自由空間

喘息などに効果のある呼吸法を紹介していましたが、自然環境や世の中の激変で、さまざまな話を自由にしていく事にしました。

星を産むことを辞めた銀河

2015-10-22 19:21:51 | Weblog
その銀河が次の段階に入ったか、その銀河系に物や意識を生産する生命(バクテリア、植物、動物、人)の総数が

極端に激減したため、星に固まる意識の素粒子が無くなってしまったのでしょうか。

愛媛大学の発見です。日本人は起源的に物理が得意ですよね。


天の川をはじめとする銀河は、ガスから星を作ることで成長してきたが、100億年以上前に突然、星の生成をストッ

プしている。この天文学上の謎をめぐって愛媛大学の研究グループは8日、「今、まさに星の生成を止めつつある」

銀河を6個、世界で初めて発見したと発表した。

138億年前に宇宙が誕生したのちに生まれた銀河は、宇宙の年齢が20億から30億歳のころに活発に星を生成し、

その後は星を作ることをピタッと止めて、現在まで進化を続けてきた。

なぜ、銀河が突然星を作らなくなったのかという問題は、長年世界中の天文学者の間で議論を続けられてきたが、

解明のカギを握るのは、「星を作るのを止めつつある銀河」を発見して、その銀河で何が起こっているのかを研究

することが課題になっていた。

愛媛大学・宇宙進化研究センターの谷口義明教授らのグループは、米ハワイにあるすばる望遠鏡を使って、100億年

前の銀河の大規模な探査を続けた結果、「今まさに星の生成を止めつつある」銀河6個を発見したと発表した。

研究グループによると、宇宙にあるほとんどの銀河は、現在も星の生成を続けている「星生成銀河」と、星生成が

止まってから数億年以上が経過した「パッシブ(活気のない)銀河」の2つに分けられる。

これに対し、発見された6個の銀河は、実際には星の数が少なくなっているのにもかかわらず、星本体が放射する強

い電離ガスが大量に観測されるという矛盾があった。グループは、6個の銀河は、星生成銀河からパッシブ銀河に移

行する過渡期にあるとして「マエストロ銀河」と名付けた。

            

研究グループは、「マエストロ銀河」のなかでは、星が超新星爆発を起こして死ぬときに発生する爆風波が、銀河

を取り囲んでいた電離ガスを外側に押し出し、この際に星の材料となる水素ガスも吹き飛ばしてしまうため、星の

生成が止まると推察している。

星生成が止まる期間は数千万年程度で、約130億年に及ぶ銀河自体の寿命と比較すると、一瞬の出来事であることが

わかった。谷口義明教授は「星生成が活発な銀河は電離ガスの色から、本来ならば青く見えるものだが、マエスト

ロ銀河は強い電離ガスが観測されるのに、銀河の色が赤く暗く見えた。エネルギーを解析した結果、星生成を止め

たパッシブ銀河に移行中であることが判明した」と話している。

この研究は米天体物理学誌「アストロフィジカル・ジャーナル・レターズ」に掲載された。

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