呼吸の事を書きます。
息苦しさはPaO2に比例するPaO2とは一番下参照
PaO2は60mmHg程度あれば大丈夫とい言うのは定説です。しかし、自分で試せばすぐにわかります。
息を少し止めてみると、酸素濃度(60㎜Hg・SPO2の90%)であっても、苦しくて堪らなくなります。
人間の酸素濃度をモニターしている細胞は、頸動脈と、延髄の中との2箇所に存在しています。
それが呼吸を管理しています。
一つは頚動脈にある、酸素濃度の受容体。
もう一つ、延髄の後ろにも受容体がある。
余談ですが、今はネットで上記のように酸素濃度(60㎜Hg・SPO2の90%)で、苦しい・・・どうして?
を検索するとイッパイ出てきます。12年前は本当にありませんでした。
私はアメリカの先生よりビューテイコ呼吸法を教わりました。
ビューテイコ氏の言っている事を日本ではどの様に解釈しているか、調べる時が一番苦労しました。
呼吸の専門分野の本や、お医者さんの専門文献にしか書いてありませんでした。
どうしても、この「呼吸亢進」を皆様にお伝えしたくて、
1からホームページ作りを独学し、ページを作りました。
(全部自分でやりたい性分で、醜い拙いページで申し訳ないです
)酸素は毒を書くと嫌がらせの嵐になり、
ブログは長く閉鎖しました。二酸化炭素は温暖化の元凶の時代だったので・・・。
今ではこの呼吸亢進を詳しく乗せているページも出てきました。
二酸化炭素美容方・・・まであるの・・・・
基、頚動脈内の細胞は、主にPaO2を測定しており、一方の延髄ではpHを測定しているのよ。
生物学的に十分と考えられる酸素濃度(60mmHg、SpO2で90%)の場合でも、
頸動脈は、脳に"苦しい" という信号を送る。
延髄の細胞は、組織の酸素供給が本当に足らなくなり、乳酸産生が始まって、
pHが下がるまでは信号を出さない。
このように、血液中の酸素濃度の変化に対しては、頸動脈の細胞のほうが敏早に働くの。
本当に警告を出すのは、延髄のpHセンサーのほうです。
またまた余談です~。乳酸は疲れの元凶?・・・殆どの方はそうおもうでしょう?。
しかし、ここ数年ほど前から乳酸は疲れを取る過程に出来る前駆物質であることが分かり始めています。
「何事も物事を一方の方向からしか観れないと、全体の機能、流れを見誤まります。」
上記の言葉は、自分にもいつも言い聞かせています。
頸動脈の神経細胞は敏感である反面、低い酸素濃度にすぐなれてしまう
頸動脈の受容体を、訓練で慣れさせることが出来ますそれが・・・ビューテイコ呼吸法です。
この様な発見が2012年10月ありました。
「脳内に呼吸のペースメーカーを発見」やはり場所は延髄ですが、以下のリンク参照
http://www.murayama-hosp.jp/internalmedicine/dr_okada1.html
PaO2とは
PaO2は動脈血液中の酸素分圧を表しており、呼吸機能(ガス交換)の重要な指標である。
酸素飽和度は、血液中のヘモグロビンの何%が酸素と結合しているかを表している