村上春樹
『ノルウェイの森』★★
届いた文庫本なぜか表紙が白・・新装版かな?
イメージは上巻が赤で、下巻が緑
そう『ノルウェイの森』と言えばクリスマスカラー
あまり好きではない『ノルウェイの森』
(読んでいて気が滅入るため。。)
『蛍』の箇所はもう知り尽くしているけれど、何とか読み進めるお風呂本
抜粋を意識せず、ただただ文字の羅列を追う。
この本を貸したあの人はどんな思いで読んでいたのかしら。
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僕はよく本を読んだが、沢山本を読むという種類の読書家ではなく、気に入った本を何度も読みかえすことを好んだ。僕が当時好きだったのはトルーマン・カポーティ、ジョン・アップダイク、スコット・フィッツジェラルド、レイモンド・チャンドラーといった作家たちだったが、クラスでも寮でもそういうタイプの小説を好んで読む人間は一人も見あたらなかった。
僕は一人で黙々と本を読みつづけることになった。そして本を何度も読みかえし、ときどき目を閉じて本の香りを胸に吸いこんだ。その本の香りをかぎ、ページに手を触れているだけで、僕は幸せな気持になることができた。
『グレート・ギャツビー』
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上記に影響を受けたのは言うまでもない。
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「ねえ、もう会えないの?」
「またそのうちにどこかで会えるよ」
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「ううん、そんなことないのよ。私が今すこし疲れているだけ。雨にうたれた猿のように疲れているの」
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情景的で情緒的
「ピース」
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緑の家での火事の場面が印象深くて、その箇所だけ覚えている。
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自分にはつきあっている人がいるのだと言った。それはなんとなくわかっていると僕は言った。
「あなたには好きな女の子いるの?」
「いるよ」
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嫉妬の混じった淋しさ
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「この人といる限り私は大丈夫って思ったわ」
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その安心感は誰からでも得られるものではない。
逢うたびに実感すること。
感情はコントロール出来るようで、既に答えは決まっている。
何とも言えない距離感 つかず離れず🏄🏄
今週も海でした。