紺日わん倶楽部

日々の暮らしに彩りを

茶懐石実践講座 初風炉編

2012-04-30 | 茶の湯


















茶の湯の世界では5月は炉から風炉に変わる節目に当たる。
お懐石もそれに準じてさっぱりとした献立、器、取り合わせになって新たな気持ちで臨む。
初風炉の季節の献立でお茶事料理を教えていただきました。

写真上から
・向付:氷魚とアスパラのみぞれ和え
・飯
・汁:袱紗仕立てで青楓麩、青さのり 水溶き辛子
・煮物椀:翡翠真蒸椀 椎茸、ぜんまい、木の芽、梅肉添え
・焼き物:鮎並の柏葉焼き
・炊合せ:若竹煮(筍、若布、蕗、ヨモギ麩、木の芽)
・和え物:筍と烏賊の木の芽和え
・箸洗い:タピオカ
・八寸:スモークサーモン、山菜味噌漬
・湯桶、漬物3種
・菓子:干菓子(州浜で天豆、すり種でせんべい)

お酒:屋守(おくのかみ)

今日のメインの真蒸はゆでたエンドウ豆(正味)100gと生身100gをミキサーに入れ混ぜた後
水出汁を60cc入れてよく混ぜ、さらに卵白を入れ十分に練れた状態する。
それを中火で10分くらい蒸し上げれば出来上がり。
簡単で緑の鮮やかな色がこの時期ぴったりで季節感のある真蒸です。

今日のお菓子も手作り。鶯粉と水あめと砂糖をこね、切って形を整えれば完成です。
ほんとに5分くらいでできました。もう1種もすり種を切って中に餡を入れ焼印入れたら終わり。
お菓子もあまり深く考えないで挑戦してみると経済的にも助かりますよね。
和菓子1個がものにもよりますが400円~500円もかかると御稽古お茶事にはちょっと躊躇します。

お酒は今回もまた巷では手に入らないお酒らしい。
豊島酒造さんの屋守(おくのかみ)。
すっきりとして時間がたつと甘く感じる、クィックィッいけちゃいますね。
お酒がメインの習い事ではないのですが
毎回どんなおいしいお酒に出会えるか楽しみです。

と連休の幕開けもやっぱ、おいしい食べ物ととおいしいお酒です~