天馬空を行く

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教え方って人それぞれでしょ!

2015年11月30日 | サッカーで思うこと


息子の所属する地元の少年サッカーチームのお父さんコーチとなって間も無なく3年になろうとしている。
営利チームではないので、チームのお父さん、お母さんの協力で成り立っているチーム。
自分も何かお手伝いをしなきゃと思い、サッカーは出来ないけれど、コーチとして着任した。

チームは何人かのお父さんコーチで構成されている。
かつてはお母さんコーチも存在した。
全てボランティア。

統一した指導方針をコーチ間で持たないチームなので、指導方法はそれぞれバラバラ。

大きな声を出して指導する人もいるし、そうでない人もいる。
自分が子供の頃に学んだ方法で指導する人もいれば、最近のやり方で指導する人もいる。
3人いたら、三者三様と言ったところだ。
保護者の方からもそれで特に問題は出ていない

自分の場合、サッカーは学校の授業でやった程度。
オフサイドや間接フリーキックはもちろん、何がゴールキックで何がコーナーキックだかも分らないぐらいのサッカー無知。
プレイはもっとひどい。
正直、ヘタっぴな部類に入る

だからチームでコーチのお手伝いをすることになったとき、一般的なサッカーの入門書はもちろん、少年サッカーの本を読みまくり、ビデオやYoutubeで実際の映像を見ながら勉強した。

子供と毎週のように公園へボールを蹴りに行き、Jリーグも観戦にも行き、テレビではヨーロッパの試合を観戦した。
そして4級審判を取り、D級コーチも取得した。

そうして、サッカーと言うものが、ナントカ分るようになった。
が、いくらインサイドキックのやり方を頭の中では分っても、実際教えるのは違うものだと言うことも分った。

そりゃそうだよね、経験がない。
それに子供ってイレギュラーなことが多いから、マニュアル通りにはいかない。
こちらがこう来るだろうと予測して構えても、その予測から外れることが多い。

そこで自分はサッカーの知識で教えるのを止めて(あきらめて)、子供と同じ立場になり一緒に学ぶと言うことにした。

何か聞かれても、紙で学んだ知識を伝達するのではなく、
「コーチも分らないから、一緒にやってみよう!」と言うような感じで。

その代わり、「コーチヘタ!」と子供たちからバカにされることもしばしばあった
でもそれはそれで率直な批判として素直に受入れた。

最近、入ってきた低学年の子達は、自分のことをあだ名で呼んだりする。
普通は”○△コーチ”と呼ぶのが一般的。自分もかつてはそう呼ぶのが正しいものだと思っていた。
でも子供たちは親しみを込めてそう呼んでくれる。

かみさんには、コーチとしての威厳がない!と言われたが、そもそもコーチに威厳は必要ないよね。

コーチは子供たちにサッカーが楽しんで出来る環境を作ることがまず第一の仕事だと思っている。
決して威張るのがコーチではないし、言い聞かせるのがコーチではない。

子供たちが楽しんでサッカーをプレイして上達してくれれば、細かいことは抜きにしていいのかなと思っている。

授業参観で学校へ行くと、チームの子達が集まってきてくれる。
中にはカンチョーをしてくる子もいるけれど、怖がられるコーチより、こうして親しんで接してくれることが大事だと自分では自負している。


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