春樹
『夢を見るために 毎朝僕は目覚めるのです』★★★
春樹のインタビュー集
1977-2009
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「答えはイエスとも言えますし、ノーとも言えます」
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「タマゴがおいしかったのならそれでいいではないか。
何もタマゴを産んだトリを見ることはない」
「すべては自然に起こり得ることなんです」
物語が何を求めているかを聴き取るのが僕の仕事です。
僕は誰かを見失い、人は僕を見失う。
引用と蘊蓄
「息の長い細密な描写力を身につけなくてはならない」
「誤差や無駄や間違いを含んで、世界は流れていきます」
「いちばん大事なのは、待つことじゃないかと思うんです」
void=虚空
「物語というのは、物語のかたちをとってしか語ることのできないものを語るための、
代替のきかないヴィーグルなんです」
「ポストモダン」
「簡単な言葉を用いて、深い物語を書くことです」
(サルマン・ラシュディは、人がいったん故郷を離れると、
すぐにその場所は一種の「想像上のふるさと」になるのだといいます)
「社会から逃避することはできない」
「地震の余波」
アフターマス
「以前は、いろんなものが詰まった大きな納屋を発見した子供のようなものだったかもしれません」
「風刺」
サタイア
「定点を身近に確保しておくこと」
(長い沈黙)
「人生の限られた時間を節約して使うために、
自分に興味があることと、自分に興味がないこととを、
はっきり分別する傾向が僕には強くあります」
「そこにあるのは、不完全であることによってのみ表現しうる、
特別な種類の美しさだとさえ言えるのかもしれない」
「ばらけかけているんだけど、あやういところでばらけてなくて、
その危うさがなんともいえずいい」
「長編小説が僕の主戦場なのです」
「少なくとも最後まで歩かなかった」、墓石にそう刻んでもらいたい。
「とにかく贅肉がつくと身体の動きが鈍くなります。
身体の動きが鈍くなると頭の回転もやはり鈍くなってきます」
「身体の動きと頭の動きって直結しているんですよね」
「午前二時に起きて困るのはね、
起きてコーヒー飲もうか、お酒飲もうか迷うところなんですよ(笑)」
「健全な肉体に宿る不健全な魂(笑)」
「我々が生きている今の世界というのは、
実は本当の世界ではないんじゃないかという、一種の喪失感-」
「「成熟」ではなく「成長」」
「机を離れると普通の人」
「たとえ一時的に満足することはあっても、
そういうのは酒の酔いと同じで、そんなに長くは続かないですよね」
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「状況は素晴らしく真っ当になっている、と思います」