ジルちゃんを引き取ったのには訳があります。
「ベランダで猫に餌をやっていたら、子猫2匹を連れてきた。どうしたら良いか?」 よくある話しです。 ところが、この方からのお話しは3度目。一昨年の秋、昨年の春に同じ話し。
でも、電話はありませんでした。 その間に猫は増えたようです。
3度目でかかってきた電話は・・・
(子猫を捕獲した。ケージに入れたけど、3日3晩鳴き続け、ご飯を食べない。私は寝不足で血圧が上がり、倒れそうだ)というものでした。
捕獲器を借りてまで、何故捕獲した?(飼おうと思って・・・)
ご夫婦はおいくつですか?(81歳と77歳、夫は介護が必要で、自分は週3で病院通い)
別居の娘さんは、猫の面倒を見られますか? (孫が病気だから無理)
こんな状況で、どうして子猫を飼おうと思ったのか、不思議です。
けれども、猫が3日もご飯を食べないのが心配で、見に行きました。
(触ろうとしたら、噛みつかれて病院に行った。とても触れません)
三日間の顛末を聞いたら・・・怖がっているのに、嚇し続けたようなやり方でした。
ジルちゃんは、触ると威嚇しませんが、相変わらず、ふ~ふ~威嚇し、あだ名がふ~子です。超怖がりです。
最初の接触を失敗するとこうなるんだ・・・という感じです。
子猫にとっては、社会化を学習する時期は終わっているから、2匹目の子猫は捕まえないほうが良い。大きくなるのを待って手術しましょうと言って帰りました。
それから一か月。久しぶりに電話がかかって来ました。
「子猫を捕まえたんです。睡眠薬を飲ませてないから、ケージに入れられないので、病院に連れていき、麻酔してもらおうと思ったら、ついでに手術しようと言われて、避妊手術し、目が覚めないうちに、連れて帰ってケージに入れたんですが、ケージから脱走して、タンスの後ろに隠れてしまったので、どうしたら良いか?」
私の頭もパニックです。
睡眠薬?麻酔?手術? ジルちゃんと兄弟猫ですから、生後3か月半位です。何のための捕獲?
(飼うつもりです)・・・前のいきさつがあるのに、なんの反省もなく、考えるでもなく、飼うって・・・信じられません。
飼い猫なら、触れないと騒がないで!
自分たちでなんとかして!
私は、野良猫で手一杯です。