* 砂の時間 *

日々の暮らしの中のひとコマを綴っています。
Healing Partner ダッキー4兄弟も登場します。

沈まぬ太陽

2009年12月06日 | シネマ・観劇
遅ればせながらやっと観てきました。

原作はもう10年近く前になるのかなぁ~
家事もそっちのけで、テレビっ子の私がテレビも見ずに読破しました。
まだ文庫本になる前の重たくぶ厚い3冊です。

この長編大作の映像化はずっと難しいと言われつつ、
今回映画化されるに当たり、どのように描かれるのかとても興味がありました。

観ての感想は、正直ちょっとガッカリと言うか不完全燃焼。
期待していたからでしょうか、、
3時間があっという間に感じるほどコンパクトに良く纏まってましたが、
約10年に渡る左遷人事で流刑された経緯が綴られているアフリカ編が
御巣鷹事故に織り込まれている感じで
もっと感慨深いものが、映像では感じ取れないまま進んでしまってました。
アフリカ編の前振りあっての御巣鷹編、会長編なんだけどなぁ~

言うまでもないですが、
渡辺謙、三浦友和、石坂浩二さんの演技はとても素晴らしかったです。サスガ
それにしても香川照之さん、いい役者さんですわ~
また、1カットの端役まで知らない人は居ない程の役者揃いなのには
ちょっとビックリしました。

偶々なのか、、私達が観た劇場内、年配の方々ばかりで若者皆無。
会社、仕事、家庭ってなんなんだろう?
生き方自体問われるようないい映画であることは間違えありません。
もっと若者にも観て貰いたいけれど、テーマが重すぎるかな?

念入りな取材、裏づけの基に書き上げた山崎豊子さんのバイタリティーには脱帽ですね。
コメント (5)
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