あるマーケティングプロデューサー日記

ビジネスを通じて出会った人々、新しい世界、成功事例などを日々綴っていきたいと思います。

外資系コンサルのスタイル

2005-04-05 10:35:05 | 就職活動
就職戦線でここ数年非常に人気を集めているのが、コンサル業界です。

その中でも、競争率が非常に高く狭き門なのが、外資系コンサルティング会社です。

“高い給料と知的なイメージ”に支えられたその人気は、おそらく今後も加速するでしょう。

今回は、そんな外資系コンサルティング会社のインターンシップを経験し、入社した人間の実話を紹介し、外資系コンサルが求める人物像に迫りたいと思います。

「私にとってのインターンシップとは、外資系コンサルティング会社や外資系金融など共通の志望業界を目指している学生同志の“切磋琢磨の場”でした。

また、この業界が何を人材に求めているのかを把握し、学び取るのも重要な目的です。

某外資系コンサルのインターンシップの課題は、以下のようなものでした。

『ホテルチェーンの売上を、2年間で2倍にする戦略を立てよ。』

私達は2人1チームで取材をし、そのデータをもとに徹底的に考え抜き、そのホテルの経営的課題を以下に設定しました。

『ホテルチェーンの経営的課題=収益部門の7割を占める飲食・宴会部門の低迷』

私達のチームは、今回の課題の対象となったホテルチェーンに直接足を運び、宴会場やレストランの稼動状況、消費者の意見をヒアリング・分析し、大きく以下の2つの柱を提案しました。

1、余剰施設となっている宴会場のフードコートやエステ、エンターテイメント施設などへの稼働率の高い施設への転換

2、リゾートホテルにアウトレットモールや温泉施設を新たに設置し、宿泊客以外も新たに動員し、新しい収益の柱を確立する

このインターンシップでは、全ての可能な戦略を議論する時間がない中で、“どの事項が重要で、優先させる必要があるのか”を考えさせられる絶好の機会になりましたね。」

現場で事実を丹念に調査・分析し、そこから利益につながる戦略を立案する。

これができる人材は、外資系コンサルに限らず、どこの企業でも喉から手が出るほど欲しい人材です。

逆に言うと、これができる人材を目指すことが、ビジネスの場面では豊かな人生につながるのかも知れません。

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