混ぜる派、混ぜない派

　某お笑い芸人が中華料理店で、麻婆豆腐にご飯とスープをぶち込み、かき混ぜて食べる様子がテレビで放映された。

　スタジオのメンバーからは、下品、気持ち悪いとの声が上がっていた。
　その批判は、江戸っ子が強がって、蕎麦をほんのちょっとだけ、つゆにつけて食べるのに似ている。
　
　ネットでは賛否両論に分かれているようだ。　

　私も家ではカレーを最初によくかき混ぜて食べるし、もちろん麻婆豆腐もご飯とかき混ぜる。
　カレー専門店や餃子の王将でもそうやって食べる。

　腹の中に入ってしまえば同じじゃないか、などと野暮なことを言うつもりはない。
　そのほうが味が均一化して、すべてを同じ味で食べられるからだ。

　まあ、それはあくまでひとりで食べる時だ。
　人目がある時は、もちろんご飯とおかずとして別々に食べる。
　そのほうが一般的、多数派だからで、無駄な波風を立てたくないからだ。

　反対派は、カレーや麻婆豆腐はともかく、ビビンバや卵かけご飯、納豆ご飯などはどうしているのだろう。

　ちなみに自由軒のカレーは、最初からカレーとライスをグチャグチャに混ぜている。
　食べる時には生卵まで混ぜるはずだ。

　反対派は自由軒には行かないのだろうか。
　アラジンのランプのカレーを、ひと口ずつライスにかけて食べるのだろうか。
　
　

ビートルズのジョージ、ストーンズのキース。どちらもヘタウマギタリストだ。キースに至っては、歳をとってその素人顔負けのヘタさに、磨きがかかってきた気もする。でも、そのサウンドには、他のギタリストには出せない独特な味わいがあるんだよね。　そんな味わいの小説を、Amazon Kindle Storeに30数冊アップしています。★★　拙著電子書籍ラインナップ・ここから、またはプロフィールのQRコードから買えます。
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