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📚読書備忘録📚
(自己評価★★★★★)+泣ける物語
たまに山ブログ
         

M

2019-08-01 | 村上春樹

 



村上春樹
画 安西水丸
『象工場のハッピーエンド』★★★+


なんとなくな春樹のエッセイ
みんな知らないんだろうなぁ
「春樹」と口に出すと引かれる現状
偉大なる作家さんですが、どうしてこう・・ごにょごにょ
(私的にマイナスなことは言いたくなし)

ってことで遥かよき時代
まだ若かりし頃の二人のコラボ作品(別々の視点だったらしいがピッタリ)



+は水丸さんの絵に^^
「画家と作家のハッピーエンド」

こちら初版本





















週末の表参道
午前中の裏通りは外人さんの団体以外歩いておらず、
(タンクトップにショートパンツにサングラス 定番?)
じりじりと真夏の太陽が照りつけ、汗が流れて止まらない。
やっぱり凍てつく冬が好き。
どんなに寒くてもよい、この不快なる汗がイヤだ!
って言ったら「冬生まれ?」って突っ込まれた(関係あるの?)

二日酔いには梅干ですぜ。


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2019-07-16 | 村上春樹

 



村上春樹
『騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編(上)』★★


嵐のような暴風雨の中
そんな時に限って空港の駐車場は屋上しか空きがなく、
急いで降りたらスマホを思いっきり水溜まりに落とし(しかも角を割る;)
後々待合室で化粧ポーチと本を入れ忘れたのに気づいた・・
第三だから本屋さんなどあるわけがなく、帰りの空港でGET

文庫本だと4冊に・・
春樹は初期作品の方が好きなんだけど新刊

手元に本がないと読みなくなるのに、
手元に本があると眠くなる・・(笑)

ハードカバーから数年 記憶がよみがえる。
性描写が目につき無駄に思えてならない。
性交した で よくない?


---



ずっと奥の方までのぞき込めば、どんな人間の中にも何かしらきらりと光るものはある。



遠くから見ればおおかたのものごとは美しく見える。



「人は時として大きく化けるものです」



静寂が私の目を覚ました。時としてそういうことが起こる。突然の物音がそれまで継続してきた静寂を断ち切って、人の目を覚まさせることがあり、突然の静寂がそれまで継続してきた物音を断ち切って、人の目を覚まさせることがある。



---



三連休の最終日
少し晴れるかなと期待したのにぐずぐず模様
気が滅入る中 出かける気にもなれず・・

騎士団長
まだまだ続くけど、ここで一旦終了

小田原の~山の中~♪













地震と大雨の爪痕が残る阿蘇 +あか牛(って知ってます?)


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2019-05-17 | 村上春樹

 



村上春樹
『ダンス・ダンス・ダンス㊦』★★★★


GW旅行に持参した本(それも下巻)
南国であのハワイでの追跡劇を読みたかったがため。
想像してにっこり迷わすチョイス☆
デッキチェアに寝そべっての読書
波音を聞きつつ、サイドテーブルには冷えたビールなんてね。

しかし旅先での色々な事情でそこまで行きつけなかった。
宇江佐さん最終巻『竃河岸』を行きの飛行機で読んだのみ・・
心の余裕がないと読書なんて出来ない。
ただただお酒を飲むだけ。
ベトナムビアー(https://blog.goo.ne.jp/bookook/e/47b8ba1e0aa8e1d63836216c8094f4a1
旅の終盤では体調も思わしくなくなり、ホント参った(これは旅の備忘録?)

ベトナムのよかったところ
意外や気候が過ごしやすかったし、治安も悪くなく警戒は必要だけど怖い目に合わなかった。
まぁそこは運がよかった。
ベトナムの難なところ
こちら意外や食が合わなかったこと。
普段肉食が毎日のフォーと新鮮な果物(言うことなし!)がエネルギーとならなかった。



---



僕はいったいどうすればいいのだろう?
でもどうすればいいのかは僕はわかっていた。
とにかく待っていればいいのだ。
何かがやってくるのを待てばいいのだ。いつもそうだった。手詰まりになったときには、慌てて動く必要はない。じっと待っていれば、何かが起こる。何かがやってくる。じっと目をこらして、薄明の中で何かが動き始めるのを待っていればいいのだ。僕は経験からそれを学んだ。それはいつか必ず動くのだ。もしそれが必要なものであるなら、それは必ず動く。
よろしい、ゆっくり待とう。



---




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2019-04-18 | 村上春樹




村上春樹
絵 安西水丸
『ランゲルハンス島の午後』★★★


ちょうどこの季節にぴったりな暖かエッセイ
川岸の芝生に寝ころんで空を眺めてみたくもなる。
(そんな場所は皆無だけど)

試験勉強中に「ランゲルハンス島」の文字を見て、
あ 確か昔『遠い太鼓』の延長じゃないけど、地中海あたりにある島かなって思ったわたし・・
授業で「ランゲルハンス島」がまさかの自分の内臓と知り、意外性に驚いた。
(正確には、膵臓の内部に島の形状で散在する内分泌を営む細胞群 膵島のこと)
はは;
そこを突く春樹ってユーモラス(って今言わない?)





この初版本の帯・・(笑)
昔の方が何の縛りもなくよき時代なのが分かる。
ネットで叩かれるなんてなかったものね。

さくっと読んでしまった。

ちなみに家には時計が11個あった。真似して数えてみた。
全部微妙にズレてるし・・










以前から気になっていた本
和風フレンチ帰りの本屋さんで見つけた!
予約してまでほしいわけじゃなく巡り会いをどこかで待ってた。









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2019-04-15 | 村上春樹

 



村上春樹
『やがて哀しき外国語』★★


旅行記 紀行文
滞在記 inアメリカ
その二年で『国境の南、太陽の西』と感銘を受けた『ねじまき鳥クロニクル』を執筆
こちらも遠い太鼓と一緒に持参し、ゆっくり再読

水丸さんの絵にほっこり。
ゆるくて気落ちがやわらかくなる。




プリンストン大学
客員研究員として招聘された過去はあまり知られてないんだろうな。



精神状態も安定に入り(大げさな?)
今は特に何を読んでも感化されず、すーっと通り過ぎてゆく。
「キツイ」時期と「キツクない」時期
そのどちらでもない。
10連休が近いしまた下がることはないかな。
なつかしき沖縄

新年度が始まったけど、特に大きな動きはない。
事業本部長に事業部長に担当部長に担当課長・・若返り人事





























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2019-03-30 | 村上春樹

 



村上春樹
『遠い太鼓』★★★★


旅行記 紀行文
実家から持参し、ゆっくりこの一週間で読む。

今の精神状態にリンクするかのように、じんわりと浸透
そう誰にでも「キツイ」時期があって、どうしようもない時がある。

期末
そして新年度が始まる。



---



僕は外国を訪れたとき、音によって最も鋭くその異国性を認識することがよくある。視覚や味覚や嗅覚や皮膚感覚や、そういう他の感覚がたどりつけない何かがそこにはあるような気がする。何処かに座って僕自身の体を静かに鎮めて、耳の中にまわりの音を吸い込ませる。すると彼ら――あるいは僕自身の――異国性が柔らかな泡のようにふうっと浮かびあがってくるのだ。



シンプルな人生。
文学における内的必然性も、内的必然性としての文学も、文学の形をとった内的必然性も、内的必然性の形をとった文学も、文学的な内的必然性も、内的な文学的必然性も、そういうものは一切ない。



外に出て少し丘を上がり、最初にみかけたカフェニオンに入って、冷たいビールを注文する。
目の奥が痛くなるくらいよく冷えたビールである。静かな午後、暖かい光。「レスボス島はギリシャでいちばん晴天日の多いことで知られています」と観光パンフレットにはある。パトロール・ボートが港に入ってくるのが見える。青と白のギリシャの旗が風に揺れる。まるで人生の日だまりのような一日。
誰かが僕らの絵を描いてくれないかな、と思う。故郷から遠く離れた三十八歳の作家とその妻。テーブルに上のビール。そこそこの人生。そしてときには午後の日だまり。



ハルキ島へ

ハルキ島へ行くことにする。もしあなたと同じ名前のついた小さな島がエーゲ島にあったとしたら、あなただって一度そこに行ってみたいと思うでしょう?



---



セオフィロスの絵

検索していたらギリシャブログにたどり着く。
https://blog.goo.ne.jp/lesvosolive/e/6738f6332d0a067f92452c4eebf8791a



いつか行ってみたいミコノス


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2019-02-18 | 村上春樹

 



村上春樹
『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』★★


スコットランド アイルランド ウィスキー紀行
表紙の写真は奥様が撮影
辺境からのつながり&最近ウイスキー好きのため。
VDチョコだってウイスキー&ブランデー入りGET
あと最近のMyお土産ヒットチョコも(http://shop47.info/pikannatsu/


-------- (抜粋)

シングル・モルトを味わうべく訪れたアイラ島。そこで授けられた「アイラ的哲学」とは?
『ユリシーズ』のごとく、奥が深いアイルランドのパブで、老人はどのようにしてタラモア・デューを飲んでいたのか? 蒸溜所をたずね、パブをはしごする。飲む、また飲む。
二大聖地で出会った忘れがたきウィスキー、そして、たしかな誇りと喜びをもって生きる人々――。
芳醇かつ静謐なエッセイ


--------

日々の楽しみって何だろう。


誰か他の作家さんと勘違いしているのか、奥深い旅行記かと思ったけど・・
エッセイだから旅行記じゃなかった。

検索検索✓✓

そう椎名さんだ!


https://www.suntory.co.jp/whisky/museum/know/shiina/vol3/4.html

https://www.suntory.co.jp/whisky/museum/know/shiina/vol4/


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2019-02-15 | 村上春樹

 



村上春樹
『辺境・近境』★★★


続いても辺境を含む旅行記
イーストハンプトン
からす島(瀬戸内海の無人島)
メキシコ
讃岐(うどん♪)
ノモンハン
アメリカ大陸横断
神戸(故郷)
辺境と言ったらノモンハン!我が衝撃の書『ねじまき鳥』
歴史上大きく取り上げられていないからか知らなかった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ノモンハン事件
NHKでトラック島での消えた連合艦隊特集をみて、こちらも初耳だった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/トラック島空襲
そう知らないことが多過ぎる。
日本が起こした戦争


---



世の中には故郷にたえず引き戻される人もいるし、逆にそこにはもう戻ることができないと感じ続ける人もいる。両者を隔てるのは、多くの場合一種の運命の力であって、それは故郷に対する想いの軽量とはまた少し違うものだ。どうやら、好むと好まざるにかかわらず、僕は後者のグループに属しているらしい。



---
私は半々というところかしら。
故郷は近し。

こちら写真版もあるby映三くん
https://www.shinchosha.co.jp/book/100149/































さて連休二日目
精神の破綻が起こる。
ガーピー・・もしもし?もしもし?
「距離をおこうか」怒りの長文メール
さぁて大きく深呼吸~
「長いメール来てた」そうきた(笑)

---

「俗に、<物言わぬは腹ふくるる業>という。普段は黙って何でも呑み込んでいる人の方が、実は芯が強くて厄介なのだと、」

---
宮部みゆき『あんじゅう』の一説に納得

ブレブレなわたし・・
その後電話がかかってきて、一瞬の無言の後お互い笑う。


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2019-02-13 | 村上春樹

 



村上春樹
『雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 』★★★


椎名さんの辺境紀行(ロプノール)に触発され、
こちらも辺境紀行ってことで久々の春樹
再読を何度重ねてもやはりおもしろい。

三連休の初日から旅行記漬け
『辺境・近境』
『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』と続く。





予定していたエッグベネディクトはキャンセル
スノボもキャンセル(ごめんなさい!)
まさかの東京駅ランチもキャンセル・・
雪予報が見事外れて余計に立ち位置微妙に。

まだここまではよかった。



---



僕を引きつけたのは、そこにあった空気の質のようなものではなかったかと思う。そこにある空気は、他のどことも違う、何かしら特殊な質を含んでいるように僕には感じられたのだ。肌ざわりも、匂いも、色も、何もかもが、僕がそれまでに吸ったどのような空気とも違っていたのだ。それは不思議な空気だった。旅行というのは本質的には、空気を吸い込むことなんだと僕はそのとき思った。おそらく記憶は消えるだろう。絵はがきは色褪せるだろう。でも空気は残る。少なくとも、ある種の空気は残る。
僕はそのあと長いあいだずっとその空気のことを覚えていた。そしてその空気の中で起こったいくつかの日常的かつ非日常的な(それはひとつの硬貨の裏と表なのだ)いくつかの物事を。僕はそのあといろんな国に行ったし、そこでいろんな空気を吸った。でもトルコの空気の不思議さは、どこの空気の質とも違っていた。どうしてトルコの空気がそんなに僕の心を引きつけたのか、僕には説明できない。



---





阿佐ヶ谷にトルコ料理屋さんを見つけ「行ってみたい」そう口にしていた。






























「人任せは、やめた方が良くないですか?」
ご指摘の通りです・・SW入れて出直します。


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M

2018-04-05 | 村上春樹

 



村上春樹
『螢・納屋を焼く・その他の短編』★★


昭和62年初版本

今回は納屋を焼く以外で。
小人が気になるのと、新年度のばたばたさで、読んでいたゴルフ指南本を挫折・・
一体何冊チャレンジしたのか坂田さん(坂田塾)さえ毎度挫折・・
ゴルフは水曜出張と言われて勢いが削がれたまま。

山のような未読本が消え、再読期間?
話題本NO.1のコペルくんも途中放棄
穂村さんの新刊と、震災関連本、昨日BOOK-OFFで買った吉田修一
読みかけは5冊

読書会メンバとのお花見は流れ流され・・
















































先週末 in飯能 クルマで二時間・・遠い~
お酒を飲みつつ芝生の上でごろごろ
久々のお休みにゆっくり出来て満足そうだった。

もー桜におなかいっぱい(笑)


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