あるマーケティングプロデューサー日記

ビジネスを通じて出会った人々、新しい世界、成功事例などを日々綴っていきたいと思います。

紙芝居で成功のシナリオを作る

2007-02-14 21:37:20 | 研修プログラム
本日は、伊東での研修プログラムでの2日目です。

二日目の企画の狙いは、“ストーリーを作る”ということです。

事前にディズニーランドのビジネスの成功の裏側に密着した映像を放映し、ストーリー性の重要性をスタッフ全員にイメージしてもらいました。

ディズニーランドのアトラクションには、全てにストーリー性があります。カリブの海賊にもスペースマウンテンにも全てストーリー性があるから、観客は感情移入し、様々なアトラクションの機能がより魅力的になるのです。

乗り物は早いだけでは、面白くありません。そこにストーリー性があることで、乗り物に色が付き、形が決まり、観客はそれぞれが主人公になれるのです。そしてその心理的興奮状態を、お金で買っているわけです。

今のサービスは、二極化が進んでいます。

価格競争に巻き込まれず高い利益率を確保するためには、この“イメージをマネージする”ことが重要だと思います。

今回の企画では、お店が一大ブランドとして成長していくストーリーを各グループが紙芝居という形で描くことで、現状の把握から一大ブランドになるまでの戦略までを短時間で整理し、表現する訓練を行いました。

発表された紙芝居にはユニークなアイディアもたくさん盛り込まれ、また発表形態にもイラストを上手に使ったり、語り部が独特なスタイルを取ったりする工夫も見られました。

“経験値をどんどん増やしていく”―それが、この研修プログラムの大きなGOALの一つです。理論をいくら明示しても、それを理解・判断できる経験値が自分自身の中にないと吸収することはできません。

そういう意味では、人間はどんなに発達しても、体で覚える原始的な部分の方がよっぽど強いのかも知れません。

合宿が無事終わり出発した場所に戻ってきてバスから降りた時の、リーダークラスの「有難うございました。これからも宜しくお願いします!」という強い声と、握手をした時の笑顔がとても印象的でした。

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