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白鳥のブログ - 日々の世界を徒然と

蒼穹のファフナー EXODUS 第21話 『目覚めの時』 感想

2015-11-21 11:08:15 | ファフナー
やっぱり、最後は操が登場。
で、EDも四人に。

・・・とここまでは、予想通りだったのだけど、
「目覚め」たのが、操だけでなく、どうやらジョナサンもそうだった、という感じ。
あれ、ジョナサンがパペット(人形)ってことでいいのかな?

ここのところ、島のSDP絡みの苦境や甲洋の再登場で、すっかり忘れていたけど、例の謎スパイ問題も含めて、ジョナサンがグレーだったことは確かで。

ザルヴァートル・モデル乗りたいな、とか、真矢の弟です、とか、何かフェストゥム襲来の夢を見ました、とか、一回同化されかけたけど自力で戻ってきた、とか、なんかそれっぽい描写は多かったので、やっぱそうなのかもしれないけれど。

しかし、そうなると、彼がザルヴァートル・モデルにパペットとして乗るのだけど、同時に、フェストゥムとも同化されて・・・、という感じになってしまうのかね。

もともと、出生の時期から、彼がデザインチャイルドか何かという疑いはあったわけだけど。

けど、そうなってくると、むしろ気になるのは、ジョナサンよりも真矢の方だよな。

今回、一騎、総士、暉、の三人がともに同化の危機に瀕しているのに、真矢は未だにピンピンしている。一騎なんて右腕を同化で持って行かれちゃったのに(しかし、同化して出血、という展開は今までなかったような)。

となると、むしろ、真矢の家系、というか、ミツヒロが何らかの形でフェストゥム耐性の因子を埋め込んでいたんじゃないかと思えてくる。もともと、ミツヒロは、ニヒトのパイロットとして真矢を想定していたわけだし。

ということで、ジョナサンの正体が明らかになった結果は、真矢にも降りかかってきそうで、嫌な感じがする。今回、一騎にせよ、真矢にせよ、誕生日の話が出てきて、彼らの出生のことを思い出させる場面があったことも、その伏線なのかも。というか、彼らの誰一人、自然分娩での出産ではないんだよな。。。

で、その一騎の右腕だけど、これ、どうなるのだろう。
確かにEDを見ると、微妙に右手がないようにも見える。
てか、そのために、あのコートだったのかよ!と思えるほどで、ホント、ファフナーの制作スタッフって、いろんなところに、仕込んでくるなー、と思ったよ。

もちろん、治る方向もありそう。
そもそもあのままだと失血死しそうだしね。即座に手当しないと。

で、治る方向は、操が直してくれる、剣司が直してくれる。シュリーナガルミールが直してくれる、・・・、といろいろとパタンはあると思うのだけど、ただ、いずれにしても身体の一部が総士のようにフェストゥム化することは免れないと思うので、その世界に、一騎が足を踏み入れるかどうかだよね。

となると、治せるけど、一騎の意志で治さない、という方向もあるのかもしれない。
自分の生命のあり方としてね。

その一方で、一騎がフェストゥムとの共存を身体レベルで受け入れる、という選択にもなるのかもしれない。

もしくは、なし崩し的に、一騎もフェストゥム側に足を踏み入れるための出来事として、右腕喪失、という惨事が生じたのかもしれない。

今までの物語の流れからすると、フェストゥムと人類の、融合ではないが共存を図り、共鳴による共進化を受け入れる、というのが、島のSDP周りの話で示唆されてきた、この物語のテーマであるようだから、そのテーマをはっきりと言葉にして語らせるために、一騎のこの災難があった、ということなのかもしれない。

だって、でないと、逆に、あのいかにも右腕がなく右袖がぶらんぶらんしている、とも解釈できるようなコートとか仕込まないのではないかとも思えるし。

まぁ、裏の裏をかく、ということだけどw

でも、この辺りは気になる。

そもそもザルヴァートル・モデルと、エインヘリアル・モデルとで、すでに設計コンセプトの異なる機体が、竜宮島には並び立っているわけで。

しかも今後は、人類軍もザルヴァートル・モデルを投入、ということだから、フェストゥムの殲滅を前提に作られたザルヴァートル・モデルであるザインとニヒト、そして、そのパイロットである一騎と総士が、今の島の「共鳴」を目指したあり方に共鳴するためにも、ザルヴァートル・モデルを否定、ないし乗り越える必要性に迫られるはずだから。

その点で、他の期待よりもパイロットの身体を同化させようとするザルヴァートル・モデルの仕様も、エインヘリアル・モデル的に変えないといけないはずで。

でも、竜宮島のエンジニアの手を持ってしても、ザインとニヒトへの改修は困難だったことを考えると、ザインとニヒトについては、もしもエインヘリアル型に変貌するとしたら、機体自ら、というよりも人機一体の存在として自ら変貌し進化するしかないわけだから。

だから、そのための契機を与えるのが今回の一騎の右腕喪失なのかな、と。

つまり、ザインと一騎、ニヒトと総士、の関係を自発的に変える。

もともと、ザインは、コアの自己再生の中から、今の形に変貌した、という経緯があるのだから、再度、そのような事態が生じてもおかしくはないかな、と。

まぁ、そのあたりの鍵を握るのも、操、なのかもしれない。

操をいえば、ボレアリオス、ちゃんと空を飛んでいたし、形状的には、EDの最後で織姫が見せた竜宮島の変化形に似ているから、やっぱり、島とボレアリオスが合体wするんだろうなぁ。

ともあれ、一騎、総士に加えて、甲洋、操、も登場したのだから、「存在と無の地平」に立つことの意味が問われるのだろうな。

しかし、EDの流れで行くと、ドライツェンは操が乗りそうなのだけど、これも仕込みなのか?
カノンが再登場する伏線として解釈しておきたいのだけどなぁ。

しかし、次回が待ち遠しい。
あの引きで終わるのは流石にしんどい。。。
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