ボーダーコリー 「ボルド」と「マロン」と猫の「にゃきち」And「バディ」

ボルドは虹の橋を渡り、寂しそうなマロン。そこへヤンチャ怪獣バデイを迎え、ドタバタな日々が始まりました。

私達のあゆみ WANから学んだ数多くのこと

2010年06月19日 | 私達のあゆみ

私達のあゆみ 第98話

ボルドが一緒にドッグランへ行かれるようになって、
初めの頃は「見学」のボルドでしたが、
 
マロンだけの時にお友達になった方々に
ボルドを紹介して、可愛がっていただきました。
ボルドもみなさんのお気持を感じて
嬉しそうで幸せそうな顔で
ランを見つめていました。
そんな表情を見て、
私達も幸せなひとときに浸っていました。

とは言うものの、
ランの中ではマロンがガウガウでした。
マロンが、ドッグランに通い始めたこの頃、
遊びのつもりで吠えたことをきっかけに、
大きなWANに囲まれて倒されて、
悲痛な叫び声をあげたことがありました。
この時、
マロンは初めて他のWANにお腹を見せたのです。
どうにもならなくて、
パパ猫がマロンを抱いて助けたのですが、
体に幾つかキズもできて、
しばらくは、ショックだったようです。
もう少しで、
他のWANと遊べるようになりそうだったけれど、
「他のWANへの恐怖心」が先になっちゃいました。
これ以後、
他のWANがどんな状態であれ
自分に近づいてくれば
即座に噛み返そうとするようになりました。
ただ、このことで
私達とマロンの信頼関係が確立した事は
間違いありません。

これ以後、
初めてお会いするWANにガウガウ、
何度かお会いしているWANにもガウ。
時にはランに入って、
私がいつまでもリードを外さなかったために、
ガウガウ大騒ぎになってしまったこともあります。
ノーリードのWANから見て
オンリードのWANは弱く見えるのそうです。
その反面、オンリード状態は、
リードがついていることは、すなわち
飼い主がついている、
それは「自分が強いのだ」と意識するそうです。

執念深い性格のマロン、
一度ガウったWANと再会すると
再度、決着をつけようとします。
覚えているんですね。

こんな風に
たくさんのWANとガウしてご迷惑をかけて、
飼い主さんに不快感を与えてしまいました。

その度に私達がしたことは
まず、相手のWANと飼い主さんに謝りました。
謝りずらい状況の時もありましたが、
できるだけ謝るように努力していました。

そして、マロンとボルドを叱り
ボルマロを連れて相手のWANに謝りに行ったり、
相手のWANにキズがなかったか聞きに行ったりしました。
こうして少しずつ
相手の飼い主さんとお話をしたりして仲良くなると
自然とボルドとマロンも相手のWANと仲良くなりました。
私達がボルドとマロンを通して学んだことは
「謝る姿を見せる」ことで
「いけないことをしたんだ」と理解できる。
そして、

「飼い主同士が仲良くなるとWAN同士も仲良くなる」でした。

そして、昨年夏の終わり、
マロンの同胞犬に初めてお会いしたのです。
 
 (とんぱち君と)
この日、マロンは
いつもと違う行動をとって私達を驚かせました。
同胞ということもあり、
なにか通じるものがあったのかもしれません。
それは、
はじめて来たラン、
初めて会うお友達に慣れていない
少し怖がっているような「とんぱちくん」に
「一緒に遊ぼうよ」と誘っているマロン、
嫌がっている
「とんぱちくん」を他のWANから守ろうとしたり
逆に
他のWANに「とんぱちくん」がガウりそうになると
回り込んで他のWANを守ったりしていました。
そして、すごい形相で
「もう慣れたでしょ、仲良く遊ぼうよ!」と言っているかように
驚くほど激しくワンワン吠えていました。
初めて見るマロンの姿でした。
ひょっとすると、
少し前の自分自身に吠えていたのかもしれません。
 
  (この頃の写真、自宅にて)
この時のマロンは、
私達が話しをしているのを聞いていたかのような行動、
まわりの雰囲気を感じていたかのような行動で、
とてもとても、驚かされました。
他にいらしていたWAN友や
ランのオーナーさんの奥様も驚かれていました。

この後、
他のWANがいない時だけ
マロンはボルドと一緒にランを走って
すごく嬉しそうにしていました。
その1ヵ月半後に
ボルドがみんなと一緒にランで遊び始めて、
マロンはさらに変化してゆきました。
 

相手を気遣い、相手の意を汲む。

マロンだけでなく
WANが本来持っている本能なのかもしれませんね。
まだまだ
私達には学ばなければいけないことが多いようです。

第99話につづく

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コメント (4)
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