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イラクで人質になった方々への敬意表明と激励のアピール

2004-05-04 | Weblog
緊急アピール:イラクで人質になった方々の活動に敬意を表し、
これらの方々への非難・中傷を直ちに止めるよう訴えます
(電子署名システム)

もともとは東京大学の教職員グループが学内で始めた署名活動ですが、瞬く間に他大学や一般に広がり、5月3日現在で3647名の署名、1722通のメッセージが集まっています。

日本では、一部の政治家とマスコミが「自己責任」という言葉を持ち出して人質被害者の行動を批判しています。ところが、日本よりもずっと個人の責任を重んじるアメリカやヨーロッパでの論調はむしろ正反対で、アピール本文に述べられているように、むしろ「日本人は人質となった人たちの行動を誇りに思うべきだ」と評されています。一部の政治家とマスコミが叫ぶ「自己責任」という言葉が、誤解によって、あるいは為政者の恣意によって、どれほど捻じ曲げられているか、われわれは見逃してはなりません。特に、アメリカに住み、「自己責任」の真の意味をアメリカ社会から学んだ(はずの)日本人は、率先して、曲解された「自己責任」という言葉による人質被害者へのバッシングに抗議し、「自己責任」の真の意味を多くの日本人に知らしめるために行動すべきではないでしょうか。

人質事件といえば、イラクで拘束されたアメリカ人のトマス・ハミルさんも無事に保護されました。ハミルさんも「政治的要求のための人質」という点では高遠さん、今井さん、郡山さんと同じですが、アメリカ国内で、ハミルさんに対して「自業自得だ」「救出費用を本人に請求せよ」などという意見は出るでしょうか? また、今日本で起こっている人質被害者へのバッシングを、アメリカの人々はどのように理解するでしょうか?

この署名に寄せた嘉田のメッセージ

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