なっちゃん農園たより

ネコじいじが、都会に住む農園主のなっちゃんに、農園たよりと館山の花だよりを送ります。
お花好きな方もコメントどうぞ。

ヌルデ

2019年09月21日 18時13分08秒 | 樹木

ウルシ科のヌルデです。

北海道から本州、四国、九州に分布する落葉小高木、平地から山地で見られます。

高さは5メートルから10メートル、葉は互生、奇数羽状複葉です。

小葉は3対から6対、卵型でまわりには鋸歯があります。

大成する小葉の間の葉軸には「翼」があります、翼はヌルデの特徴です。

雄花のさく木と雌花のさく木があります、どちらも花びらは5枚で雄花は花弁が反り返り雄しべが花から出ます。

雌花は5枚の花弁が反り返らず、雌しべが紅色です、下の写真は雌花のさく木です。

 


カラムシ

2019年09月19日 15時24分31秒 | 野草

イラクサ科のカラムシです。

北海道から本州、四国、九州から東アジアに分布する多年草です。

皮から取れる繊維は丈夫で、紡いで糸にして布にしたり、紐を編んで縄や漁網を作ったそうです。

このため縄文時代から人の手によって栽培されていて、畑から野生化した可能性もあるそうです。

高さは1メートルから2メートル、地下茎をのばして立ち上がるので群生します。

葉は互生、卵型で葉柄は長く先はとがり周りには鋸歯があります。

花は葉の付け根から房状に、茎の下部から上部までさきます。

 茎の上部では雌花がさきます、小さな筒形の花から雌しべがのびます。

 茎の下部では雄花がさきます、花弁は4枚、雄しべも4本出ます。

 


イタドリ

2019年09月17日 12時05分28秒 | 野草

タデ科のイタドリです。

本州、四国、九州に分布する多年草、道ばたや土手で日当たりの良い場所で見られます。

高さは1メートルから2メートル、丈夫な茎が立ち上がります。

葉は互生、卵型で先がとがり、雑草の中では少し大きな葉です。

葉の付け根から花穂が出て多数の花がさきます。

雄花のさく株と雌花のさく株があります、筒形の花びらは5枚です。

雄花は5本のおしべが花から外に見えますが、雌花は3本の花柱が見えますので写真は雌花のようです。

 


ヒナタイノコヅチ

2019年09月15日 15時47分10秒 | 野草

ヒユ科のヒナタイノコヅチです。

本州から四国、九州に分布する多年草です。

9月8日に「ヒカゲイノコヅチ」をご紹介していますが、同じような形で花穂が寸詰まりのような感じです。

高さは30センチから1メートル、 葉は対生の卵型先がとがります。

花穂が「ヒカゲイノコヅチ」より短いのが特徴です。

緑色の花びらは5枚、雄しべも5本、トゲ状の小苞があり動物にくっついて広がります。 

 


コマツナギ

2019年09月14日 14時38分59秒 | 野草

マメ科のコマツナギです。

本州から四国、九州に分布する落葉の小低木、草地や土手の日当たりの良い場所で見られます。

茎は1メートルほどのびます、周りによりかかるものが無いと茎は地をはうので、枝が30センチほどの高さになります。

葉は互生、小葉7枚から11枚くらいの奇数羽状複葉、小葉は卵型です。

葉のわきから房状の花穂を出します、花は下から先端に向かって順次さきます。

うすい紅色の花で、花が終わると豆の入った莢ができます。