BLACK SWAN

白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

陰の実力者になりたくて! 2nd season 第9話 『鍵』 感想: ここまで勘違いが都合よくつながるのはもはや芸術の域w

2023-11-30 10:11:45 | シャドウガーデン
シャドウの勘違いのし方/され方がもはやストップ高wだなw

しかも、今回、なまじ、シドが「陰の実力者とは?」と原点回帰の問いを発していただけに、無駄にシドのモチベーションまで上がっているのがバカバカしい。

ていうか、ホントにバカバカしいよね。

わりと他にない、稀有な面白さになってきている気がするw

ただ、途中で、ガンマも言っていた通り、ローズ先輩の悪魔憑きを払ってシャドウガーデン入りさせたのは他でもないシャドウだから、今回の話の盤面をつくったのは確かにシャドウ自身なんだよなぁw

そうガンマとかニューに思わせたところで、実際、シャドウが自発的にw動いてしまっているから、たちが悪いw

しかし、そういう意味では、前回の『龍の涙』回が微妙に、シャドウの深謀遠慮wを七陰たちに再認させてしまっているのも、もっともらしさに拍車をかけている。

シャドウも、七陰も、今回でいえばローズ先輩や559も、みんな自分の都合だけでうごいているだけなのに、その本来バラバラな歯車がみんなピッタリとあってしまうのだからw

人の間のコミュニケーションなんて、誤解の上で適当に回っていることがよくわかるw

それにしても、559番、やっぱりヤバいなw

でもこのあたりから、シャドウガーデンの末端は末端で、七陰の思惑を離れてヤバいことになってることが明らかにされて来るんだよなぁ。

その結果が、ゼータの造反だし。

でも、これもまた前回振り返らされたけど、そもそもディアボロス教団を倒すことを目的にシャドウガーデンが設立されたのも、シャドウに恩義と愛情を感じたアルファが勝手に始めただけのことだから、それがシャドウガーデン全体の真意なのか、といえば全然そんなことはない。

なにしろ、七陰の間でも温度差の違いがあるわけだから。

ゼータのように、アルファの対抗馬となる存在もでてくることになる。

このあたり、シャドウガーデン自身が、まさにひとつの教団として、派閥分裂を起こしていくこと自体、実はディアボロス教団の顛末を繰り返すことになるのかな?

なんか、そういう思わせぶりなところも、この作品のずるいところ。

だって、そう思わせた直後に「なーんちゃって!!」と、手のひらを返されてしまうのだからw

しかし、このままだと、これ、きっとシーズン3もやるよね。

実際、アニメはアニメで、原作やマンガやウェブをいい感じにブレンドした別作品になってきたから、それなりに先も読めなくなってきた感じがするので!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【推しの子】 第133話 『芝居』 感想: さりな=ルビーにアイをホントに演じることはできるのか?

2023-11-30 09:35:25 | 推しの子
うーん、まためんどくさいルートに入ったなぁ。

中身は「さりな」の感性のままのルビーが、実の母で、永遠の憧憬対象だったアイの「本質」にどうやって迫るか、そのための地獄の蓋が開けられてしまった。

これは、結局のところ、ルビーがアイが感じた孤独や失望をマジで追体験させられるような話が続くのだろうなぁ。

元が「いい子」なだけに、マジで闇落ちしそうで怖いけど。

ただそこまでも惨事の到来も含めて、アクアの中身が吾郎だったことも明かしたんだろうな。

で、そのアクアの方は、アイの足跡を追ううちに、アイがいかなる人間であったか、そのイメージはだいぶ修正されていったのだろうな。

まぁ、傍らにどうやらあかねもついてきたようだから、あかねの洞察力も含めて、具体的なイメージが作られていった。

そのあたりは、吾郎が生前、大人の医者で、それなりの知力と経験をもっていたからこそ可能だったのだろうけど。

ただ、同じことは、10代半ばに病死した可哀想な子でしかなったさりな=ルビーにはきついし、実際、それに気づいたら自分自身では制御できなくなるのだろうね。

でも、女優を演るかぎりは、そこは妥協できない。

その意を汲んで、あえて、かなが憎まれ役を演じることになってしまう。

といっても、ルビーに対する嫉妬は本物だったから、ややこしいのだけど。

しかし、この先、どう考えたって、アクアとあかねも、このかなが落とした爆弾につきあうことになるのだろうし。

そうなると、ここでは、フリルがアイを導く役になるのかな?

だって他の人たちは、すでにルビーとの関係が濃すぎるから。

「演じる」ことを完全にわりきってやっているフリルくらいしか、この「演じる」ことが「公然と嘘をつく」ことで、トップアイドルとは、ずっと嘘を付き続けることのできる人、ということを伝えられない気がする。

ただなぁ、ルビーみたいなマジメでいい子に対する、精神崩壊から再生の過程って、結構重たいからなぁ。

曇らせるだけでないなにかいい話題が並行して振り込まれることに期待したいところ。

にしても、かな、いい子だよな、ホントに。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする