって思うよ。
(しかし、娘よ、遅い! 順番は どうでも はよ~生まんか!)
以前の主治医なら 「緊急です!」って言わないと 予約は2週間先。
だから ぐずぐず 見送ってたと思うけど 歯医者に
紹介してもらった 新主治医 「いつでも 貴女の来たい時に
ど~ぞ!」って。
ここでも 他の人は みんな予約してから 来てるみたいなのに。
歯医者の威光? それとも あのおじいちゃん先生 私の魅力に?
だから 思いついて 行って「心臓が・・・」って 言ってみた。
「おお!じゃあ エーカーゲーの検査・・・・血液検査・・・ホルダー
検査・・・・色々 やってみましょう!」って 真っ白の白衣が
眩しい!
まず 心電図・・・・ 異常無し。
超音波心電図 まあ!まるでメトロの騒音じゃん!私の心音。
これもセーフ!
お次は ホルダー検査 (24時間 心電図)
一夜明けて 心電図計に 被れたみたい。
また 翌日 主治医のところに行って 24時間 ぶら下げてた心電図 を外す。
こんな事でも 達成感あるぞ。
最後に エルゴメーター
自転車こぎ。
「ショーツだけに なってくださいね」
「靴は 履いてください」えぇ~!まさか!既に冬のエスリンゲンで
私は ロング・ブーツ。
かくて 「ショーツ&ロング・ブーツ(色は共に黒)」
だけ身にまとった私は 車上の人に。
「このペダルをこいで!」
う~~~~ん!
「どうしました? あれ?足が足りない?ふふふ!
じゃあ 椅子を 下げましょう」
普通の自転車じゃなく 背中は 45℃に 傾いてほぼ仰向け。
手には 心拍血圧計。
壁一面には 大きな鏡。
女王さまとお言い!姿の 私が ムチならぬ血圧計に 縛られて
苦悶の表情。
おまけに 目の前のパソコンに 自分の 心電図 血圧 脈拍が
表示される。
「今 35の数字が 出ていますね。この数字が
いつも55~65になるように 漕いでくださいね」
言い残して 看護師さんは 退出。
その直後 何の前触れもなく ペダルが 重く。
でも 普通じゃないぜ、この重さ。
脈拍 血圧 一気に上昇。
眼一杯 働いてるなぁ、私の心臓チャン。
かと思ったら 急に軽くなるペダル。
お腹空いたぁ~!
そこへ 若くハンサムなドクターが。
(そこには もうひとり “頃合い”のドクターもいるんすよ!)
「大丈夫? 胸が痛いなんて無い?」って ハンサム先生。
えぇ~!ここに 来ないで欲しかったなぁ!
い~え! 恥ずかしいだけです。
先生 ウィンクしながら「もう少しだからね。」と言いつつ
私の 肩をさするの。
止めて!ほら!心拍 血圧一気に上昇したじゃん!
火照った検査 終了 これも異常なし。
後日 総ての検査結果を聞きに。
老先生 「血液検査も 異常ありませんよ。
貴女の心臓は 凄く健康です!
多分 ストレスでしょう」
先生 言わなかったけど 老年期になった証拠だよね。
どんなストレスにも こんな反応したことは
今まで 無かったもの。
確かに 8月は 主人が 殆ど居ず 友人達も 夏休みで
グチを 聞いてもらう相手が 居なかった。
ヨガやっても 絵描いても なんだか 集中力がなくなってる って気付いてた。
今までと違う・・・中身も見た目も 変わってしまう・・・・。
これらを 受け入れるってことが・・・ 抵抗しつつ やがて受け入れる
ってことが 年を取るってことなんだね。
でも だからこそ やりたいこと 見たいこと 行きたいこと
食べたい物・・・惜しみなく・・・・。
butterrice
(エーカーゲー(EKG)な日々)
2007年9月27日
関西は まだ 30℃以上の日々?
エスリンゲンは もはや 冬の日々。
そして私は エーカーゲーな日々。
EKG(ドイツ語でエーカーゲーと発音する)
Elektrokardiogramm つまり 心電図
9月に なって しばらくして なんだか 胸躍る日々。
恋して 胸高鳴るんじゃなく パックン!って・・・脈飛んだかぁ?
これって 不整脈?
私の先祖 親戚 大方 心臓が原因で 亡くなってる。
もち、他にも ガン 自殺・・・・選り取りみどりだい!
高3の1月 受験開始の頃 父が ゴルフ場で 心筋梗塞で 倒れた。
(今思えば 厳寒のそんな時 ゴルフなんかするな!)
「次 発作が起きれば 命の保障は 出来ません」
「一番年長の貴女にだけ 言っておきます。
お母さんを 支えてあげてくださいね」
(なら 私は ダレが支えてくれるん?)チラ~っと かすめながら
薄暗い部屋で 主治医の話を 聞いていた。
その後 父は 養生に努め 一病息災の見本に。
87歳の今も 現役の医師。 怪物君!
若かった主治医は とっくに 逝ってしまったけれど。
所詮 人間は 死亡率100%の生き物。
で、心臓病で 死ぬのは 悪くないって思うけど 娘が 結婚して
ひとりめの子供生む時までは 生きていてやりたいって思うよ。
(しかし、娘よ、遅い! 順番は どうでも はよ~生まんか!)
以前の主治医なら 「緊急です!」って言わないと 予約は2週間先。
だから ぐずぐず 見送ってたと思うけど 歯医者に
紹介してもらった 新主治医 「いつでも 貴女の来たい時に
ど~ぞ!」って。
ここでも 他の人は みんな予約してから 来てるみたいなのに。
歯医者の威光? それとも あのおじいちゃん先生 私の魅力に?
だから 思いついて 行って「心臓が・・・」って 言ってみた。
「おお!じゃあ エーカーゲーの検査・・・・血液検査・・・ホルダー
検査・・・・色々 やってみましょう!」って 真っ白の白衣が
眩しい!
まず 心電図・・・・ 異常無し。
超音波心電図 まあ!まるでメトロの騒音じゃん!私の心音。
これもセーフ!
お次は ホルダー検査 (24時間 心電図)
一夜明けて 心電図計に 被れたみたい。
また 翌日 主治医のところに行って 24時間 ぶら下げてた心電図 を外す。
こんな事でも 達成感あるぞ。
最後に エルゴメーター
自転車こぎ。
「ショーツだけに なってくださいね」
「靴は 履いてください」えぇ~!まさか!既に冬のエスリンゲンで
私は ロング・ブーツ。
かくて 「ショーツ&ロング・ブーツ(色は共に黒)」
だけ身にまとった私は 車上の人に。
「このペダルをこいで!」
う~~~~ん!
「どうしました? あれ?足が足りない?ふふふ!
じゃあ 椅子を 下げましょう」
普通の自転車じゃなく 背中は 45℃に 傾いてほぼ仰向け。
手には 心拍血圧計。
壁一面には 大きな鏡。
女王さまとお言い!姿の 私が ムチならぬ血圧計に 縛られて
苦悶の表情。
おまけに 目の前のパソコンに 自分の 心電図 血圧 脈拍が
表示される。
「今 35の数字が 出ていますね。この数字が
いつも55~65になるように 漕いでくださいね」
言い残して 看護師さんは 退出。
その直後 何の前触れもなく ペダルが 重く。
でも 普通じゃないぜ、この重さ。
脈拍 血圧 一気に上昇。
眼一杯 働いてるなぁ、私の心臓チャン。
かと思ったら 急に軽くなるペダル。
お腹空いたぁ~!
そこへ 若くハンサムなドクターが。
(そこには もうひとり “頃合い”のドクターもいるんすよ!)
「大丈夫? 胸が痛いなんて無い?」って ハンサム先生。
えぇ~!ここに 来ないで欲しかったなぁ!
い~え! 恥ずかしいだけです。
先生 ウィンクしながら「もう少しだからね。」と言いつつ
私の 肩をさするの。
止めて!ほら!心拍 血圧一気に上昇したじゃん!
火照った検査 終了 これも異常なし。
後日 総ての検査結果を聞きに。
老先生 「血液検査も 異常ありませんよ。
貴女の心臓は 凄く健康です!
多分 ストレスでしょう」
先生 言わなかったけど 老年期になった証拠だよね。
どんなストレスにも こんな反応したことは
今まで 無かったもの。
確かに 8月は 主人が 殆ど居ず 友人達も 夏休みで
グチを 聞いてもらう相手が 居なかった。
ヨガやっても 絵描いても なんだか 集中力がなくなってる って気付いてた。
今までと違う・・・中身も見た目も 変わってしまう・・・・。
これらを 受け入れるってことが・・・ 抵抗しつつ やがて受け入れる
ってことが 年を取るってことなんだね。
でも だからこそ やりたいこと 見たいこと 行きたいこと
食べたい物・・・惜しみなく・・・・。
butterrice