チャールズ・ディケンズ
訳:間二郎
『我らが共通の友㊦』
1997年3月24日 第一刷発行 ちくま文庫
--------(抜粋)
夏の夜、静かな川べりに突然骨の砕けるすさまじい音がひびく。
殺意に憑かれた教師ブラドリーが、ついに恋敵ユージンを襲ったのだ。
傷を負って愛を得る者、自らの罠に落ちて死に至る者、
そしてゴミ箱に放りこまれる者―—。
いくつもの運命の川が物語の大河に流れこみ、大きくうねりつつ結末へ。
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ブランクなしに『我らが共通の友』最終巻!
今回も別の図書館から転送です。
既に「抄」でラストは知っていたけど、
やはり「あらすじ」にはないおもしろさがある。
「抄」が端折り過ぎてて、それでも原書を読んでみたいと思わせた物語
どんでん返しじゃないけど、収まるところに収まるハッピーエンド
惜しみつつも早々完読でした。
もう一作ぐらいディケンズ読んでみようかな。
没後150年記念 この冬、 ディケンズ作品を極める!おすすめの名作8選
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第三部 長い細道(続き)
第十四章 ウェッグ氏がボッフィン旦那の鼻を擦る
回転砥石を用意すること
第十五章 黄金の塵芥屋が最悪の状態に陥る
第十六章 いたずら小鬼三匹の饗宴のこと
第十七章 上流社会の大合唱
第四部 曲がりかど
第一章 罠をしかける
第二章 黄金の塵芥屋がいささか人格を回復すること
第三章 黄金の塵芥屋の値打ちがまだ下がる
第四章 駆け落ち結婚のこと
第五章 宿なし乞食の嫁さんのこと
第六章 助けてくれ!
第七章 カインになるよりアベルになれ
第八章 胡麻をちょっぴり
第九章 空席がふたつできる
第十章 人形衣裳師が聞きわけた言葉
第十一章 人形衣裳師の発見が実を結ぶ
第十二章 過ぎ行く影
第十三章 黄金の塵芥屋がゴミを撒き散らす
手伝いをしたいきさつ
第十四章 友愛同盟の手づまり
第十五章 しかけた罠にかかったのは?
第十六章 人物ならびに事情もろもろ
終章 上流社会の声
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