紺日わん倶楽部

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水無月のお茶事 ~懐石編~

2014-07-02 | お店、料理
今日7月2日は七十二候の1つ「半夏生」(はんげしょうず)の日。
半夏生(はんげしょう)”とは夏至から数えて11日目にあたる日です。
この時期に「カラスビシャク(漢名:半夏)」という薬草が生えることから名がつけられたそうです。

先日お茶のお仲間で正午の茶事をいたしました。
壮り付けしたお花がまさしく半夏生と矢はずススキ。
静寂な茶室に佇まいが凛としてとても清々しい空気にあたりが包まれます。
梅雨の晴れ間に恵まれ庭の露地も雨上がりで晴れやかな風情でした。


さてお濃茶のための懐石といいながらも季節のお料理は楽しみの一つです。
今回の水無月茶事のお懐石をご紹介します。
プロのお料理屋さんにお願いしたので自分ではなかなか出来ない季節の旬のものを取り合わせていただきました。
















箸洗い、香の物は省略いたしました。

先物の鱧の湯引きや鮎の一夜干しなどとってもおいしかった~ 

お濃茶は京都宇治丸久小山園 「喜雲」 鵬雲斎大宗匠好。

薄茶のお干菓子 


石川屋本舗さんからお取り寄せしたかいちんとあわ雪乃里

御薄茶 上林春松「 双鶴の白(そうかくのしろ)」 坐忘斎宗匠御好。

一期一会のお茶事。
種火がすっかり消えてしまったりと多少ハプニングもありましたが、
ご無沙汰していた御先輩もお出まし頂けて和やかな楽しいお茶事となりました。

次はお料理教室でお習いした夏越のお茶事の懐石料理をご紹介。

向附      イサキの焼霜造り
飯        一文字
汁        焼き豆腐と夏蕨
椀        鮎並の葛叩き
焼物      賀茂茄子田楽 万願寺添え
焚き合わせ  穴子の有馬煮、五三竹、蓬麩
強肴      蛸ともろ胡瓜、だつの梅肉和え
箸洗      梅干出汁にてタピオカ
八寸      畳鰯、食用ほうづき
香物      沢庵、しば漬け、すぐき


















季節の主菓子


水無月

自分で作ると甘さも控えめに出来ちょっとしたおもたせにも喜ばれますね。


もうすぐ梅雨も終わり暑い夏が到来します。
季節の変わり目ですがお友達お招きしてお茶一服いかがですか?
お懐石、お料理など何か参考になれば幸いです。
ではまた。
ごきげんよう!

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