自由空間

喘息などに効果のある呼吸法を紹介していましたが、自然環境や世の中の激変で、さまざまな話を自由にしていく事にしました。

村上春樹氏が、私の云いたかった事を全て言ってくれた。

2012-03-21 09:22:44 | Weblog
村上春樹氏のスピーチ

スペインのカタルーニャ国際賞授賞式作家村上春樹さんの受賞スピーチ

原子力発電所を建設した人々が、これほど大きな津波の到来を想定していなかったためです。

何人かの専門家は、かつて同じ規模の大津波がこの地方を襲ったことを指摘し、安全基準の見直しを求めていたのですが、

電力会社はそれを真剣には取り上げなかった。なぜなら、何百年かに一度あるかないかという大津波のために、

大金を投資するのは、営利企業の歓迎するところではなかったからです。

また原子力発電所の安全対策を厳しく管理するべき政府も、原子力政策を推し進めるために、

その安全基準のレベルを下げていた節が見受けられます。

我々はそのような事情を調査し、もし過ちがあったなら、明らかにしなくてはなりません。

その過ちのために、少なくとも十万を超える数の人々が、土地を捨て、生活を変えることを余儀なくされたのです。

我々は腹を立てなくてはならない。当然のことです。

日本人はなぜか、もともとあまり腹を立てない民族です。

我慢することには長けているけれど、感情を爆発させるのはそれほど得意ではない。

そういうところはあるいは、バルセロナ市民とは少し違っているかもしれません。

でも今回は、さすがの日本国民も真剣に腹を立てることでしょう。

しかしそれと同時に我々は、そのような歪んだ構造の存在をこれまで許してきた、あるいは黙認してきた我々自身をも、

糾弾しなくてはならないでしょう。今回の事態は、我々の倫理や規範に深くかかわる問題であるからです。

ご存じのように、我々日本人は歴史上唯一、核爆弾を投下された経験を持つ国民です。

1945年8月、広島と長崎という二つの都市に、米軍の爆撃機によって原子爆弾が投下され、合わせて20万を超す人命が失われました。

死者のほとんどが非武装の一般市民でした。しかしここでは、その是非を問うことはしません。

僕がここで言いたいのは、爆撃直後の20万の死者だけではなく、生き残った人の多くがその後、放射能被曝の症状に苦しみながら、

時間をかけて亡くなっていったということです。

核爆弾がどれほど破壊的なものであり、放射能がこの世界に、人間の身に、どれほど深い傷跡を残すものかを、

我々はそれらの人々の犠牲の上に学んだのです。

戦後の日本の歩みには二つの大きな根幹がありました。

ひとつは経済の復興であり、もうひとつは戦争行為の放棄です。

どのようなことがあっても二度と武力を行使することはしない、経済的に豊かになること、そして平和を希求すること、

その二つが日本という国家の新しい指針となりました。

広島にある原爆死没者慰霊碑にはこのような言葉が刻まれています。

「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませんから」素晴らしい言葉です。

我々は被害者であると同時に、加害者でもある。そこにはそういう意味がこめられています。

核という圧倒的な力の前では、我々は誰しも被害者であり、また加害者でもあるのです。

その力の脅威にさらされているという点においては、我々はすべて被害者でありますし、その力を引き出したという点においては、

またその力の行使を防げなかったという点においては、我々はすべて加害者でもあります。

そして原爆投下から66年が経過した今、福島第一発電所は、三カ月にわたって放射能をまき散らし、

周辺の土壌や海や空気を汚染し続けています。

それをいつどのようにして止められるのか、まだ誰にもわかっていません。

これは我々日本人が歴史上体験する、二度目の大きな核の被害ですが、今回は誰かに爆弾を落とされたわけではありません。

我々日本人自身がそのお膳立てをし、自らの手で過ちを犯し、我々自身の国土を損ない、我々自身の生活を破壊しているのです。

何故そんなことになったのか?戦後長いあいだ我々が抱き続けてきた核に対する拒否感は、いったいどこに消えてしまったのでしょう?

我々が一貫して求めていた平和で豊かな社会は、何によって損なわれ、歪められてしまったのでしょう?

理由は簡単です。「効率」です。

原子炉は効率が良い発電システムであると、電力会社は主張します。

つまり利益が上がるシステムであるわけです。


また日本政府は、とくにオイルショック以降、原油供給の安定性に疑問を持ち、原子力発電を国策として推し進めるようになりました。

電力会社は膨大な金を宣伝費としてばらまき、メディアを買収し、原子力発電はどこまでも安全だという幻想を国民に植え付けてきました。

そして気がついたときには、日本の発電量の約30パーセントが原子力発電によってまかなわれるようになっていました。

国民がよく知らないうちに、地震の多い狭い島国の日本が、世界で三番目に原発の多い国になっていたのです。

そうなるともうあと戻りはできません。既成事実がつくられてしまったわけです。

原子力発電に危惧を抱く人々に対しては「じゃああなたは電気が足りなくてもいいんですね」という脅しのような質問が向けられます。

国民の間にも「原発に頼るのも、まあ仕方ないか」という気分が広がります。

高温多湿の日本で、夏場にエアコンが使えなくなるのは、ほとんど拷問に等しいからです。

原発に疑問を呈する人々には、「非現実的な夢想家」というレッテルが貼られていきます。

そのようにして我々はここにいます。
効率的であったはずの原子炉は、今や地獄の蓋を開けてしまったかのような、無惨な状態に陥っています。

それが現実です。原子力発電を推進する人々の主張した「現実を見なさい」という現実とは、実は現実でもなんでもなく、

ただの表面的な「便宜」に過ぎなかった。それを彼らは「現実」という言葉に置き換え、論理をすり替えていたのです。

それは日本が長年にわたって誇ってきた「技術力」神話の崩壊であると同時に、そのような「すり替え」を許してきた、

我々日本人の倫理と規範の敗北でもありました。我々は電力会社を非難し、政府を非難します。

それは当然のことであり、必要なことです。しかし同時に、我々は自らをも告発しなくてはなりません。

我々は被害者であると同時に、加害者でもあるのです。そのことを厳しく見つめなおさなくてはなりません。

そうしないことには、またどこかで同じ失敗が繰り返されるでしょう。

「安らかに眠って下さい。過ちは繰り返しませんから」

我々はもう一度その言葉を心に刻まなくてはなりません。

ロバート・オッペンハイマー博士は第二次世界大戦中、原爆開発の中心になった人ですが、彼は原子爆弾が広島と長崎に与えた惨状を知り、

大きなショックを受けました。そしてトルーマン大統領に向かってこう言ったそうです。

「大統領、私の両手は血にまみれています」トルーマン大統領はきれいに折り畳まれた白いハンカチをポケットから取り出し、言いました。

「これで拭きたまえ」しかし言うまでもなく、それだけの血をぬぐえる清潔なハンカチなど、この世界のどこを探してもありません。

我々日本人は核に対する「ノー」を叫び続けるべきだった。それが僕の意見です。

我々は技術力を結集し、持てる叡智を結集し、社会資本を注ぎ込み

原子力発電に代わる有効なエネルギー開発を、国家レベルで追求すべきだったのです。

たとえ世界中が「原子力ほど効率の良いエネルギーはない。

それを使わない日本人は馬鹿だ」とあざ笑ったとしても、我々は原爆体験によって植え付けられた、核に対するアレルギーを、

妥協することなく持ち続けるべきだった。

核を使わないエネルギーの開発を、日本の戦後の歩みの、中心命題に据えるべきだったのです。

それは広島と長崎で亡くなった多くの犠牲者に対する、我々の集合的責任の取り方となったはずです。

日本にはそのような骨太の倫理と規範が、そして社会的メッセージが必要だった。

それは我々日本人が世界に真に貢献できる、大きな機会となったはずです。

しかし急速な経済発展の途上で、「効率」という安易な基準に流され、その大事な道筋を我々は見失ってしまったのです。

太陽を見ていると・・・

2012-03-10 21:32:51 | Weblog
太陽を見ているとこの頃思うことがあります。

太陽黒点が少ない時と、多い時が交互に来て、多い時は中規模フレアが起き、

少なくなり、大きなフレアが起き、このような状態が何度か続いたのち、

しゅーポっと太陽が居場所を変えてしまうかも。居場所と言っても

今の場所から動くのではなく、何層にもなっている空間の裏に行くような感じ。

この銀河系は秒速92キロで宇宙の中をカッ飛んでいます。私たちは自分たちが作り出している、

時間と空間の中に抱かれているので、恐ろしいほどの高速遠距離旅行をしていることが分からないでいるのよ。

数十億年ごにはアンドロメダ星雲と正面衝突、吸収合併が起きるようだし、

良くこれまで天の川銀河を維持できて来たものだと感服します。

それを考えると

生きて感じて食べて怒れて泣けて感動できて見れ話せ歌え家族がいることが

凄まじい奇跡だとおもいます。

宇宙は試みなんでしょうね・・・。

追加するね、何を試みているか永遠に・・・全てよ!たぶん、電子陽子光子ニュートリノ

それに人間もね。

試みだから未完成だと思うでしょう?

でも違うの、全てにおいて完全に完璧なのよ、そのつながりは

だから、いつもいつも未完成の絶対完成型なの・・・

体に良いものも、バランスよ!

2012-03-07 23:14:19 | Weblog
家ではコーヒーを良く飲みます。

日に2杯ぐらいは胃癌の抑制効果がたかまるようです。

ウーロン茶を飲みすぎると、食道周辺の脂肪組織が薄くなるのよ。

ダイエット効果を期待してがぶ飲みは注意です。胃壁がダイエットになるかも・・・

ビタミンEは確か、ポーランドの学者がネズミにビタミンEの入らない餌を与えると、不妊になる事を発見し

妊娠には欠かせないビタミンだと言う事を発見したのよ・・・たしかそうだったはず。

人の場合は女性もだけれど、男性もビタミンEを摂取すると妊娠の確立が上がるようです。

でも、ビタミンEも取りすぎると害が出始めます。何事もバランスなのよ。

呼吸も同じ、酸素は体内を酸化させるし、取りすぎはヘモグロビンの粘度を上げてしまうの。

全ての物事をグルリト全体から見ることは非常に大事、食べ物も同じ、色々な種類から偏らず栄養を取りましょうね。

今日も、明日も、ず~~~と全体的に緩やかに注意しましょうね。

ゆるく注意がいいかも。長続きの秘訣ね。



注意いたしましょう・・・でも大丈夫。

2012-03-01 20:37:23 | Weblog
私の家系は、気圧の加減で、頭痛がするんです。

私の姉妹も、父、甥っ子同じ雨が降る、気温が上がる、急に晴れる・・・

大きく気象が変わる時に頭痛がします。私の妹や甥っ子は非常にひどく、

アスピリンなどの鎮痛剤は効かないし、寝込むほどなのよ・・・私はこれ程酷くはないですが。

これは経験しないと分からない気持ち悪さ。

気象の変化による頭痛は締め付ける様な、鈍い重い痛さです。


地震の前にも同じように頭痛がします。

地震はモット軽い感じの頭痛で、頭の上、横、前とピクピク移動します。

その後、2日から4日で地震がきます。

これも人それぞれ千差万別ですね。一概には断言できません。


気象は喘息には非常に大きな要因です。

特に今年の空気は放射能があるので複雑です。

ビューテイコ呼吸法はとにかく自分の様々な環境を観察する事を重視しています。

人は年齢でも体調でも大きく感受性が変化します。

自分を観察するのは面白いですよ。