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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

葬送のフリーレン 第28話 『また会った時に恥ずかしいからね』 感想: フリーレンもゼーリエも人間が大好きな女神様みたいだなw

2024-03-23 01:52:08 | フリーレン
あー、終わっちゃったなぁ、って思うのと、

よーし、これで原作、読めるぞ!っての両方が終わっての感想w

しかし、ホント、良かったなぁ。

最初は、2クール目になって一級魔法使い編になってから、え、何このバトル漫画化!って感じて、なんか違う・・・、って思ってたのだが、ゼーリエがちゃんと出てきたあたりから、なるほどね、これはエルフと人間の関係を描くための物語装置だったのね、ってわかってからは、ものすごく納得した。

そういう意味では、アニメは戦闘シーンが無駄に良かった分、ちょっと見どころが図てたような感じを与えてしまった、ってことだったのだろうな。

どうやら、原作のアクションシーンは相当ショボいらしいから。

でも、複製体のフリーレンを本物のフリーレンとフェルンが退治する場面とか、アレはびっくりするくらいよく動いていたからね。

そりゃあ、ちょっと誤解を与えてもしかたなかった。

もちろん、戦闘シーンの描写は圧巻だったので大満足。

でも、その上で、そうしたやり取りの全てが、弟子フランメの遺言を呪いのように引き受けたゼーリエを描くためのものだったってのがニクイ。

そのうえで、そうしたゼーリエを持ち出したのが、フリーレンの個性を際立たせるためのものだったのだからズルい。

前回、ゼーリエがでゼンゼのことを詰ったことで、なんかゼーリエ、うぜぇ、って思わせておきながら、今回、実は、弟子の人間がどれも自分が納得できる出来ではないけど、でも大好きだった、とか言ってるんだから、何だゼーリエ、このツンデレ、とか思うよねw

だから、そんなゼーリエの本質に気づいて、ゼーリエもフリーレンも、自分の描く未来のために配置したフランメがやっぱりものすごい策士wだったってことだよなぁ。。。

ゼーリエには、魔法のすべてを知る智者として位置付け、その知恵の保存と人間への付与の人を与える一方、

フリーレンには、あくまでもVS魔族戦のための魔法の隠密化だけを鍛えて、あとは、自分同様、自由に魔法を使うことを教えたのだから。

師匠のゼーリエには知恵の伽藍の維持を、弟子のフリーレンには、とにかく魔法との自由なふれあいを委ねたのだから。

ホント、素晴らしい。

そのうえで、フリーレンがどれだけヒンメルという人間から学んだのか、ここに来て差し込んでくるんだからズルい。

しかも、デンケンはフリーレンに憧れて魔法使いになり、ヴィアベルはヒンメルの冒険譚をきっかけに魔法戦士?になったというのだから、ヒンメルの死から始まったフリーレンの旅の中締めとして、こんなに嬉しい話はないよね。

そういう意味で、寿命の異なるエルフと人間の間の関係性がとても丁寧に描かれていて素晴らしかった!

2期、是非、よろしく!

これは、感覚的に『進撃』のように時間をかけてでも最後までアニメ化すべき作品だと思う。

ゼーリエの登場でフリーレンの位置付けがよくわかったので。

でもまぁ、多分、ここから続きの原作に手を出すんだろうなぁ、きっとw
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