オーダーマントコート制作中

すっかり春の陽気になってきましたね。
テンプレートも新しく桜模様にしたらなんだかウキウキ気分。

ドックショーやイベント会場で豹柄マントコートを御覧になり、
愛犬のドーベルマン用にとオーダー頂いたコートを現在制作中です。

オーダーというとちょっと面倒に思われたり、どのように受注するのかわからないといった声が聞かれます。
この度オーダー頂いたマントコートの進行状況や流れを簡単にご説明しながら
少しでも煩雑に思われてる問題解決の一助になればと思い公開致します。

STEP 1

まずはお気軽にご相談ください。
メールやイベント会場で直接またはお電話でもOKです。
疑問に思った内容をご質問ください。
ワンちゃんのサイズや大まかなご希望がわかればよりスムースに進行出来ます。

STEP ２

ご質問の内容を基に参考サンプルやラフなご提案(生地やデザイン等）またお見積りを制作致します。
実際に参考商品もしくはトワル（本当の生地ではなくシーチングや見本用の生地等）をワンちゃんに着用し確認する。
できるだけ出来上がりの雰囲気をつかむ。
サイズ、全体のバランス、デザイン等ご希望や変更、追加したい箇所をご連絡ください。
この時点が最も大切な作業になります。
（段々とオーナー様も実感として商品の出来上がりが想像できるかと思います。）
この時点ではまだ料金の発生はしません。

STEP ３

さていよいよ商品提案にご満足頂けご納得いただけましたら、制作に取り掛かります。
ご希望のデザイン、生地、付属、刺繍などのオプションが決まり次第
本契約になりここからは料金が発生いたします。
（高額商品の場合,内金として約50％お支払いいただいています。）

以下、ご提案書の例としてお考えください。

全体の完成イメージ


付属品の決定やご提案
細部までオーナー様がこだわり一番差別化できるパーツになります。
変更できる物、ご提案できるもの等細かく打ち合わせ致します。
（メールや電話、郵送にて）
ここまでで約2～3週間、平均2～3回程打ち合わせ。

オプションになりますがワンちゃんのネームを入れる場合
大きさ、フォント、糸の色、位置等をご提案

STEP ４

打ち合わせの内容に従ってサイズ修正や部分発注していきます。
これから先は縫製工場様に生地、パターン、付属品その他もろもろをお送りして本生産になります。
期待に胸ふくらませてわくわくドキドキしながら約1ヶ月お待ちください。


試着したサンプルのパターン修正は全てCAD（東レのパターンマジック）で行います。
データーは全て個別管理にしていますので次回からサイズの見直しやデザイン変更に迅速に対応できます。


CADで制作したパターンを実際の紙に出力していきます。
プロッターは武藤A800を使用しています。　かなり大型の実寸大のパターンに対応できます。


サンプルの仕様と変更などがあった場合
実際の生地に選んだテープを部分縫いしてお送りして確認して頂きます。


細かい付属パーツも写真や実物で確認して頂く。


追加パーツや変更部分は出来る限り実際に作ってお送りして確認。
（今回は　リボンを後身頃に追加発注されました。）


刺繍を入れる場合は刺繍工場様に先に刺繍して頂きます。
色、フォント、大きさ、位置でがらりと印象が変わりますので慎重に進めていきます。


STEP ５

工場様の空き状況などにもよりますがおおむね1ヶ月余りで製品が上がってきます。
いよいよ製品をお客様にお届けして完成です。
約2か月間オーナー様と出会って相談しながら進めてきたプロジェクトが終了の時を迎えます。
製品を送り出す時は、愛着がわいてなんだか愛おしい子供の様で
ちょっとさみしい気持ちに。
でも本当に喜んでいただけるオーナー様やワンちゃんの気品に満ちた凛々しい姿を見ると、
何物にも代えがたくお作りして良かったなぁ～と感謝の念で一杯になります。


前回制作した豹柄マントコート。　男の子用。


前回制作した豹柄マントコート。　女の子用。


長くなりましたがオーダーの流れや進行状況が少しでもご理解いただけたら幸いです。
身近に感じていただけたら、愛犬のために世界にたった一つの製品を楽しくご一緒に作ってみませんか?
小型犬や中型犬も受注受けつけています。
尚、婦人服のパターンやオーダーも制作していますのでご興味のある方はコメントよりお問い合わせくださいね。
ホームページにてカスタムメードのコーナーも新しく制作中です。
近日中にサイト更新いたしますので是非ご覧下さい。