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2019-02-13 | 村上春樹

 



村上春樹
『雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 』★★★


椎名さんの辺境紀行(ロプノール)に触発され、
こちらも辺境紀行ってことで久々の春樹
再読を何度重ねてもやはりおもしろい。

三連休の初日から旅行記漬け
『辺境・近境』
『もし僕らのことばがウィスキーであったなら』と続く。





予定していたエッグベネディクトはキャンセル
スノボもキャンセル(ごめんなさい!)
まさかの東京駅ランチもキャンセル・・
雪予報が見事外れて余計に立ち位置微妙に。

まだここまではよかった。



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僕を引きつけたのは、そこにあった空気の質のようなものではなかったかと思う。そこにある空気は、他のどことも違う、何かしら特殊な質を含んでいるように僕には感じられたのだ。肌ざわりも、匂いも、色も、何もかもが、僕がそれまでに吸ったどのような空気とも違っていたのだ。それは不思議な空気だった。旅行というのは本質的には、空気を吸い込むことなんだと僕はそのとき思った。おそらく記憶は消えるだろう。絵はがきは色褪せるだろう。でも空気は残る。少なくとも、ある種の空気は残る。
僕はそのあと長いあいだずっとその空気のことを覚えていた。そしてその空気の中で起こったいくつかの日常的かつ非日常的な(それはひとつの硬貨の裏と表なのだ)いくつかの物事を。僕はそのあといろんな国に行ったし、そこでいろんな空気を吸った。でもトルコの空気の不思議さは、どこの空気の質とも違っていた。どうしてトルコの空気がそんなに僕の心を引きつけたのか、僕には説明できない。



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阿佐ヶ谷にトルコ料理屋さんを見つけ「行ってみたい」そう口にしていた。






























「人任せは、やめた方が良くないですか?」
ご指摘の通りです・・SW入れて出直します。


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