第2次世界大戦の序盤、英国本土上空で繰り広げられた『Battle of Britain』 では
日々Royal Air Force(英国空軍)とLuftWaffe(ドイツ空軍)が空中戦を行っていました。
善戦しているRoyal Air Force でしたが、やはり敵機に撃墜される戦闘機も多く、
優秀なパイロットの損耗が深刻になってきたとき、Royal Air Force はなるべく撃墜を
されないように、多少の性能低下をみとめても撃墜されにくいように戦闘機に防弾装甲を
追加することにしました。
そして、空中戦を終えて帰還した戦闘機の被弾状況を調査して、どこに防弾装甲を
追加すればよいか?をある統計学者(数学者)に依頼したそうです。
当然、帰還した機体はいろいろな場所に被弾しているのですが、その統計学者が
出した答えとは ・・・
もっとも被弾していない箇所に装甲板を追加しましょう。でした。
あれ?本当にそれでいいの?と一瞬思われると思います。・・・が、理由は次回に。
みなさん、じっくり考えてみてください。実に合理的な理由です。
そして、実に品質工学的です。