Don't think…Feel !

　古希も過ぎると、やはり一番の関心事は自身の健康のことだ。

　経済的なことも気になるけど、働く気がないので、今以上の収入は見込めない。
　年金とカミさんのアルバイト収入で、なんとかやっていけているので、贅沢しない限り今のところ大丈夫だろう。
　
　健康に関しては、歳相応の状態で、医者にかかるほどの病気はない。
　同年代の連中は、なにかと病や不調をかかえ、医者の世話になっているようだ。

　この夏のクーラーなしの生活にも慣れ、なんとか猛暑は乗り切れそうだ。
　人間、歳をとって歩けなくなるのが一番怖い。
　日課のウォーキングがその対策になっているはずだ。

　もし、癌や重篤な病に罹ったら、それはそれで不運と思って潔く諦めるしかない。
　抗がん剤治療など、金銭的にも無理みたいなので、最悪の場合は緩和ケアくらいしかできそうにもない。
　先のことを悲観してもしょうがないので、今日を楽観的に生きることだ。

　引きこもり年金生活の今、インターネット、ギター、競馬、雑文、たまの飲み会などやることはいくらでもある。
　出不精で、人との付き合いが億劫な質だけに、書斎でのインドアライフは私にぴったりの生活だ。
　ストレスやフラストレーションもなく、人生の黄昏時はささやかな幸せを実感している。

　ブルース・リーじゃないけど、Don't think…Feel ! だ。