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おくりびと (DVD)



いわずと知れた「おくりびと」。アカデミー賞(外国語映画賞)作品だ。


派手なアクションやCG満載のハリウッド作品とは対極に位置する、日本ならではの「魅せる映画」でした。
「納棺師」という聞き慣れない職業についたモックンが、はじめは戸惑いながらも
会社の先輩や遺族の方たちとのかかわりの中で「納棺師」という仕事に誇りを持ち、
嫌悪感を抱いていた友人や妻も理解しあっていく物語。

ご覧になった方も多いと思いますので「うんちく」はもうイイッスよね(笑)
評判どおり、すばらしい映画でした。「死」というものを、あらためて考えさせられます。
そして、このくらいの歳になると何人か見送ってきてるので、思い出し、泣けてきます。


「納棺師」とは、「ご遺体を清め、旅立ちの衣装を着せ、死に化粧を施し、棺に納める」という仕事だそう......。


さて、ボクの実家は「床屋」で、オヤジは理容師です。
ボクら家族にとっては、ちょいと迷惑なオヤジなんだけど、一つ感心することがあります。
それは、身内や生前、親交のあった人が亡くなると仕事の道具を持って駆けつけるのです。
ご遺体の顔を剃り、髪を整えてあげに行くんですね。
その行為は まさに「おくりびと」。


なかなか出来ることじゃないですよね。
なにか、オヤジなりの信念があるようです。


「旅立ちのお手伝い」......
美容師という仕事をしていたら、もしかしたらそんな機会が訪れるのかもしれません。






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