お稽古場に珍しい花が活けてありました
名前はムサシアブミ
山野草や高山植物に類するサトイモ科の植物で独特な形をしています
季節の花 300 武蔵鐙
大きな3枚に分かれた葉が2本ありその間にちょっとグロテスクな…
馬具のアブミに似ていることからこの名前がついているのだとか
この時期、ユキモチソウ、クマガイソウ、アツモリソウなど珍しい花や茎(?)を茶会などで見かけます
根つきの株のまま、当日持っていって、その場で切って活けると伺ったことがあります
花は生ものなので、事前に準備していても、暑かったり寒かったり、あるいは開き過ぎたりしおれ過ぎたりしてしまいます
茶会の準備段階では一番苦慮するらしいです
一期一会の茶会では亭主の心入れを存分に汲み取りたいと思っております
ですから心穏やかに楽しむ余裕がないと本当に申し訳ないです
震災の影響で予定していた茶会が中止や延期になって寂しい春でしたが、やっと気持ちの余裕も出てきました
ゆっくり茶会に出かけるのが待ちどおしい