矢車草の咲く道を。

アートで穏やかで豊かな暮らしを。

障害者アートクラブ

2015-12-24 09:08:13 | アートセラピー
先日は、さいたま市の障害者施設の
アートクラブで、

色彩アートセラピー

の出張アトリエの仕事をしてきました。

この仕事は、株式会社ハート&カラーが運営する、

子どものアトリエ・アートランド(本部・青山)

出張アトリエの、私は派遣子どもアート療法士として月に2回ほど活動しているものです。

こちらの障害者施設では、毎週月曜日の夕方5時半~7時くらいまで公民館などの場所を借りてアートクラブ活動をされていて、終わったらその場で夕ご飯を食べて、スタッフの方の送迎で自宅やグループホームに帰宅するという日課になっているようです。

重度の知的障害者の方が6名。年齢も19歳~30歳までと若い人が中心です。
みなさん、アートがしたいと希望されている参加者さんなので、会場に到着するやいなやすぐに創作に取り組み始めます。

調子の良い人悪い人、昼間の作業で疲れてしまっている人も日によっていらっしゃいますが、自由創作なのでそれぞれのペースで過ごす事ができるのがストレスにならずに良いですね

時間は60分ほどですが、ひとりで15枚くらい絵を描く人もいます

粘土がお気に入りのRさん、この日は絵も少し描きました。「ワンワン」と指をさして教えてくれました

Sさんはアンパンマンが大好きで、スタッフの方のスマホを覗きこみ真剣な眼差しで模写してました!集中力が半端じゃありませんね

リュックを担いだままのTさんは、鉛筆を選びスピード感あるタッチで気持ち良さそうに線を描いてました

歩き回ったり、たまに大声をあげたりする人もいますが、そこが安心できる場所なので、スタッフの方も含め穏やかな雰囲気包まれています

会場を後にする時、30代のSさんに
「良いお年を~(*^^*)」と挨拶すると
、パッと両腕を広げ、思わずハグしてました Sさんなりの挨拶だったのでしょうね嬉しくなりました


こちらの施設では画材は全てスタッフの方が用意して下さっています。私は作品写真を撮り、
自宅でカルテ記入をします。
から作品を読み解きます。 心の状態や成長の変化をキャッチするのです。

末永メソッドによる色彩アートセラピーです。

私は個人のアトリエとして、
障害児を対象にアートセラピーを取り入れた出張アトリエの活動もしていますが、やはりこのメソッド
自由創作のスタイルは合っていると実感します