『観測できないものは存在しない』、『知的生命体(たとえば人類)が存在しなければ宇宙は
存在しない』 宇宙はそれを観測させるために、地球という人類がもっとも生存しやすい環境を
提供した。
というような考えが『人間原理』ということらしいです。宇宙という絶対的マクロ事象から量子と
いうミクロまですべてに適用できる思想だそうです。
さて、前回、空中戦をおえて帰還した戦闘機の機体にうがたれた弾痕を統計解析して、どこに
防弾装甲をすればよいか?の研究を命じられた数理統計の学者の答えは、
「弾痕の見あたらないところに装甲をすればよい」という結論でした。それを聞いた上司は驚愕した
そうです。しかし、すぐにその学者がいっていることを理解したようです。
つまり、帰還した戦闘機が受けた銃弾の場所では撃墜されにくい、未帰還になった機体に
うがたれた弾痕があった位置こそ、その機体の弱点である。ということです。
残念ながら未帰還機を観測することはできません。ここにこそ真理があったのです。
別の見方をすると、刺激に対する鈍感さ、こそが抗たん性が高い、ということです。
品質工学そのものです。
さて、今期の深夜アニメはほとんど完結しました。今期は『寄生獣』、『艦コレ』、『ミルキーホームズ第3期』の3つだけを完食しました。来期は結構期待できそうなラインアップです。
一番期待しているのは『長門有希ちゃんの消失』ですね。『鈴宮ハルヒの憂鬱』のパロディデフォルメスピンオフです(たぶん)。
アニメなどというとかなり拒絶反応をする方もいるかもしれませんが、原作者の知識や哲学、そして創造(想像)力はへたな小説家などあしもとにも及ばないすごいものです。
『とある魔術の禁書目録(インデックス)』、『とある科学の超電磁砲(レールガン)』の世界観は
ルーカスやスピルバーグでも考えつかないでしょう。当然、『鈴宮ハルヒの憂鬱』も・・・