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★★たそがれジョージの些事彩彩★★

時の過ぎゆくままに忘れ去られていく日々の些事を、気の向くままに記しています。

所変われば言葉も変わる

2023年10月10日 11時05分44秒 | 徒然(つれづれ)
 私の出身地は、九州の辺境、佐賀県の伊万里だ。
 都道府県の認知度ランキングでは、鳥取や島根と最下位争いをしているド田舎の県だ。
 ちなみに、九州の8県を挙げてみろと言われて、沖縄と並び、最後に出るか出ないかの県だ。

 そんなわけで、京都の大学に入学した頃は、出身地を聞かれるのが嫌だった。
 返答に窮して、焼き物の町、伊万里だと答えていた。
 出身地を聞かれた神奈川県の人間が横浜、兵庫県の人間が神戸と答えるのに似ている。

 佐賀県出身のハードボイルド作家、北方謙三も、出身地を唐津と言っている。
 あの豪放磊落に見える、北方謙三でさえも、佐賀県出身というのが恥ずかしかったようだ。
 
 また、入学当初は、田舎者と思われるのが恥ずかしくて、使い慣れない標準語で話していたものだ。
 しかし、京都で標準語は大いに違和感があった。ましてや九州訛りだ。
 学生のほとんどが関西弁だったので、これはいかん、とばかりにテレビの吉本新喜劇や関西ローカルの番組で、必死に関西弁を覚えたものだ。

 そんな付け焼刃は、やれアクセントが違う、やれイントネーションがおかしい、と周囲に笑われたものだ。
 やっと馴染んだ関西弁も、夏休みに帰省したら、地元の連中に、関西かぶれと揶揄されたものだ。
 夏休みが終わり、京都に戻ると、また九州訛りが出て、矯正するのに苦労した。

 今では私の関西弁も、ノンネイティブ程度までにはなったと自負しているが、たまに関西育ちの人間から、おかしな関西弁と指摘されることがある。
 同じ日本語でこれだから、日本人の英会話は、ネイティブには、ほとんど変テコリンに聞こえていることだろう。
 

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 読後のカスタマーレビューをいただけたら幸いです。

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