QT Lab.品質・技術研究室

技術者のための品質工学、品質管理、統計学、機械設計、信号処理を
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2018-04-16 20:22:41 | 日々徒然

MT法を使ったFFT重心監視による異常信号検知技術は
過去に紹介させていただいておりますが、入出力関係が
ある場合の異常信号検出技術を個人的に研究しています。

その結果、かなり完成領域に近づいてきましたので、この
技術の検証を缶詰の中身判別という内容で評価しました。

缶詰の底面にチャープ音響を照射します。この底面に
あてる音響を収録し、これを入力信号とします。
また、缶詰を伝わって上面から漏れる音響を出力信号として、
両者のFFTの比をとり、周波数応答特性線図を求めます。

この周波数応答特性線図の重心座標(周波数,ゲイン)を
2項目の情報として、MT法で監視する、というものです。

ご興味があるかたは、こちらをご覧ください。15分の映像です。

https://youtu.be/OBmLAF1-tvc

『いなばライトツナ 減塩』のロットちがいを2個ずつ使い、
音響の伝達特性(周波数応答特性の重心位置)を収録します。
これを単位空間とします。そして、いろいろな缶詰をこの
単位空間情報で評価します。

単位空間の設計に使わなかった『いなばライトツナ 減塩』の
缶詰は、単位空間と同属、それ以外の『やきとり缶詰』や
『味付ツナフレーク』などは、異質という判定になりました。

爽快だったのは、『いなばライトツナ スーパーノンオイル』も
異質と判定されたことです。

ご意見や利用方法などをお知らせいただけましたら幸いです。

 


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