「保護猫一時預かりボランティアっていいよね。子猫の可愛い時だけ楽しんで、大きくなったら里親に渡せばいいんだもんね」という書き込みがありました。
私の場合しか説明出来ません・・まず一時預かりボランティアではないので・・・
多分、3兄弟に里親さんが決まり、可愛い~い写真を見ての書き込みだと思いますが、比較的元気な3兄弟でも、血液検査、駆虫の投薬、検便5回、診察4回、ワクチン接種、病状にあった投薬をし、食べられない時はスポイトを使って流し込み、体重減少すれば、病院へ駈け込んで点滴をして、大きくなっています。それは、すべて自費でまかなっています。
そうして、大きくなった子の里親探しは、子猫といえども大変なので、譲渡会のお世話になったり、ポスターを作ったり、ネットに載せたり・・・里親さんの元に行くのは、病気が治り、体調も安定した時です。それまでは家を出て行くことはありません。
子猫は、元気で可愛い子ばかりでなく、片目の子だったり、エイズ陽性だったり、白血病だったり・・・
そんな子に里親さんが見つからなかったら、自分でず~と面倒をみなければいけません。
可愛いばかりでなく、貧弱だったり、ボロボロの猫を拾ってしまう事もあります。
病気を治し、元気に綺麗になるまでにずいぶん時間がかかることもありますが、育てる費用は全部自分で払わなければなりません。物資の支援も寄附もない個人のボランティアでは、大赤字になるのは必定です。
ボロボロの子猫が、人に慣れ、元気に、綺麗になっていきます(同じ猫です)
大変な時に手を掛けた猫は、いつまでも忘れられないけれども、もう会う事はありません。(幸せに生きていてくれたら良い)と思うだけです。
猫を育てて、楽しむ余裕がありません。我が家には、里親さんが見つからなかった猫も沢山います。
リスク高いけど、自分で保護一時預かりボランティアをしてみたら良いと思います。