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📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
たまに山ブログ
         

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2023-12-01 | 池波正太郎

 

池波正太郎
『むかしの味』★★★

 
神田まつや(お蕎麦屋さんです)との本の中での出逢い
どこで読んだのやら?ってことで、以前ブログで問いかけたら反応有
茲さんありがとうございます!
ちょっとした隙間時間に池波正太郎の美食の世界へ。
時の流れ、今はなき店構えを巻頭の写真から拝見し感じ入る。
まだジャンクフードが蔓延していなかった時代
安価なチェーン店もなかった時代
 
昭和63年11月1日 発行
(この作品は昭和59年1月新潮社より刊行された。)
 
 
--------(抜粋)
 
 
人生の折々に出会った〔忘れられない味〕
今も伝える店を全国に訪ね、初めて食べた時の感動を語り、心づかいを讃える。


「[たいめいけん]の洋食には、よき時代の東京の、ゆたかな生活が温存されている。物質のゆたかさではない。そのころの東京に住んでいた人びとの、心のゆたかさのことである」
人生の折々に出会った“懐かしい味"を今も残している店を改めて全国に訪ね、初めて食べた時の強烈な思い出を語る。そして、変貌いちじるしい現代に昔の味を伝え続けている店の人たちの細かな心づかいをたたえる。
 
 
--------
 
エッセイの中で映画の試写会が日常に出てくるけど、
若い頃から映画にハマっていたことが分かった。
週イチで万惣に通い、ホットケーキを食べて映画を観るルーティン
出てくる俳優さんの名前を聞いてもあまりピンとこないけど、
そんな余裕をわたしも持ちたいものだわ。
 
 

 

神田まつや - ◆BookBookBook◆

 

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やっと訪問神田まつやです。週末は長蛇の列なので、平日午後半休して行って来ました。回転率を考えてお友達とは13時待ち合わせ。もう蒸し蒸し蒸し暑いので出来るだけ近い淡...

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人生の転機 区切りの時

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2023-01-04 | 池波正太郎

 

池波正太郎
『江戸切絵図散歩』★★★★★

 

年末読書本を探しに本屋さんへ。
はい。山本周五郎未読本を買いに行ったんだけど、
目ぼしい本がなくて、チラ見した池波正太郎エッセイをGET

これがまたお江戸散歩の地図と写真よくて、
池波正太郎 鬼平か小兵衛か再チャレンジしたくなった。

 

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池波正太郎『鬼平犯科帳[決定版]1』★★★★キター鬼平・・(笑)おばあちゃんがテレビでみていたイメージ(昭和です)まさかこうやって読むことになるとは。伊達にお江戸小説を...

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池波正太郎『剣客商売』★★★★★借りたまま本箱で眠っていた(ある意味借りパク)いつか読もういつか読もうと日々は過ぎ・・渋めなハードカバー挿絵付読んで一言おもしろかった...

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司馬遼太郎の「街道をゆく」シリーズを彷彿とさせるけど、
池波さんの方が情緒があるし、何より読みやすく身近に感じる👍

最後に載っている「池波正太郎作品地図」
地理は深川近辺に住んでいたから分かるけど、江戸時代と重ね合わせるおもしろさ。
池波正太郎が散策した時代とはまた違うけど、街並みやその当時の空気を想像してみたり。
ますます鬼平か小兵衛の物語が読みたくなってしまった。
読むならどっち?

わたしが住んでいた時は、森下、清澄白河、菊川その三駅を気分で使用していた。
その三辺に行くには川を渡らなければならない。
小名木川、高橋・・なつかしい。
たまに週末は隅田川沿いを散策して、浅草までお散歩したり。
下町の想い出は尽きない。
そうそう水天宮、人形町にもよく通っていて、新大橋通りを夜、新大橋を渡って帰っていた。
門仲も然り・・働いていた時期もある。

 

 

 

さて本年は、昨年に引き続き山本周五郎祭(^▽^)/やっほー
かと思いますが、どうぞ拙い備忘録にお付き合い下さい。

こうやって自己満足備忘録から、対話系に記すのもよいものです。

 

 

 

 

 

 

 

 



「ボードの辞め時が分からない・・💦」
そう言ってしまった昨年ですが、今年も続きます⛄⛄

雪山の合間に冬の山歩きもします( ^ ^ )V  


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2022-06-22 | 池波正太郎

 

 

池波正太郎
『夜明けのブランデー』★★★

 

以前鬼平を買った際、一緒にGETしたまま未読だったエッセイ
最近立て続けに推理小説ばかり続いていてふと思った。

「誰も殺されない話が読みたいな・・」
「平和にゆきたいな」

そういう気持ちになることはたまにある。

本多孝好を連続読みした時もそう(みんな殺せばいいってもんじゃなし)





ってことで本箱の未読本の中からチョイス★
池波正太郎のエッセイ(^▽^)/お初!
文豪は何を思う?
題名から想像する酒飲み話に美味しい話
是非ともその名店に足を運んでみたい。

某月某日と綴られてゆく日々の暮らし。
大先生は銀座がお好きなようで。

 

--------(抜粋)

 

「或日、映画を観た帰りに、銀座でコーヒーをのんでいると、外の日の光りが透き徹っていて、空が高くなったような気がした」
―60代の池波正太郎が「週刊文春」に連載
映画や演劇、万年筆に帽子、食日記や酒、旅行のことなど、洒脱な文章で穏やかな老熟の日々が綴られる。
直筆の挿画と洒脱なエッセイ40

 

--------

 

 

 



この味のある挿画は池波さんの絵です(赤は新装版です)

 

近々神田のお蕎麦屋さんに行ってみようと思ってます。

神田まつや オフィシャルサイト


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2021-11-04 | 池波正太郎

 


池波正太郎
『鬼平犯科帳 新装版 1』★★★



ちょうど一年前に出逢い、そこから三巻を借りて読み、
『剣客商売』に流れ今に至る。
 
今回は全巻大人買いです!!
渋いぜわたし(笑)
 
古書を買うか、メルカリで全巻セットを買うか、
それも原点の文庫本にするか、新装版にするか、以前読んだ決定版にするか
まぁ悩みとは言わない悩みに悩み・・
装丁は決定版が素敵なんだけど(下記参照)
なんせ文字が大き過ぎて逆に違和感・・
文字の大きさが小さくもなく大きくもない新装版を買うこととしました。
メルカリはやめて本屋さんでね。
 
 
 

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池波正太郎『鬼平犯科帳[決定版]1』★★★★キター鬼平・・(笑)おばあちゃんがテレビでみていたイメージ(昭和です)まさかこうやって読むことに...

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一年前に読んだ記憶はすっかり薄れ、新たな気持ちと言うか心持ちで読めた。
ホントわたしのあたまの中はどうなっているのかしら・・
読み飛ばし読書 何かしら身になっているのかと考えるとどうしようもなくなる。無

「啞の十蔵」
「本所・桜屋敷」
「血頭の丹兵衛」
「浅草・御厩河岸」
「老盗の夢」
「暗剣白梅香」
「座頭と猿」
「むかしの女」

 

お江戸物語好きな同士に出逢い、交流を深めている途中

なりを潜めていた読書会も来月から再出発!
(やはり人間 苦手な人もいるものです)

流れに乗り鬼平全巻制覇とゆきましょう(^▽^)/

 

 

 

 

 

 

 

 

「犬の日」ってことでわんわん
これはやっぱり変顔載せるしかないでしょ!!

一応女子ですが 隠し撮りってことで(笑)



ぶひ


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2021-06-27 | 池波正太郎

 



池波正太郎
『剣客商売十三 波紋』★★★


引き続き新装版にて。
あと残るは三作品 同様一気に読み進めたい。
けど、わたしのクセで最後の最後読むのが惜しい気持ちになり、
(司馬遼太郎の街道をゆくシリーズが言える)
番外編もあることだし、そちらを先に読むのもありかなとか。


この作品は昭和58年11月新潮社より刊行された。
 
 
 
--------(抜粋)


小兵衛の剣友を見舞った帰途、大治郎の頭上を一条の矢が疾った。心当たりはなかったが、これも剣客商売ゆえの宿命か。「お前が家を出るときから見張られていたのではないか」小兵衛の一言で大治郎は、次の襲撃を呼び寄せるように、下帯ひとつの裸身で泰然と水浴びをはじめた――「波紋」
旧友・内山文太を想う小兵衛の心情を描き格別の余韻を残す「夕紅大川橋」など全5編
第13弾
 
 
--------
 
老境に入った小兵衛・・トーンダウン考えさせられる別離
哀愁がそこはかとなく漂う十三巻 
そこを池波さんと重ね合わせて読んでしまう。


さておはるがよく船を漕いでいる大川は今で言う隅田川



江戸時代の大川の風景

 
 
 
 
 
 
 
 
 
★追伸★
 
茲愉有人さん! 11巻の表紙の場面教えていただきましてスッキリです!

>「夕闇がせまる峠路で、・・・・中島伊織が途方に暮れて立ちつくしていた。」
 
 
 
>wasaviさん
>Knsw0805さん 拙い備忘録ですが、引き続きよろしくお願いします!
 
返信メアドがなかったのでこちらから失礼しました。

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2021-06-26 | 池波正太郎

 

池波正太郎
『剣客商売十二 十番斬り』★★★★


引き続き新装版にて。
 
 
 
この作品は昭和55年9月新潮社より刊行された。


「書く楽しみと苦しみ」
解説の常盤新平の話が気になり『銀座日記』も読んでみたくなった。
(こちらは昭和58年から『銀座百点』池波さん還暦のエッセイらしい)
 
 
 
 
--------(抜粋)


「まだ…まだ死ねぬぞ、まだ十人あまりもいる…」死病に冒されながら、世話になった村に巣くう無頼浪人どもの一掃を最後の仕事と心に決め、ひとり剣をにぎる中年の剣客・村松太九蔵。その助太刀に小兵衛の藤原国助作二尺三寸が冴える「十番斬り」
小兵衛の亡妻お貞への情愛を彷彿させる「白い猫」「密通浪人」
[辻斬り]事件のその後を描き味わい深い一編「罪ほろぼし」など、シリーズ第12弾
 
 
 
 
-------

私的には最初の『白い猫』がどういう展開になるのかハラドキだった。
素知らぬ顔をして出かける小兵衛の心意気にうなずけるお話
 
少々ピークを過ぎて終盤へ向かう十二巻
 
人の世の儚さよ・・











池波正太郎劇場|時代劇専門チャンネル

池波ワールド完全網羅!「鬼平犯科帳」「剣客商売」などの池波正太郎作品を毎日楽しめる!時代劇専門チャンネル

 


時代劇の『剣客商売』
大治郎がいつの間にか渡部篤郎から凛々しい人へ。
同じく三冬も寺島しのぶへ。
どうしても小兵衛=藤田まことって感じがしないのよね。
おはるの小林綾子はピッタリ!
小説から入った方そう思いませんか?
だからと言って次作の北王子欣也の小兵衛も違うよなぁ 骨太過ぎる。
銭形の親分じゃんって(今は「徳川家康です」ですね!)
以前にも書いたかも?釣りバカ日誌で運転手を努めているあのおじさんが小兵衛っぽい(笑)

 

 

家人に苦笑されようが時代劇はおもしろい。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


わんことお散歩中 思わず立ち止まって空を仰ぐ。

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2021-06-25 | 池波正太郎

 

池波正太郎
『剣客商売十一 勝負』★★★★+


引き続き新装版にて。
やっぱり池波さん読ませるね~
梅雨時の鬱々とした週末、一気に三冊読んでしまった。
 
こちらは古本ではなく新本でぱらぱら紙の手触りが真新しくてツルツル滑る。


この作品は昭和54年11月新潮社より刊行された。


読んだ後に思った。表紙の場面は一体どこなのか・・??
メインの『勝負』の場面??いや大治郎倒れていないもの違うよね。
回想しても分からず、誰か分かる方教えて下さい。
 
 
 
 
--------(抜粋)


その試合「負けてやれ」
秋山大治郎が義父・田沼意次から一刀流の道場を構える谷鎌之助との試合を命じられた経緯を報告すると、小兵衛は即座にそういった。鎌之助はその試合に仕官がかかっていたのである。勝負を前にして苦悩する大治郎には、まもなく初めての子が授かろうとしていた……。
初孫・小太郎の命名をめぐる小兵衛の意外な一面など面白さがいよいよ冴えるシリーズ第11弾
 
 
 
 
--------
 
 
小兵衛の老いがひしひしと伝わってくる十一巻
それでも父は負けじと強し!爽快です(笑)
ちょうど同時期の季節もあり、身近に感じられる空気感がある。


---
 
 
 
夕闇は、まだ淡く、新緑のにおいが噎せ返るようにたちこめていた。
 
 
 
---

そんな一文から始まる。
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 


目を見張る夕景 ぽつぽつと雨粒

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2021-03-31 | 池波正太郎

 

池波正太郎
『剣客商売十 春の嵐』★★★

 
 
新装版にて続々スタート
シリーズ初の特別長編!!
 
この作品は昭和53年新潮社より刊行された。
 
解説等でこの先の流れが何となく分かり、
 
 
--------(抜粋)
 
 
「名は秋山大治郎」とわざわざ名乗って辻斬りを繰り返すずきんの侍
しかも狙われるのは、幕閣の中枢で対立する田沼意次と松平定信の家臣ばかり。
意次の娘・三冬の夫である大治郎は窮地に追い込まれ、身の証を立てるため、家から一歩も出ない暮らしを余儀なくされる。
小兵衛は、四谷の弥七と傘屋の徳次郎だけを頼りに必死の追跡を始めるのだが……。
シリーズ初の特別長編、第10弾

 
 
--------
 
短編に慣れていたためか長編になると、
中々めでたしめでたしとゆかず苦悩することとなる。
そう簡単には進まない。じりじりと胸が焦がれる。
 
人間味溢るるお父様の言動に一緒に涙ぐみそう。


感謝の心を忘れない。
言葉にして相手に伝えることは大事
 
「いつもありがとう」
 
言えてますか? うちの母を見習いたいわ。
 
 



時代は違えとも同じ季節を生きている。桜散る春の嵐
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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2021-03-30 | 池波正太郎

 

池波正太郎
『剣客商売九 待ち伏せ』★★★ 


今さらですが・・
剣客を「 けんきゃく 」 と読んでいた・・
九巻目ですよ!?
表題作の最初の数ページ目のふりがなで気づいた。
え!?「 けんかく 」なの!?
うわうわ!!
ヤバくない?わたし?
 
速攻貸してくれたコに連絡したら笑ってくれたけど。
「客」ってかくって読む?きゃくじゃん。
「刺客のかくだね」
そう言われて納得・・うむ。
 
漢字のお勉強しようかな。
 
海外に行くと英語勉強しないと~!って毎回思うけど、まず母国語じゃ?
全くもってこれだけ本を読んでいても漢字が読めない!
 
 
さて新装版にて続々スタート
 
 
この作品は昭和53年4月新潮社より刊行された。
 
 
--------(抜粋)
 
 
「親の敵……」夜の闇につつまれた猿子橋のたもとで、秋山大治郎は凄まじい一刀をあびせられた。曲者はすぐに逃げ去り人違いだったことがわかるが、後日、当の人物を突き止めたところ、秋山父子と因縁浅からぬ男の醜い過去が浮かび上がってくる「待ち伏せ」
小兵衛が初めて女の肌身を抱いた、その相手との四十年後の奇妙な機縁を物語る「或る日の小兵衛」など、
シリーズ第9弾
 
 
--------
 
 
一番平和じゃないかな?
うつらうつらと船をこぐ感じ。
終りに向けてどんな展開が待ち受けているのか。
乞うご期待!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 



 
 
 
 
 
現実は期末月末でばたばた
来期の体制は私は変わらないけど、上の方が異動の渦ぐるぐる
大阪からテンション高めの人が来るし・・
(先日当人から電話、それに合わせて自然に愛想よく応対している自分に苦笑)
まぁこの季節ならでわな雰囲気

ニュースで都内の空きオフィス率が上昇とあるけど、うちはまだ関係ないらしい。
将来Myデスクなんてなくなるんだろうね。


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2021-03-29 | 池波正太郎

 

池波正太郎
『剣客商売八 狂乱』★★★★
 
 
新装版にて続々スタート
シリーズ半分まで来ました。
 
 
この作品は昭和52年5月新潮社より刊行された。
 
 
 
--------(抜粋)
 
 
足軽という身分に比して強すぎる腕前を持ったがために、うとまれ、踏みにじられ、孤独においこまれた男
秋山小兵衛はその胸中を思いやり声をかけてやろうとするのだが、一足遅く、侍は狂暴な血の命ずるまま無益な殺生に走る……表題作「狂乱」
ほかに、冷酷な殺人鬼と、大治郎に受けた恩義を律儀に忘れない二つの顔をもつ男の不気味さを描く「仁三郎の顔」など、
シリーズ第8弾

 
 
-------
 
この表題作の「狂乱」が読ませた・・
孤独は人を狂わせる。
 
 
 
---
 
 
 
「わしといっしょに稽古をすると、おぬし、生き返るぞよ」
はっと、石山が小兵衛を見やった。
「真の剣術というものはな、他人(ひと)を生かし、自分(おのれ)を生かすようにせねばならぬ。ちがうか・・・・・・おぬしの師匠は、そのように申されなんだか?」
石山は、目をみはっている。
長い歳月の間、忘れ切ってしまっていた亡師の言葉が、はっきりと石山の脳裡によみがえってきたからである。
 
 
 
 
 
 
 
 
「おのれの強さは他人に見せるものではない。おのれに見せるものよ。このことを、ゆめ忘れるな」
 
 
 
---
 
予想はついていたけど誰にも止めることは出来ない。
これぞ運命なのか・・
 
しかしオンナはこわいのぅ
 
---
 
 
 
「女という生きものはな、むかしのことなぞ、すぐに忘れてしまうのさ」
 
 
 
---
 
その通り!
出逢いが多過ぎで過去の人なぞなぞってられないわ(笑)
登場人物が多過
これぞ田舎と都会の違いです。わらわら
 
 
 
 
 
 
 
 
---
 
 
 
金竜山・浅草寺境内の北面、本堂の裏手一体を俗に[奥山]とよぶ。
ここへ出ると、日中でも、浅草寺境内のにぎわいが、まるで嘘のようにおもわれるほどの田園風景になる。
浅草田圃が北へひろがり、ところどころに木立やら竹藪やらが見え、夜にでもなると、その田地の彼方に新吉原の遊里の灯影が紅く燃え立つようにのぞまれる。
 
 
 
---
 
よいなぁ江戸・・
お江戸物語の醍醐味はこういった今にない風景描写にもある。
 
 
そう時代劇の録画始めました!
『鬼平犯科帳』とこちら『剣客商売』
 
 
 
 
 
 
 
 


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