BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

呪術廻戦 第242話 『バカサバイバー!! ~舞い上がれ~』 感想: あまりにもバカすぎて「虚無」になっててツラい。。。

2023-11-20 10:22:39 | 呪術廻戦
うーん、なんか冗談、きつい回だなぁ。

まぁ、異能バトルでシミュレーション空間に没入するのは、それこそ、ジョジョの頃からあることにはあったけど、しかし、これはちょっと度が過ぎないか?

ていうか、単純に面白くないよね?

てか、誰もこれ、面白いと思ってないよね?

むしろ、これはひどい!って、読者に言わせてその悪態でもってただバズらせたいだけ、というか。

いや、もしかしたら、作者とか編集者はこれが面白いと真剣に思ってるのかもしれないけれど。

だったらもう感性の違いに呆れるしかないのだが。。。


だって、完全にお笑いのパロディじゃん。それだけじゃん。

穿った見方をすれば、すでにお笑いの世界が完全に過去のお笑いのパロディでしかないじゃん、ってことなのかもしれないけれど。

なんか、ものすごく「虚無」の世界に陥っているのだけど、これ。

これくらいならまだ、秤のパチンコのほうが良かった気もする。

少なくとも、作者は、パチスロや美少女ゲームが好きなんだろうな、仕方ねぇね、そんな好みのネタ、振り込みやがって・・・、って思った納得できたけど。

でも、この、羂索と高羽のお笑いシミュレーションは、あまりに虚無過ぎて。

こんなことしか考えられない作者の脳みそのほうが心配になってくる。

まぁ、本人はただ遊んでるだけなのかもしれないけれどね。


しかし、こうなってくると、日車の「法廷裁き」という能力も、なんていうか、現代の日本社会の風刺をしたいだけに考え出されたような気がして萎えてくる。

ホント、渋谷事変がピークだったね。。。

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【推しの子】 第132話 『ニノ』 感想: あー、なるほど、ここでカミキヒカルがでてくるかぁ。。。

2023-11-18 19:40:57 | 推しの子
うん、いくら、かなの役作りのためとはいえ、旧B小町のニノをタイトルになにするの?って思ってたら、最後にカミキヒカルだよ。

なかなかに姑息だよね、そうやっておばさんになったニノを内偵役に使うのだから。

でもまぁ、確かに、アイだったら、え、そんなこと言ったっけ? っていうだろうな。

なんたって、アイにとって、愛は嘘だから。

最強で無敵のアイドルを最後まで演じるはずだから。

・・・ってな具合で、細部にいろいろ押し込んでくるなぁ、って思った。

にしても、かなじゃなくても、あのニノの反応にはビビるよね。

そして芸能人なんて、少なくとも昔の芸能人なって、情緒壊れたヤバい奴じゃないとやってけない、というのは、一連のジャニー●騒動の後だと信憑性が高いよなぁ。

これじゃ、軽いホラーだよw

とまれ、こうしたカミキヒカルの陰が少しずつ介入してくるようだけど、これ、アクアはわかってやってるのかなぁ?

だとすると、アクアはだんまりを決め込んでも、あかねあたりが素で気づいてしまいそうで怖い。。。

一体この先、どういう方向に向かうのだろう???

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葬送のフリーレン 第11話 『北側諸国の冬』 感想: 「時間とはなにか」という問いが本作の主題であることに気づかせてくれる回。上手いな!

2023-11-18 09:51:21 | フリーレン
前半が、前回までのVSアウラ戦を終えてのエピローグ、

後半が、エルフの同胞であるクラフトを含めての半年間の冬ごもり。

いやー、時間の使い方がホント、うまいね。

前回までの戦闘シーンでは思い切り、速度を上げた、刹那の動きに注目したのに対して、今回は、半年間もただ山小屋で生活するだけのなんとものんびりした時間の使い方をするのだから。

いやー、ホント、時間の緩急の使い分けが上手い。

改めて、この作品のテーマが、生き物にとって、時間とはなにか?という問いかけがであることを思い知らされる。

クラフトもそうだけど、長命族のエルフであっても、体温が下がり切ってしまえば死ぬし、腹が減っても死ぬ。

加齢のメカニズムがヒトと違うだけで、とはいえ、サイクルが違うだけ。

ゾウの時間、ネズミの時間、ってやつだね。

まぁ、フェルンとシュタルクにとっては、人生100年としても、半年だと5%も使ってしまったことになるから、そりゃ、いつの間にか大きくなってしまうはずだよね。

これは逆に、ヒトとエルフの間の成長速度の違い・・・なのかな。

ともあれ、いい回だった。

あと、クラフトというエルフが現れたことで、普段は、こんなこと言っても仕方ないよね、という感じで口をつぐんでいたフリーレンでも、一応は告白したいことがあったこともわかる。

もっとも、それは同じモンクのハイターにすでに伝えた後だったわけだけど。

でも、そうなると「モンク」という存在が、神を信奉することで、現世にありながら必ずしも生命の寿命に囚われることなく世界を見ていることもわかって面白い。

寿命という時間制限を超えた時間をモンクたちは生きている。

それが「信仰」ということのようだけど。

・・・てな具合で、いや、金曜の夜に観るには、なんか、いろいろといい意味で脱力させてくれていいね。

もちろん、アクション回も面白いんだけどね。

でも、こんな感じに時間のあり方の使い分けがあるからこそ、物語に奥行きが生まれるのだろうな。

うん、これはやっぱり、一級品のファンタジーだよ、素晴らしい。

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呪術廻戦 懐玉・玉折/渋谷事変 第41話 『霹靂-弐-』 感想: 宿儺VS 魔虚羅戦だけで終わったw

2023-11-17 17:20:25 | 呪術廻戦
前回もそうだったけど、ひたすら宿儺の戦う姿の凄さを描きまくっている。

そして、今回はそのピークのVS魔虚羅戦。

しかし、こう見ると、確かに宿儺は呪術師らしく、試合巧者、って気がする。

それに比べれば、五条先生は、なまじ無下限呪術がある分、大砲主義だったんだなぁ、って思った。

にしても、まさか、ここで戦った魔虚羅が、宿儺VS五条戦の要になるとは、このときは思ってなかった。

でも、きっと宿儺は、ゆくゆくは伏黒の体を奪うことも含めて、このときから策を練っていたんだろうな。

そういう意味では、今回、伏黒の回想で、五条先生が、自分と同じ六眼と無下限術式の使い手が、魔虚羅の登場で敗れた、ってことを話していたこと自体、将来を暗示していたってことだよなぁ、と思ったり。


そういう意味では、伏黒に魔虚羅を召喚させた重面春太こそが、宿儺が五条に勝利する上でのMVPだったんだな。

まぁ、本人は宿儺に殺されちゃったけどw

しかし、このあと、宿儺のしでかした惨状を目の当たりにした虎杖が、今度はナナミンと釘崎の死に直面するんだから、作者の性格の悪さも大概だよな。

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ひきこまり吸血姫の悶々 第6話 『曲者ぞろいの円卓会議』(まで) 感想

2023-11-17 17:07:14 | Weblog
なんか一部で話題になっていたようなので、今更ながら見てみた。

確かに意外と面白い。

自分の真の力(「孤紅の恤」)に気づいていないコマリに対する噂が、よくよく考えると、実は真実をついていて、それなりにお話の辻褄が合ってしまう、というところは、ちょっと『陰実』っぽいと思ったかな。

ただ、それなりに悲惨な境遇(いじめとか家族の拉致とか)があって、『陰実』ほど笑い続けることができないのは玉に瑕。

あと、4話までは作画も良くて、これはいいんじゃない、と思っていたのだけど、5話以降、急速に劣化したため、その分の底上げがないとちょっとイタイ。

あと、物語のテンポもなんか悪くなったので、これ、絵コンテを切ってる人が代わっちゃったのかな。

裏返すと、作画の良さとそれを印象に残せるだけの構成があったからこそ、4話までは面白かった。

でも、どうやら原作1巻までの第4話で、コマリの烈核解放についてネタバレがされたところからは、無理やり物語をひねり出してるみたいで、正直、失速感は否めないかな。

初速が良かっただけに、ちょっとこれ、どうしよう、って感じだなぁ。

ていうか、5話でコマリTシャツとかでてきたあたりから、これ、全然異世界じゃないじゃん、って思わされたあたりから、なんかどうでもよくなってきた。

面白そうな気もするのだけど、ギャグとシリアスのどちらに振りたいのか、で、その結果、どこに話を持っていきたいのか、見えないのがなんだな。

そういう意味では、5話、6話でテンポが一気に落ちてるのがねー。

しかし、そう思うと『陰実』は良く出来てるんだなぁと思ってきた。

あちらは、ギャグとシリアスの差配が絶妙。

いい塩梅にご都合主義なのも。

テラコマリにもちょっと期待したいのだがどうなるかな。。。

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陰の実力者になりたくて! 2nd season 第7話 『大切なもの』 感想: ここまで勘違いが続くともう芸術的だねw

2023-11-16 00:41:20 | シャドウガーデン
アハハ、いやー、シドの言動のすべてを都合よく解釈してくれるアルファ以下七陰の皆さんは、ホント、名優だなぁw

シャドウじゃなくてもそう思ってしまうよ。

アルファなんて勝手に曇って勝手に回復してるんだものw

その裏で、ユキメはユキメで、2度も自分を救ってくれたシャドウ様に堕ちてるしw

その状態で、アルファから協力関係を求められたら拒むことなんてできないw

しかし、そう思うと、デルタだけが、素のシドを知っているってことだよなぁ。

でもその上でデルタはデルタの感覚で、シドが大好きなんだから、ホント犬っころの論理w


細部はだいぶ、原作から改変されているけれど、その改変の分、起承転結が明瞭で、かつギャグとシリアスを使い分けているから、良改変の部類だよね。

ていうか、アルファ達がめちゃくちゃ深刻な芝居をしているのに、それを見ながら、いやー、それ都合よく解釈しすぎ、ぷぷぷw、って見る側が思ってしまうという、おかしさw

あ、でも、あのアルファとラムダの落ち込み振りを見たときのニューの本音はどうだったのだろう?

なんか、ニューは全部、わりと冷静にすべて見透かしてしまっているようにも思えるのだけどw

そこは、シャドウに対する幼少期からの思い入れの有無だよね。

その意味では確かに、シャドウ自身に悪魔憑きを直してもらったかどうかは大きい。

盲信や崇拝はそこから生まれてるから。

とまれ、偽札騒動もこれにて完!

次回から、いよいよオリアナ編ね。

ローズ先輩改め666番の独壇場w

あ、でも、イプシロンも頑張るはずだけどねw

2期も思っていた以上に面白くてちょっと困っている。

しかしそう思うとデルタの存在は意外と大きいんだなw

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進撃の巨人 The Final Season 完結編 感想: 「自由の奴隷」の明言が意味すること!

2023-11-15 17:58:55 | 進撃
ようやく終わったわけだけど。

正直、完全に熱が冷めてしまったところでの、完結編だったので、最初はだいぶ戸惑った。

でも、それでも途中まで見ていくと、最後まで勢いで見れてしまったのだから、やっぱり『進撃』はよくできた作品だったんだな、って思った。

あと、今回の映像化で、終盤のエレンとアルミンのやり取りがだいぶ増量されたわけだけど、その中で新規にエレンの口から出た

「自由の奴隷」

という表現は、原作が終わってから今日までの世相の変化まで踏まえたものだったのだろうなと思った。

端的にいえば、現実の世界で、ウクライナとイスラエルのように、複数の戦争が起こるようになってしまったから。

『進撃』が始まった頃は、まだファンタジーの世界での争いとして解釈できていたことが、この数年でリアルになってしまったから。

そうなると、エレンのいう「自由の奴隷」という言葉は重い。

自由だけを求めても世界は破綻する、ということだし、

だからこそ、最初に「自由」という概念の存在をエレンに教えてしまったアルミンがエレンの罪の源であると自覚するのも理解できる。

要するに、自由という価値観に基づくイデオロギー戦争という解釈。

そういう意味では『進撃の巨人』という作品は、2010年代の世相の変化に翻弄された作品だったんだなと思う。

当初こそ、世界を先取りしていたけれど、途中で現実の世界に追い抜かれてしまった。

つまり、「時代」に翻弄されたわけだけど、終盤ではさらにこれに同時代の「世界」の重みも加わった。

始まったときは日本人向けのマンガだったのが、いつの間にか、ワールドコンテントになってしまい、日本人ファーストの構成だけではすまなくなった。

その結果が、今回の「自由の奴隷」という言葉の追加だったと思うのだよね。

ネトウヨ的自由の暴走に対する牽制。

ただ、ウクライナならまだしも、イスラエルとハマスの戦争まで起こると、もはやただのマンガと言い続けるわけには行かないよね。

マーレとパラディ島の争いを考えれば。

それにエレンによるホロコーストを考えれば。


とまれ、かようにこの『進撃の巨人』という作品は、時代と寝ただけでなく、世界とも寝てしまった、類まれな日本のマンガとして記憶されていくのだろうな。

その意味でも、唯一無二の作品になってしまった。

ちょっと驚いている。

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グリッドマン ユニバース 感想: 盛大に開かれたグリッドマンとダイナゼノンの合同同窓会!

2023-11-15 17:42:24 | Weblog
アマプラで配信が始まったので早速見てみた。

完全にグリッドマンとダイナゼノンの合同同窓会のような話w

ダイナゼノンの最終回の最後で見られた、ガウマが一体化したと思われるダイナレックスをアンチと2代目が眺めていたことから想像できた通り、2つの物語の橋渡し役は、ガウマとアンチたちだった。

ガウマ改めレックスが、グリッドマンの従者?である新世紀中学生の新入りとして登場したことで2つの世界が繋がった、という感じ。

とはいえ、ガウマが登場して以後、ほどなくさしたる事件もなく、いつの間にか、蓬や夢芽がグリッドマンの世界に現れてしまったのは、ちょっと拍子抜け。

いくらあとで、それが「グリッドマンユニバース」によって多次元宇宙の収束が起こったからと言われてもね。

で、そのあたりも含めて、最後は、いつものトリガー流の「こまけぇことはいいんだよ!」という勢いだけのバトルの押し切られた感じ。

その分、不完全燃焼が残るのもトリガー作品の定石通りw

もちろん、合同同窓会というボーナストラックだからそれでいいんだけどさ。

にしても、グリッドマンの最後に映った実写のアカネがひきつづき出てくるとは思わなかったし、河原でゴミ拾いしているアカネの姿が、なんか囚人が無理やりやらされている社会奉仕みたいで後味が悪かったw

だからまぁ、面白いことは面白かったけど、でもなんか腑に落ちないところも多かった映画だった。

簡単に言えば、原作との関係上、グリッドマンではやれなくて、だから代わりにダイナゼノンでやってしまったことを、ひるがえってグリッドマンでやり直した、という感じ。

要するに、ダイナゼノンの最後で蓬と夢芽が付き合ったのと同じように、裕太と六花が付き合うことになった、という物語。

正直、これはわざわざやる必要があったのか?とは思ったけど。

というのも、グリッドマンって終盤は、裕太と六花というよりも、六花とアカネの関わりを描いた話だったと思うので。

そのときできなかった裕太と六花の恋バナを、一応、ボーイ・ミーツ・ガール的に描いたのが、ダイナゼノンの蓬と夢芽だったと思っていたので、六花と裕太の恋の行方は正直、どうでも良かったんだよね。

実際、ダイナゼノンの方が多分100倍気に入ってる視聴者の一人としていうと、裕太と六花のカップリングは今更感が激しくて、お話としては蛇足にしか見えなかった。

しかも、裕太本人は、グリッドマンの物語の記憶もなかったわけだし。

もちろん、それはそれで裕太本人が、物語の蚊帳の外に置かれていたのだから、可哀想は可哀想なのだけど。

でも、だからといって、そのグリッドマンの話を作中で適切に裕太にも追体験できるよう、演劇として上演する、というのは、さすがに迂遠じゃないかな、と思った。

わざわざ書く必要があったか?というくらい。

もっとダイナゼノン側の続編が見たかったんだけどね。


あー、その点ではむしろ積極的に不満だったのは、ダイナゼノンでは最終的に否定したはずだった「フィクションへの耽溺」を再び肯定するような物語になってしまったこと。

それと、それに合わせて、蓬の怪獣使いをもう一度させたこと。

え、それじゃあ、ダイナゼノンの最終回で、蓬がシズムの怪獣使いへの誘いを断って、(フィクションではなく)現実世界の「不自由」を選択した、という決着をうやむやにしちゃうじゃん! ってちょっと憤慨した。

せっかくグリッドマンの世界とは違って、ダイナゼノンの世界では「リアル」のやり直しのできなさを強調した物語にして、フィクションの世界で好きなだけ「自由」に妄想で遊ぼうぜ、と息巻いていたラスボス・シズムを否定したのに。

いくら今回の話は、事実上のバーチャルワールドのグリッドマンの世界だからといって、蓬たちまでその融通無礙な世界に取り込ませたのは、いや、それは無いでしょ、って思った。

まぁ、だから、ダイナゼノン組で活躍したのは蓬くらいだったわけだけど。

夢芽なんて、ホントに、ただの蓬の「カノジョ」くらいの役割しかなかったからね。

でも、夢芽って、もともとアンチ・アカネのキャラとして造形されていた気がして、その分、リアルに拘り、蓬にリアルを選択させた張本人だったのだから、この『グリッドマンユニバース』で夢芽に活躍させたら、この世界そのものを否定する側に回るはずなので、そうしたら物語として破綻しちゃうよね。

なので、ほとんど本作で夢芽は出オチで終わってた。

その夢芽の代わりに、リアルの過酷さを体現したのは、「姫」と偶然再会できたガウマだよね。

もっとも当の姫から、いつまでも引きずってんじゃねぇよ、というメッセージを送られ、この先再会はもうないという厳しさが伝えられていたわけど。


・・・というわけで、なんか不完全燃焼。

まぁ、同窓会祭りだからいいんだけどさ。

でも、グリッドマンで遠慮してできなかった、現代的な世知辛さというひねりはダイナゼノンで十全に表現されていたはずなのに、今回の映画では、また前者の世界に戻ってしまったのは、やっぱり残念。

だから、ダイナゼノン側に寄せた合同同窓会をもう一度、作って欲しいなぁとは思うだけど。

でも、グリッドマンの世界は、結局、昭和のノスタルジックな世界の再現だから、そもそも現代的にはバーチャルなんだよね。

だから、現代的な人間関係や社会関係の上で作られたダイナゼノンとはどうにもソリが合わない。

それが今回痛感したことだったので、やっぱり続編は無理だろうなぁ。

そもそもトリガーという制作集団の志向が昭和を向いているから、ダイナゼノンのほうがイレギュラーだしね。

まぁ、だから、不完全燃焼もやむなきか。


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よふかしのうた 第192夜 『めちゃくちゃすぎる』 感想: え? あと8話で終わっちゃうの?

2023-11-15 15:41:04 | よふかし
いやもうビックリだよ。

あと8話で終わっちゃうなんて。

そのくせ、今回なんて、ずっとコウとハルカがバトってるだけなんだぜ?

なんか、バトルシーンにあと2回くらい使いそうだしw

そうすると、実質物語をたたむのに6話ちょっとしかない。

しかも、この流れだと、一気にナズナとの関係をどうするのかというところまでノンストップで行きそうだし。

そうなると、前に書いたように、探偵さんとか他の吸血鬼の皆々様が、物語に関わってくる、というのも難しそうだよね。

ていうか、もっと気になるのは、この残り話数では、ナズナの母のハルの秘密とかにまで辿り着けそうにないのだけど。。。

なんていうか、終わらせることが目的で、駆け足で決着をつける・・・なんてことだけは避けてほしいけどなぁ。

いっそのこと、コウが自力で、半吸血鬼から真吸血鬼に転じてしまえば、全部丸く収まるんじゃない?って思うけど。

そしたら、実質的に201話目から、スピンオフないし続編としての吸血鬼コウの物語を始めればそれでいいじゃんという気もするのだが。

その一方で、同じくいっそのこと、ナズナが吸血鬼をやめて人間になってコウと一緒に学校に通う・・・という展開でもいいのだけどw

とにかく、残り8話、ずっと、この夜のままで終わりそうだよなぁ。。。

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トニカクカワイイ 第252話 『不死と不死』 感想: ちょっと今回はせつなすぎるね。

2023-11-15 15:30:19 | トニカクカワイイ
そうか、この真魚編の司は、不死になってからまだ200年くらいのところなんだ。

司からしても、不死がもたらす孤独や、死が誰かに与える無念を、何度か実際に繰り返して経験することで、本当に絶望していた頃なんだろうな。

つまり、司からしても、不死の突きつける残酷さに実は心が折れそうになっていたとき。

だとすると、この先、真魚は、その「不死」との向き合い方について、逆に、司に対して何らかの真理を告げる人になるのだろうな。

いいかえると、真魚の言葉があったからこそ、司はその後も800年間、不死を続けることができた。

そうして、ようやくバランスの取れた達観を手にすることができた、ってことじゃないかな。

だって、真魚って弘法大師になるはずだし。

いくら不老不死といっても、司の心が折れてしまったら、ただの死ねない廃人でしかないからね。

そのあたりの、心のケアの呪いwを真魚が司にかけてくれたのだろうな。

その一方で、この真魚との付き合い方の経験が、現代のひまりとの向き合い方にどんな影響を与えるのか、というのも気になるのだけどw

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