紺日わん倶楽部

日々の暮らしに彩りを

壽 初春大歌舞伎 夜の部にて

2015-01-06 | エンターテイメント
新春歌舞伎 1月4日夜の部に行ってきました。
2013年4月2日に新規開場して以来、1年9ヶ月も経ってやっとです~












お正月らしい飾りつけ









久しぶりの歌舞伎で着物きてちょっとおめかし。お正月晴れの気分で華やぎの場に行ける幸せに感謝です。入口では吉右衛門さんの奥様と染五郎さんの奥様がご挨拶にみえてました。
お客様も新春にふさわしくご婦人方のあでやかなお着物姿も多く、中には殿方のお着物姿もちらほらと。歌舞伎座に華を添え観客も一緒に舞台を盛り上げる。

さてさて、今日の演目は↓



お正月というと「連獅子」の豪快な毛振りなんか豪華な舞台を期待しますが、
今日の演目では「黒塚」が一番良かった。猿翁十種の一つとして上演されているものらしい。
第一景は能楽様式、第二景は新舞踊の形式、第三景は歌舞伎の手法とおのおのの特性を生かした三段構成。猿之助さんの上手いこと。特に二幕の三味線と踊りは秀逸。勘九郎さんも実に品性とオーラがあって初役とは思えない存在感。しっとりしみじみと味わう演目に年頭から気を引き締め、自身を省みる謙虚さを感じさせる舞台でした。

他、「女暫」の玉三郎さんの巴御前は洒落てて軽やかな華があってお正月らしいです。


席の間隔も広く、傾斜も程よく舞台が良く見える。椅子のすわり心地いいです。
花道も前より低くなってる感じですが・・・・


緞帳も4種類あるようですね。 



お土産コーナーも充実してます。











合間にいただいたお弁当




お土産





建物の詳細は 養老孟司×隈研吾 さんの対談の中にエピソードとしてお話されてますのでそちらをご覧ください。 

私が一番疑問に思っていた事、地下鉄から上がっていったん外に出て正面から入る。そのことにお答えの件があります。
なるほど!! 隈さん粋なことをなさる! 隈に一本取られた。 隈取り~
(正月からすみません。養老先生も隈さんも息子の中高、大の大先輩にもかかわらず失礼しました。)

養老孟司×隈研吾 「ともだおれ」思想が日本を救う
養老孟司×隈研吾対談:生まれ変わった歌舞伎座を見に行こう(1)~(5)

日経ビジネスオンラインより