こんばんは。
今週火曜日にある社長の紹介で、ある会社の方を紹介して頂き、一緒に食事をしました。その方は以前ある貿易会社に勤務し、世界各国とビジネスをしていたそうです。
娘さんはドイツに留学していて、世界事情に非常に詳しく、また世界や日本の歴史が大好きな方だったので、話がかなり盛り上がりました。
イタリアンを満喫しながら、ヨーロッパの歴史、日中関係、日本の戦後、日本の今の政治といろいろ話は飛んだのですが、一番盛り上がったのが日本の戦後の話です。
日本の戦後の混乱期に、六本木の帝王として君臨したニコラ・ザペッティの話が出た時は、思わず身を乗り出してしまいました。以前古本屋で見つけたロバート・ホワイティング著『東京アンダーワールド』(角川書店)という本の中で描かれていた彼の人物像に、個人的にとても惹かれていたからです。
敗戦後の焦土と化した日本に、ニコラ・ザペッティは一人のイタリア系アメリカ人のGIとして土を踏みました。彼は日本の闇社会で成功を重ね、彼が六本木で経営するイタリアンレストラン「ニコラス」は、政治家や日本のヤクザ、芸能人、各国の諜報部員、高級コールガールなどが集まる“闇の住人の社交場”の様相を呈していきます。
私が彼に強く惹かれる理由は、その強烈な“人間くささ”です。
日本在住のアメリカ人で、彼ほど大金を稼ぎ、また失った人間はいません。そして、彼ほど何度も日本人女性と結婚して、離婚したアメリカ人はいません。また彼ほど多くの裁判を抱え、裁判所で長い時間を過ごしたアメリカ人はいません。
なぜこれほどの魅力的な人物が今まで映画化されていないのか、不思議でしょうがないですが、ある意味彼は戦後日本のアンタッチャブルな存在だったのかも知れません。
いつかニコラ・ザペッティの映画を製作してみたいと感じながら時計を見ると、7時半に入店したのに、時計の針は11時半を指していました。
今週火曜日にある社長の紹介で、ある会社の方を紹介して頂き、一緒に食事をしました。その方は以前ある貿易会社に勤務し、世界各国とビジネスをしていたそうです。
娘さんはドイツに留学していて、世界事情に非常に詳しく、また世界や日本の歴史が大好きな方だったので、話がかなり盛り上がりました。
イタリアンを満喫しながら、ヨーロッパの歴史、日中関係、日本の戦後、日本の今の政治といろいろ話は飛んだのですが、一番盛り上がったのが日本の戦後の話です。
日本の戦後の混乱期に、六本木の帝王として君臨したニコラ・ザペッティの話が出た時は、思わず身を乗り出してしまいました。以前古本屋で見つけたロバート・ホワイティング著『東京アンダーワールド』(角川書店)という本の中で描かれていた彼の人物像に、個人的にとても惹かれていたからです。
敗戦後の焦土と化した日本に、ニコラ・ザペッティは一人のイタリア系アメリカ人のGIとして土を踏みました。彼は日本の闇社会で成功を重ね、彼が六本木で経営するイタリアンレストラン「ニコラス」は、政治家や日本のヤクザ、芸能人、各国の諜報部員、高級コールガールなどが集まる“闇の住人の社交場”の様相を呈していきます。
私が彼に強く惹かれる理由は、その強烈な“人間くささ”です。
日本在住のアメリカ人で、彼ほど大金を稼ぎ、また失った人間はいません。そして、彼ほど何度も日本人女性と結婚して、離婚したアメリカ人はいません。また彼ほど多くの裁判を抱え、裁判所で長い時間を過ごしたアメリカ人はいません。
なぜこれほどの魅力的な人物が今まで映画化されていないのか、不思議でしょうがないですが、ある意味彼は戦後日本のアンタッチャブルな存在だったのかも知れません。
いつかニコラ・ザペッティの映画を製作してみたいと感じながら時計を見ると、7時半に入店したのに、時計の針は11時半を指していました。