私達のあゆみ 第99話
昨年の夏、
マロンが活動的になった頃、
初めて水遊びで、
ドッグランの簡易なプールに入りました。
初めてのプール、
マロンはどうするのかなぁ~?と
期待と不安でいっぱいでした。
実は私も
幼い頃から水が苦手で
小学5年生まで泳げませんでした。
5年の担任の先生が、厳しくて
「全員25m泳げるまで特訓します。」というので
夏休みに市民プールの水泳教室へ5日間通って
やっと泳げるようになったのです。
(今は見る影も無く、泳げません Byパパ猫)
自分も辛い思い出と
マロンの気持ちが重なり
可哀相な気がしていました。
そう思う反面、
犬なんだから自然とイヌカキ~?
すぐに泳げるんだろうな?と期待もありました。
そんな気持でプールへ・・・
水に慣れているお友達WANは
すごい勢いでプールへド・ボ・ンと飛び込みます。
いよいよマロン。
私が抱っこして、少し無理やり、
腰は引けているし、
プールに入るというよりは
「お風呂につかる」という感じで
「チャポ~ン」と足から・・。
プールのフチに顔をつけて、
不安そうにじーっとしていました。
とても楽しんでいる様子ではありませんでした。
怖くて硬くなり、
体は浮かないし、足を着こうとすると
マロンの体高では顔がもぐってしまうのです。
なんとか、
首輪を持って1周しました。
その後、
出たり入ったりを数回繰り返して初プールは終了しました。
他のWANは、上手に水遊びをしているのに・・・
マロンは、ビビリな女の子なんだと改めて思いました。
こんな表情をするのだから、
なお一層恐怖心を与えない、
人間の小さな子供も同じですよね、
親が安心感を与えて、
何より楽しく、時間をかけて無理強いをしない。
そう思った瞬間!
ふっ・・と。
散歩でのコマンドやシツケ、
遊びでの指示などでも
根気強く、気長に暖かく
何より楽しく・・・・・、
それなのに、
時間をかけることを忘れ、
結果を急いでいる自分の姿
「きっと怖い顔してマロンを見ていたんだろうな~」
本当は
臆病で、繊細なマロン。
「プール」と「私の顔」
どっちが怖かったのかな?
プールは、
少しお水も飲んだけれど
気持ちも良かったようです。
暑い夏、
ランでオーバーヒートするくらい走るマロンに
ちょうど良いクールダウンになりました。
また暑い夏はやって来ます。
その頃、この子はどのくらい成長しているんだろう
そして
ボルドの発作はどうなっているだろう
きっと・・・・。
(第100話につづく)
みなさんの「ポチッ」で、ボルドもマロンも頑張れます。
ボーダーコリーのブログランキング参加中
下の写真をクリックお願いしま~す。