チコちゃんをTNRしたのは、3年前。 地域猫活動は2年ですから、活動の前に手術した子です。
地域猫活動は住民主体、他の地域のものがTNRしてはいけないと、言われましたけど、現場で実際に猫に会ったボランティアは、そんな事を言っていられないのが、現実です。
チコちゃんは、口が痛くて、ご飯があまり食べられず、よだれを出していましたので、避妊手術すると同時に、悪い歯を全部抜いてもらいました。 我が家で1週間養生し、その後、とても元気になり、地域猫の一員となりました。
昨年の冬は元気がなくなり、寒さがこたえているので温かくして・・・という獣医さんの診断にこたえて、住民ボランティアさんが家で養生させてくれました。
春、元気になって外に出たがったチコちゃんは、外で見守られて半年・・・
チコちゃんが、5日位ご飯を食べに来ていない・・・と連絡があり、心当たりを探してもらったら、日だまりの中にいました。
点滴をしてもらったものの、危ないとの事。
そして・・・チコちゃんは旅立ちました。
長い野良生活の為、けっして人懐こくなかったけど、行くと出てきてくれていました。この3年、食べ物に困る事なく、車の来ない庭でのんびりと過ごしたと思います。
地域猫として、精一杯生き、可愛がられたチコちゃんです。
チコちゃんに代わり、住民ボランティアの皆さま、有難うございました。
最後まで室内で飼育するということはできなかったのでしょうか。
外に出たがったというのは人間の都合だと思います。
人間の都合だとしても、自分が保護していた訳ではないので止められませんでしたね。 最後までお家でみて欲しいとお願いはしましたが、自分でしないで、人に頼んだ事ですから、命令は出来ません。ただ、チコちゃんは外に出てから、走ってみたり、日向ぼっこしたり、虫をとったりして楽しそうだったのは事実なので、長年外にいた子を閉じ込めるのも人のエゴなのかもしれないなと思いました。