私達のあゆみ 第112話
そろそろマロンが2歳を迎える頃
我が家には、悩みことがありました。
ドッグランに馴れてきて楽しくなった頃でしたが
それと比例して悩みも増していました。
ボルドとマロンのガウガウです。
良い意味でとれば
ボルドとマロンの絆の強さを感じる瞬間ですが
他のWANにイヤな思いをさせているので
非常に問題でした。
ボルドは、遊び方が分からないので
ワンワン吠えながら他のWANに近寄って行きます。
本当は、遊びたいだけのボルドですが
相手のWANにしてみれば
黒くて大きな体のボルドがワンワン言って
近寄ってきたら怖いと思います。
だから、
防御体制になるWANにガウガウされます。
でも、遊び方も接し方もわからない
足も弱く、クチの麻痺もあるので
すぐにピーピー泣いて戻ってきます。
そんなボルドを見ていて、
私達は勉強になっていると思っていました。
自分の弱さを認めて、
次第にガウガウしなくなると期待していたんです。
でも、それだけでは済みません。
遠くでマロンが、常にボルドの様子に
アンテナを立てて見守っていました。
同じようにジャレることを知らない、
分からないマロンには、ボルドがピーピー言うと
ケンカしているように見えていたんです。
だから、すぐに加勢しに来ます。
ボルドより強く出てくれるWANは良いのですが
優しいWANには
マロンと2頭で挟み撃ちしているんです。
嫌がらせコンビのようで私達は、とても困っていました。
飼い主さん同士でお話をさせていただいて、
「WAN同士の勉強ですから
お互い多少のキズは、いいんです。」
そんな話をしていただき、気持が楽になりました。
そして、
何度もガウガウになり
飼い主さん同士で謝ったりしているうちに
WAN同士が仲良くなれることもありました。
でも、
一度ガウして
お互いの飼い主がWAN同士を引き離してしまうと
それっきり、
仲の悪いWANになってしまう気がします。
また次の機会にお会いしても
前のことを覚えていて
お互い警戒していて、ガウになることが多いと思います。
マロンが、ガウした時に
私も相手の飼い主さんもすぐにケンカと思って
引き離そうとしたことがあります。
でも、それは、遊ぼうとしていたらしいのです。
逆に
遊ぼうとしているのだと見守っていたら
ケンカになっていたこともありました。
あるWANのママさんが
WANにはWANが教えてくれる。
WANにはWANの社会があるので、
自然に・・・・。と教えていただきました。
ある程度のキズは覚悟で
根気良く見守ることも大事なんだと思った頃でした。
そして、ガウなのか、遊ぼうとしているのかを
見極めること、タイミングも大切なんだと
勉強になった私達でした。
第113話につづく
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