横山大観《生々流転》

全長40メートルにも及ぶ横山大観の「生々流転」を見てきました。

圧巻です。

まず最初に40メートル歩いて全体の流れを把握してから、もう一度細かいところを見た方がよいかもしれません。

最初からじっくり見ようとすると、なかなか先に進めないかも。
それだけ凄いのです。

インスタントコーヒー

最近、某航空会社の国内線に乗ることが何回かありました。
１、２時間のフライトで飲み物やお菓子を出すくらいなら、運賃を下げるべきといつも思います。

それはさておき、「お飲み物は？」と聞かれたのでコーヒーをお願いすると、
何とインスタントコーヒーではないですか！飲んでみると。

「あのー、まさかインスタントコーヒーではないですよね？」とスチュワーデスさんに尋ねると、しばしの空白の後、「済みません。」

わざわざサーバーでインスタントコーヒーを入れる手の込みようには感心します。
ファミレスでも、今までに乗った飛行機でも、美味しいとは言えないまでも「コーヒー」が出てきました。

先日も「おかわり」はインスタントだったので、インスタントコーヒーを出すことはたまたまというわけではないようです。
こんなところに某航空会社の迷走ぶりを見たのは私だけでしょうか？

メリットとデメリット

「あるある」で新たに捏造の疑い　「みそ汁で減量」も(朝日新聞) - goo ニュース

レタスの催眠効果に続いて、まだまだ出てくると思います。
この手の番組を実際に見る事はほとんどありませんが、毎週毎週「ネタ」を用意しなければならないというスタッフの焦り、視聴者の期待がこういう事態を引き起こしたのではないかと思います。

診察していて苦慮する事があります。
確率的にゼロではないけれども、ほとんど問題にならない作用や副作用を強調したり、それに関してノイローゼ状態になったりしている患者さんは、きっとこういう番組の影響を受けているのでしょう。

病気のことをおもしろおかしく取り上げている番組も他にあります。
人間の身体や精神はそんなに単純ではありません。複雑にできています。
ただ、素人にわかりやすく説明するために、多少デフォルメしたり、うそを含ませています。なので鵜呑みはいけません。

びっくりソフトウェア２

マイクロソフト社のワード等を格安で扱えるソフトウェアとは

これです。

コストはおよそ1/10だそうです。

おそるべし中国。

ルオー 伝説的風景

「眠いよー」とぶーぶー言うスタッフを連れて、昼休みに汐留　松下電工汐留ミュージアムに行ってきました。

昨年末から、新人が出たり入ったりで、スタッフも私も疲弊しきっていました。
新人教育をしながら日常の業務をするということは、想像以上に大変です。
ありえないミスもカバーしなければならないので、私は兎も角、スタッフはヘロヘロ。
そんな時に見たくなるのが、ルオーの絵です。

暗く沈んだ状況でも、「人生はこんなに素晴らしいのだ！」
というような人間賛歌が伝わってくるようです。

15分程度しか見れませんでしたが、心の充電には十分でした。

世界で一番面白い読み物

「世界で一番面白い読み物」は？と聞かれたら、いろいろな答えが返ってくるでしょう。でも「それは聖書です。」と言われればほとんどの人は納得すると思います。
俄かキリスト教信者（？）の私は、時々心に迷いがあると聖書を読みます。
すると、全てが解決されたように思えてきます。
あの喩えはキリスト以後の人々の知恵が結集しているのでしょう。


聖書と言えば、私にとっては三浦綾子さんです。
三浦綾子さんは我が郷土の誇る偉大な作家です。

先日、ふるさと旭川に戻ったとき、新聞の地方版のコラムに面白い記事を読みました。
旭山動物園のおかげで旭川を訪れる観光客が激増したそうです。
でも観光バスで動物園に立ち寄って、見終わると別の観光地に移動してしまうそうです。旭川の郷土、文化を何にも見てくれない。旭川に来たら三浦綾子記念館でも見てください。と嘆いていました。

旭川は井上靖、小熊秀雄などともゆかりが深い街です。
さらにアイヌ文化、屯田兵（開拓）そしてユーカラ織など見所たくさんですよ。

びっくりソフトウェア

一太郎、花子なんて死語に近いものがあります。
ワード、エクセルが標準となっている世の中ですが、それなりに高いソフトウェアです。
一台あたりはたいしたことがなくても、何十台ともなると、そのコストはバカになりません。
とはいえ、今まで諦めるしかないのかと思っていたところ…

凄いソフトウェアが現れました。

続く

勉強会 糖尿病

23日早めに診療を終了して済みませんでした。
糖尿病関係の勉強会に出ていました。

参加して改めて確認しましたが、日本人は太っていないからと言って糖尿病（成人病）は心配ないとは言えないことです。

心筋梗塞や脳梗塞は結構ありふれた病気です.
その60～80％は糖尿病やその予備軍が関係しているようです。

若さのみで助かっている人も多いのではないでしょうか？
若いのに肥満傾向のある方は要注意です。

当院のダイエット診療では、美的観点のみならず、長期的な健康状態も（若い患者さんに説いても「馬の耳に念仏」ですが）考慮しなければならないと再確認した次第です。

暖冬

先日、実家のある旭川に帰ると、夜なのにマイナス5.1度。
これはめちゃくちゃ暖かいのです。

いつもは雪道のはずの道路は舗装面が出ています。
雪のないところに住んでいる人には想像つかないかもしれませんが、普通はありえないことなのです。

これも異常気象？
地球温暖化のせいでしょうか？

性別か人種か

ヒラリー氏、事実上の大統領選立候補宣言(朝日新聞) - goo ニュース

彗星のごとく現れたオバマ氏とどちらになるのでしょうか？
どちらにしても、史上初。

いわむらかずおの世界

目を覆いたくなるような事件が頻発するこの頃、こういう絵を見ると心が安らぎます。

武蔵野市立吉祥寺美術館で開催中の「絵本・自然・子ども いわむらかずおの世界」展を見てきました。


栃木県の「いわむらかずお絵本の丘美術館」では、農場などで絵本に描かれているような自然を実体験できるそうです。

捏造した実験をテレビで見せられて信じこむよりも、現実の経験から自分で何かに気付くことのほうが、非常に面倒なプロセスですが大切なことですね。

山本有三とリベラリズムの時代

三鷹市にある山本有三記念館に行ってきました。

吉祥寺駅から徒歩20分と言うわりにはすぐでした。
（三鷹駅からは徒歩12分です。）

「将来はこんな家に住みたい」と思うような瀟洒な家です。

山本有三と言えば、「路傍の石」「女の一生」「真実一路」「米百俵」…もう一度読みたくなりました。

教育文学というか、児童向けというべきか（もちろん大人が読んでも）素晴らしい。

「心に太陽を持て」…いい言葉ですね。

三鷹市山本有三記念館では、館内の空調設備改修工事を行うため、
平成19年1月22日(月) から 4月2日(月) まで臨時休館いたします。

だそうです。

思い込み

いくらなんでも「それはHIV感染ではないでしょう」というケースが多々あります。
患者さんがインターネット等の情報で思い込んでいるのかと思ったら、他の医療機関で「HIVの可能性がある。」と言われたらしく、考えが固定してしまって大変

とは言っても、客観的な資料がなく、患者さんの訴えだけでは他院のことをコメントできません。

一般の方には、なかなか理解していただけないことが多いのですが、検査結果を解釈するには、検査方法のみならず検査を実施した時の状況や採取法など、様々な要因を総合的に考慮する必要があります。

患者さんも感情的になっているから「医者はすぐに同業者を庇う。」とか言われるのですが、単にそういうわけではないのです。

患者さんに接する時は最新の注意が必要だ、と改めて感じました。

フェニックス

ケーブルTVを見ていたら、アリゾナ、フェニックスのオーバルでのNASCAR。

懐かしい、フェニックス。

シケインもない楕円形のレース場で、何が面白いのだろうと思っていました。

F１をラグビーとすると、NASCARやインディはアメフトかな？

実は、高度な駆け引きが隠れているのです。

愛ルケ：愛の流刑地

話題の映画「愛の流刑地」を観て来ました。
時間帯のせいか、初老の方ばかり。

原作を読んでいないため、あくまでも映画版「愛の流刑地」の感想です。

過激な性描写…と言われていましたが、その点に関しては全く普通。
どうして濡れ場が話題になったのか、むしろ私には不思議なくらいです。

この映画のテーマは、理屈を超えた愛そのものだと思います。
「愛は法律で裁けるのか」（？）「選ばれた殺人者」などの台詞が印象的です。
私が主人公であれば、100%、絶対に殺すことはありませんが、その心情はよく理解できます。自分を見ているようでした。

お堅い人には衝撃的かもしれません。

この映画の展開は、「ゆれる」に似ているような気がしました。
原作を読んでいないのですが、大島渚監督の「愛のコリーダ」へのオマージュ的要素もあったのではないでしょうか。