ひとりぼっちの美術館(笑える美術館)

手作りアートやドイツ通信など載せてます。

軽~~~~いランチ

2008年05月28日 | 私のお気に入り
  今の季節 ドイツは白アスパラが旬

 「ドイツって 季節感を感じさせる食物が少ないわねぇ~!」って ドイツ人に言ってみてごらん。
彼等 むきになって 「オラっちには ヴァイススパーゲル(Weissspargel)があるもんね!!!」って言うよ。

 確かに 白アスパラガスといえば 缶詰のしか 知らなかった私には へぇ~!って”多少”の驚きはあったけど、それも味って言うより 取れたての白アスパラって こんなにぶっといの?って感心した程度。
味に関しては グリンアスパラの方が 絶対上!

 と、まあ 前置きは これくらいにして 本日 リストランテ・butterriceが
お勧めする ”軽~~~い”ランチは???

 まず アペロール・ソーダ(カンパリソーダより アルコール少な目)などで ほんのり 食欲を刺激したのち、
   
 前菜は「ブルスケッティ」

すっごく新鮮なトマト バジル 生ニンニクをパンにのせ オリーヴオイルをかけただけなのに・・・なんて おいしい~~~!!!
いいんですよ、構いませんとも、手づかみで。
所詮 ナイフとフォークで 器用に切り分けて 一片のトマトも こぼすことなく
たいらげる芸当は お箸の国の人間には 無理な話でございますから。


もうひとつ前菜
えっ?今日は ”軽め”じゃなかったっけかって?
モチロンでございますよ!
でも、これは 絶対、絶対 外せませんもんですから・・・・。
お試しになれば 私共の気持ちは きっと お判りいただけるはず。
で、「牛肉のカルパッチョ 黒トリュフ添え」

ああ!この黒トリュフの香り
思わず お鼻がヒクヒク・・・(失礼!)
世界3大珍味と言われる資格 十分で ございますよねぇ。
エッ?! 細切リ海苔じゃございませんことよ!!!
薄~くスライスされた パルメザンチーズとの絶妙なコンビネーション。
じっくり お楽しみくださいませ!

 
 さあ 次は 以下の2品から お選びくださいませ。

1.「スパゲティー・ポモドーロ」


新鮮なトマトから作ったソース ニンニク バジルに ピリ辛のパプリカがほんのりのアルデンテパスタ。
お好みで パルメザンチーズを ふりかけて。

2.「スパゲティー・ボンゴレ」

 
全く 大きな人が住む国のものって アサリまで ビッグなんでございますねぇ。
こうなると ハマグリって どんなんでしょうか?

 いかがでございましたか?
期待と不安のうちに 始まった今日のランチ これにて終了で ございます。
軽めで ございましたでしょう?

 初夏のヨーロッパの街角
 皆様にとっても 気持ちの良い テラスで 眼に優しい緑 心地よい風を感じながら頂く 至福のひとときで ありますように!

これくらいなら 午後の活動にも 差し支えないと存じます。

い~えなに、私は おやつに ケバヴ(トルコ風ハンバーグ)でも補給いたしますゆえ、ご心配には 及びません。

         butterrice
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ドイツ通信No.83

2008年05月21日 | ドイツ通信
ドイツ通信 No.83
   2008 年5 月20日

   先週、先々週と 「快晴とは こういうのを言う」お手本の天気だった。
 白樺花粉はモチロン あらゆる花粉が ブンブン ジャンジャン飛んでるのに
どうなっても構うものか!の 心意気で 出歩いていた私。

Esslingen でStuttgrtで 思わぬ事に遭遇した。
 中身は 大体同じ。
ドイツ人の女性(2回とも)が まっすぐ 私に近づいて来て
「大丈夫?貴女のお家は?家族は?」って 聞くの。
ハァ~?
でも 相手の顔は 真剣。
「ドイツ語喋りますか? 残念ながら 私は 中国語出来ないんですが・・・・」って。
(そうなんだ! 彼女達 私を中国人と 思い このたびの四川大地震のこと 心配してるんだ!)
私は 日本人なんです。
すると
なぁ~んだ!の顔貼り付けて 「じゃあねぇ!」って 行っちゃった。

しかし この道は~いつか 来た道~ ああ!そうだよぉ~~~~
スマトラ沖大地震で 津波による凄まじい被害が出た時。
とてつもない被害が明らかになって 地球上の誰もが 震えたクリスマスが終わり
新年1月11日の晩にも 私は 同じ体験をしていた。

 11日 スーパーで [SHIITAKE]と書かれたきのこを発見。
えぇ~!? これ、椎茸なん?
大体 ここで椎茸なんて ほとんどお目にかかれない。
大きすぎるし 色も薄すぎない?
私の知ってる椎茸とは 大分違うような・・・・。
でも こっちの人間が 色白でデカイのと同じで これも?
もう一回、絶対 [SHI I TA KE]だよね。
と確認して 16個買いました。
嬉しい~!
今夜のメニューは 椎茸のひき肉詰め。
主人は 9時半ごろ帰宅なので 私一人で いつも7時には 夕食タイム。
おひさしぶりぃ~!
って 8個食べました。
1個目から なんだか  喉がイガライ。
気にせず 完食。
ますます 喉が変。耳の奥もかゆい。
喉と耳が繋がってるのが 判るわい、このイガイガ感。
この時点でも 私は まだ 椎茸との関係に思い至らず。

やがて 主人に ゴキゲンで 本日のご馳走を薦め、主人も 美味しい!美味しい!と完食。

なんか、痒いんだけど・・・
主人が 「あれ?これって蕁麻疹じゃないかい?」
でも ドイツの家って 暗いのよ。
天井灯なんかなくて スタンドの許で 顔寄せ合っても ほんのり頬染めた私がいるだけ。
こんな時になんだけど 良いムード。。。。。
で、そのまま 就寝。
でも 本格的に 痒くなって もうイケマセン!
背中見た主人が 「ギャァ~!地図が盛り上がってるゾ!」
即、救急車。
運ばれた病院で ドクターが 「こりゃあ酷い!息苦しいことは無い?点滴をします!」
チョイ待ち!何を点滴するんですか? ステロイド?私は 薬剤師なので 説明してくだされば 判ります。
すると ドクターが 丁寧に説明してくれた。
納得して 点滴開始。
「もしこれで 明日の朝に 蕁麻疹が消えていれば やはり アレルギーでしょう。
SHIITAKE?なに、それ。きのこ?ああ!きのこは 危ないのがあるからねぇ」
そのまま 病室へ。
で、テレビのERと同じように 45度起したベッドに 割烹着の患者服(これが ナント、全裸で着るの)姿で 点滴を受けた。
長い時間・・・・スースーするわ・・・
夜中 点滴の針や 速度確認のため 当直の看護師さんが 来てくれる。
二人目の看護師さん
「家は大丈夫?」
え?家は大丈夫よ。
「貴女のご主人は?」
主人も大丈夫.
「ご主人はドイツ人?」
いいえ。
「親戚は大丈夫?」
??? 私だけ。
(なんか どっか 違う感じ)
「プーケット島って 綺麗な場所だったんでしょ?ああ!恐ろしい!」
(え?ひょっとして)
私 日本人なんです。
「あら?タイ人じゃないの?・・・ハハハ!」

 ねっ!
同じ体験。

 でも 皆 良い人たち。
街で見かけた外国人に 思わず 心配から声掛けるなんて 日本人には 出来ないもん。
日本人は 確かにシャイだからだけど・・・・。
根っこのところに キリスト教精神があるのかなぁ。

 ところで 一夜明けた朝8時
回診に来た教授 私のお腹や背中見て「なんでここにいるんだ?何もないじゃないか!」って 若いドクターに文句言ってるの。
で、即退院。
「折角 用意したんだから 朝食食べてから 帰りなさい」と 看護師。
(まずそぉ~!又 なんか 出そう)
ありがとう!でも 主人が もう迎えに来るので。

 それ以来 椎茸怖い!今は白樺怖い!
怖いもん無しのはずが 色々 出てくるもんですなぁ。

           butterrice







 




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飛ぶがごとく!!!

2008年05月13日 | 日記
 今日5月12日は祝日

このところ3週間位 雲ひとつ無い快晴が続いている。
こんなんいつまで続くやら・・・・って 人々は ジャンジャンお日様と戯れる。
その際 受けるであろう紫外線の量は 乾燥がきつい分 日本より 断然多いのに。
白人の方が 皮膚がんになりやすいのに。
日本の紫外線対策 見たら 聞いたら なんのこっちゃ?って言うに 違いない。
我を忘れて 彼等と一緒になって お日様ごっこしてたら 彼等が たちまち真っ白に戻る頃 ずず黒く 取り残されるのは私だけ・・・・。
でも 今日は月曜日なのにお休みで こんなに美しい天気。
 せめて ドライブでもしましょ、ね、アナタ?

 いつものソフトタッチと違う 荒っぽいドライバーに 私のマセラティは 張り切って ビュンビュン・・・・180キロ・・・200キロ もうこれくらいにしといてんか!・・・・アウトバーンを行くよ。

 行き先はウルム。
エスリンゲンから 80キロくらい。
もう着きました。


あの天才アインシュタインの誕生の地。
Einsteinって一個の石? (何でも良いや!)
この写真では 小さすぎて見えないけど 「今年9月 アインシュタイン・マラソンやるよ!」ってボディーに書いたトラックが止まってる。


世界一のっぽの大聖堂も有名だよね。
768段もあるんだってよ! 嫌なこった!
見上げるだけにしとこ。






ゴシック建築のあとは モダンなカフェへ。


なに、なに?
さよう!
奥に見えるは 巨大ケーキ陳列ケース


帰途 巨大ケーキで満腹 景色はジャンジャン飛んで行き やがて瞼が・・・
運転手君は 起きていて! 


                  butterrice
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寝過ぎの次は?

2008年05月10日 | 美術館
                         油絵



 今や 周囲は 明日からの連休に ウキウキ。

[Frohe Pfingsten!]って言い合って。

 Pfingsten (英語ではWhitsunday)
聖霊降臨祭と言って 復活祭後の第7日曜日。          
    5月初旬から6月初旬に当たる移動祝日。 
    この週は 学校も教会も お休みになるから 親達も 当然お休み。

     祝日に乾杯!

    飲んで 真っ赤なドイツ人て ほんと 見たこと無い。
   はやり 白人の方が アルコール分解酵素が多いって 本当なんだ!
    私は ほろ酔い通り越して 真っ赤になっちまいました。


                   butterrice
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シエスタの後で・・・・。

2008年05月01日 | ドイツ通信
 ファ~~~!!! あ~あ!っと。良く寝たぁ!
寝過ぎ?
イカン!集合場所で 皆様はすでにスタンバイ?
待ちくたびれて中庭で お茶など?
 
おっと、誰もいないけだるい午後の中庭

と、言う事は?旅行客の皆様は まだ ホテル内?
この秘密の迷路階段を 降りると?なんだか 迷いそう・・・やめとこ!


ありゃ、ここも行き止まり。

さては屋上?
あれぇ~!?
ここも寝た形跡無し!

海で溺れてるフシも無し!

後ろ見上げれば 砲台の覗き窓にも 人影無し!


よ~し!こうなりゃ、追って行くまでだ!
待ってぇ~!置いてかないで!
さっきはのんびり観光バスに揺られたこの道を 全速力で走るのだ!



なんだか 戦勝国のパレードに 迷い込んじゃった?
 


 先急いでるから 借りたいけどなぁ・・・・しかし べスパもなんて、お洒落な色なの!!!


 陽射しを避けて裏道行こ。



まだシエスタ中のレストラン?もう時間ですよ!さ、営業営業!


アパートの住人達も 陽射しを 避けて まだスヤスヤ・・・
しかし 淡い黄色にブルーのよろい戸・・・・美しい~!


うわぁ!チョコレートの誘惑!

負けなかったぞ!勤務中だもの。


さ、着きました。
これぞ「ホテル ネグレスコ」”白さ”がひと際でございますねぇ。
丈夫で長持ちの門番が お迎えしておりますよ。

ここは1912年に建てられ どこか現実離れしたムードが香る ベルエポック(良き時代)様式を代表する建築物でございます。
19世紀初頭 イギリス人が保養地として ニースに注目し 海辺に遊歩道 プロムナード・デサングレ(イギリス人の散歩道)を作り 19世紀末から 第1次世界大戦にかけて 北ヨーロッパの王侯貴族たちが 冬に避寒に訪れ 華やかな社交を 繰り広げたのでござるそうです。
今も昔も ヨーロッパに 歴然と存在する階級社会・・・・当時は 今以上の 贅沢さ 華やかさを 誇っていたと 思われます。
その後 末裔達の運命を覗いてみたいと思うのは 庶民 平民の性で ございましょうねぇ。



 それでは 私的には いささかキ印の ホテル・ネグレスコが誇るアートの数々を お楽しみ くださいませ。







もうこれ位にしておきますぅ?

個人的事情ですが 11月に展覧会を控えている私には なにやら これ以上の鑑賞は 私めの芸術の方向性を見失うことになるんでないか?と一抹の不安を覚えまするゆえ。

ただ この天窓は 美しい!


 さて ニースの旅 お楽しみいただけましたか?

 今後共 我ら butterrice旅行社一同 独断と偏見に満ち 胃袋に挑戦する旅を企画 発売する所存で ございます。
皆様には 何より 体鍛えて 次回も ご参加されますよう 社員一同 お待ち申しております。

     butterrice


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