脂肪分解注射打ち放題 文化村通りクリニック 美容と健康のかかりつけ医

渋谷から医療の枠にとらわれず情報発信
食事制限なしのダイエット 脂肪分解注射と小顔注射 関東以外からも

いくら医学的な根拠があるとはいえ

2005年05月29日 | その他
 今回は少し医学(?)のお話です。渋谷はファッションヘルスが多いせいか、淋菌感染症と疑われる患者さんが少なくありません。初めてでない患者さんは良く心得ているものの、いわゆる性病が初めてという患者さんは「SEXしていないのですが…」と異口同音に言われます。
意外に知らない方も多いのですが、「お口」からも移ります。ある報告によれば、男性の淋病の約半数は「フェラチオ」が原因らしいです。
 生存競争を勝ち抜いてきたのか、現在は抗生物質になかなか効かない強い淋菌も出現しています。そのため、学会を中心に、淋病に対する最初の治療に「注射」が推奨されています。しかしながら、注射された人は二度とその治療を望まないでしょう。ものすごく痛いのです!!(私は経験していません)もちろん、痛くない静脈注射や点滴という方法もありますが、アナフィラキシーショックの問題もあります。
 性病というと後ろめたい気持ちがあり、理不尽と言わないまでも、QOLを無視した治療にも同意せざるを得ないケースもあるようです。最初に他院で治療を受け、その後当院に相談に来られるケースも少なくありません。ですが決して、最初のドクターは間違えていることをしていたわけではありません。
 当院ではなるべく患者さんの負担になるような治療は避けるようにしています。もちろん例外もありますが、初診の場合はリスクとベネフィットを説明した上で「どうしても」という患者さんにのみ、そのような治療をしております。
 私の主観もありますが、生死にかかわるような病気でなければ、コストパフォーマンスは考慮されるべきですし、治療者としても、「私が患者であれば受けたくない治療法」を患者さんに施すべきではないと考えております。それが開業医の使命だと思っております。


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奴婢訓

2005年05月20日 | その他
 寺山修司誕生70年記念公演の「奴婢訓」を見てきました。今まで私が見た作品の中でも凄い部類に入る作品だと思いました。構成もさることながら、役者さんのプロ根性には頭が下がります。
難解な作品にはいろいろな解釈があると思いますが、どの解釈も正しいのでしょう。100人が見れば100人の感じ方があると思います。
 開場からカーテンコールのない終わりまで、演出に巧みにコントロールされているようでした。残念ながら東京での公演は終わってしまいました。見逃してしまった方は「6月4日からの福岡公演に行きましょう。」とお薦めできる作品です。日々の診療で疲れきっていた私は、この作品というか役者さんたちから膨大なエネルギーをもらった気がします。

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雪 思い出

2005年05月08日 | その他
北海道で雪 5月の積雪、旭川で17年ぶり (朝日新聞) - goo ニュース

 東京では肌寒い日が続くが、私のふるさとの旭川では雪が降ったそうだ。5月になって雪が降ることが子供の頃あったかどうか記憶にはない。しかし本州で梅雨と呼ばれる時期、夏でもストーブを焚かなければならないくらい寒いことはよくあった。
 雪と言えば、17年前、右も左もわからぬまま上京し、防衛医大の寮に入った18歳の頃を思い出した。入学したばかりの時、非常に寒い日があった。4月というのに雪が降り、「こんな時期に東京でも雪が降るのだな。」と一人感慨深くなったことを思い出した。(注 防衛医大は埼玉県所沢市にあります。)
 今では外国に行くことですら大したことのように思えないが、当時は大志をもって遠い所に乗り込んで来たつもりになっていたのだろう。

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血の起源

2005年05月07日 | その他
寺山修司の幻の作品「血の起源」を見てきました。約20年前にイランで3日間上演されただけとのことです。
「あまりに素晴らしくて2回観に行ったほどです」と胸を張って言いたいところですが、お恥ずかしい話しながら1回目は寝てしまいました。観劇の前に別件のワインパーティがあり、少々飲みすぎたようです。宮川彬良さんの音楽や安寿ミラさんの歌声にうっとりしたのか、前方の席にもかかわらず、早々に眠ってしまいました。終わりの拍手で目覚め、出演者に大変失礼なことをしてしまったと反省しました。それで5月5日に汚名挽回(?)のため再度シアター1010に足を運びました。もちろん、まんじりともせずにその非常に難解な内容を受けとめようとしていました。
残念なことに東京公演は8日で千秋楽となります。音楽とイメージの「空間」と「水」は必見です。ご予定のない方は観に行かれてはいかがですか。
 余談ですが、舘形比呂一さんが私よりも5歳年上ということを知りびっくりしました。見習わなければなりません。

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